キラリと光る「地域の推し」をまっぷるが勝手に全力応援!そんな地域の推しを旅することで、みなさんも「地域応援」に参加してみませんか?
2月号では、かつて宿場町として栄えたせんべいの街・草加市を勝手に応援!
~埼玉県草加市~
わたしがおすすめします!
宿場町として栄えた草加市は、せんべい屋さんが多数あります。各店で味や硬さなどが異なるので食べ比べも楽しめます!
埼玉県東南部に位置し、東京都足立区と隣接する草加市。江戸時代には日光街道の宿場町として栄え、松尾芭蕉も『おくのほそ道』の旅でこの地を訪れました。 市の中心を流れる綾瀬川沿いには松並木が続き、宿場町の風情を今に伝えています。
現在、草加といえばやはり“せんべい”。市内には多数のせんべい店があり、手焼き体験ができる店も。食べ比べてお気に入りの一軒を見つけましょう。
【草加市への行き方】
草加市には、都内から東武スカイツリーライン1本でアクセスできます。草加駅から草加松原までは徒歩15分程度。最寄りの草加ICから市街地までも近いので、車での場合もパーキングに停めて散策がてら歩いてめぐるのがおすすめです。
草加せんべいの庭
買って、食べて、焼いて!
おせんべいのテーマパーク
広々とした店内では約100種の商品を販売。春は桜が咲く庭にはカフェを併設し、草加せんべいを使ったスイーツなども楽しめます。予約不要で手軽に手焼き体験ができるのも魅力。
明るい日差しが差し込む店内には多種多様なせんべいが並びます
国指定名勝「おくの
ほそ道の風景地 草加松原」
国の名勝にも指定される
風情あふれる松並木の景観
綾瀬川沿い約1.5kmにわたって松並木の遊歩道が続きます。遊歩道には矢立橋と百代橋という和風太鼓橋が架かり、橋上から松並木を見渡すこともできます。南端の札場河岸公園には松尾芭蕉像も。
草加松原の南端にある札場河岸
公園に立つ松尾芭蕉像
和舟の乗船体験
情緒ある和舟に乗って
川面から松並木を眺める
かつて綾瀬川では、河岸が造られ、舟運によって江戸との物資の輸送が盛んに行われてきました。こうした歴史的背景から、綾瀬川では木造和舟の乗船体験を実施。乗船時間は20~30分程度。和舟の上から草加松原の松並木の景観のほか、春は桜も楽しむことができます。
和舟の乗船体験
- 住所
- 草加市松江1-10 綾瀬川第2ラグーン(乗船場所)
- 時間
- 3~11月、月1回程度運航
おせん公園
草加せんべい発祥の地
石碑の前でパチリ
草加松原南端の札場河岸公園から旧日光街道をはさんだ場所にある公園。せんべいに見立てた自然石による「草加せんべい発祥の地」の石碑が立つ記念撮影スポットです。
伝統産業展示室 ぱりっせ
せんべいだけじゃない!
草加の伝統産業を学ぶ
草加の伝統産業である皮革製品や浴衣、せんべいに関する展示を行っています。アンテナショップ「ぱりっせ」が併設され、皮革製品の小物やバッグ、草加せんべいを購入することも可能。
草加せんべいの詰め合わせセット
などを取り扱っている
丸草一福 本店
こだわりぬいた材料で作る
昔ながらのせんべい
高品質の米を玄米で仕入れ、生地を作る直前に精米するというこだわりよう。本店では、工場で焼いたばかりのアツアツのせんべいを1枚から購入できます(要事前予約)。
米油でからっと揚げた「千成揚げ」(左)、ご当地キャラが描かれた「ぱりぽり君」(右)
いけだ屋 本店
伝統の味を守り続ける
江戸末期創業の老舗
慶応元(1865)年創業。醤油・米・天然地下水にとことんこだわり、伝統の味を守り続けています。種類豊富なせんべい・あられのほか、自宅でせんべいが焼ける「煎餅のもと」も販売。
草加一堅いといわれる「献上煎餅」
蔵カフェ 中屋
歴史を纏った建物でいただく
手づくりのランチとスイーツ
国登録有形文化財にもなっている築150年の染料問屋の蔵を改装したカフェ&レストラン。藍染をイメージした風合いの壁や、重厚な梁や柱に囲まれ、静かなひと時が過ごせます。
日替わりのランチのほかスイーツも
洋食屋 アターブル
民家をリノベした洋食店で
絶品の洋食ランチを
草加市が行っているリノベーションスクールから生まれた洋食店。店主自ら改装した温かみのある店内で本格的な洋食を味わえます。写真は仕入れによって内容が変わる平日限定アターブルランチ。奥には座敷もあり、子連れでもゆったり過ごせますよ。
アンティークのテーブルやイスが
配された落ち着いた雰囲気
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