伊豆最古の温泉地・修善寺から、深緑と清流に抱かれた天城を経て南伊豆・下田へ。有料道やバイパスが開通したことにより、1時間ほどで行けるようになりました。突き抜ける空と透明度抜群の海景色が迎えてくれる、そんな山と海の自然に癒やされる旅へ。
\START/ 1日目:修善寺~南伊豆
東名高速道路沼津ICから出発
① 修善寺温泉街
清々しい空気のなか和の風情にひたる
1200年前に弘法大師が発見したと伝えられる修善寺温泉。街の中心を流れる桂川沿いに老舗旅館が並び、路地裏には個性的な店が点在しています。せせらぎや豊かな緑を楽しみながら散策してみましょう。
源氏にゆかりのある修禅寺でお参りを。この季節は新緑が見事です
ぜひ立ち寄りたい竹林の小径。石畳と竹垣が情緒たっぷり
ポイントはココ!
桂川に架かる橋は恋のご利益があると言われています。
修善寺温泉街
- 住所
- 静岡県伊豆市修善寺
- 交通
- 伊豆箱根鉄道修善寺駅から東海バス・伊豆箱根バス修善寺温泉行きで8分、終点下車
② あまご茶屋 修善寺温泉店
天城の水で育ったあまごは脂とろける舌ざわり
サケ科の川魚で「清流の女王」とも呼ばれるあまごは、クセがなく上品な味わい。養魚場兼わさび農家が経営する店だからこそできる、鮮度や質のよい素材を使った料理を提供しています。写真の「紅 姫あまごの漬け丼」は、秘伝のタレに漬けたあまごを丼にした人気メニュー。
女性一人でも入りやすい雰囲気
③ 浄蓮の滝
伊豆最大級の名瀑に
気持ちが洗われる
「日本の滝100選」にも選ばれ、高さ25m、幅7mほどある伊豆最大級の滝。 滝のそばにはわさび田やニジマスの釣り場が、滝の入口には観光センター、みやげ物店などがあります。
ポイントはココ!
演歌「天城越え」の歌詞に登場する滝がこの浄蓮の滝なんですよ!
1泊するなら 休暇村 南伊豆へ
2日目:南伊豆・下田
休暇村 南伊豆から出発
④ 龍宮窟
青空の天窓から光が注ぐ
自然の造形美にため息
散策路の階段を下りると小さな砂浜が現れ、天井には50mもの大穴が。海底火山が隆起した地層が波の浸食で洞窟となり、さらに天井が崩れてできた自然地形。神秘の光景に見入ってしまいます。
天窓周辺の散策路からはハート地形が見えます♪
ポイントはココ!
壁面に残る海底火山の地層。これがまた美しいんです。じっくり見てくださいね!
⑤ 磯料理 辻
穫れたて魚介の宝庫で
海鮮グルメを満喫
下田といえば新鮮な海の幸。なかでも漁獲量が全国屈指の金目鯛はぜひ食べておきたい魚です。近海もの「地キンメ」は脂のりも抜群。定番煮付けのほか、刺身やあぶりは産地ならではの楽しみ。写真は磯料理 辻の自慢の一品「金目鯛のつや煮」。ぜひご賞味あれ!
風情ある海沿いの道を進んでいくと辿り着く。個室もあります
⑥ ペリーロード
幕末の息吹が残る通りでノスタルジック散歩
江戸末期、いわゆる下田条約締結に際して来日したペリー提督が下田港から了仙寺までを歩いた約400mの道です。古民家を利用したカフェや、幕末や大正の建物が並び、のんびりと散歩を楽しめます。
5月の了仙寺ではアメリカジャスミンが見ごろ。あたりには甘い香りが漂います
週末と祝日だけオープンするカフェ「草画房」。建築は大正3(1914)年
ポイントはココ!
平滑川に沿って柳の並木や石畳が続いています。素敵な記念写真が撮れそう!
⑦ 黒船サスケハナ(下田港内めぐり)
黒船カラーの遊覧船で下田港をクルージング
港内にある歴史スポットをめぐる約20分のク ルーズ。吉田松陰が密航をくわだてた際に隠れていた弁天島やペリー艦隊投錨の地、下田の街並みの眺めを船上から楽しみましょう。
海上の旅で江戸幕府に思いをはせて
GOAL!
西湘バイパス石橋IC
西湘バイパス石橋ICから帰路へ。帰り道中も気を付けて。
懐かしさを感じる松崎を起点に、西伊豆エリアの表情豊かなリアス式海岸を北上ドライブ。自然の造形美に驚き、夕陽に癒やされ、富士山の雄大さに感動すること間違いなし! それでは、心にしみる景色に出会える旅へ。
最寄りICが東名高速なので東京からも日帰り圏内の三島・沼津エリア。まずは富士山を望む大吊橋で絶景を満喫し、水の恵みあふれる三島市街へ。爽やかな散策のあとは、沼津港周辺で深海の魅力にふれてみましょう。締めは天然温泉で、身も心もリフレッシュ!
思わず写真に収めたくなる自然風景。さらに、個性的なミュージアムに話題のグルメと旅の魅力が凝縮。まさにお出かけ日和の5月にぴったりなスポットです。東京から電車で1時間~1時間半とアクセスに便利で、1泊でも日帰りでも行ける点も魅力。
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