人気シリーズ・まっぷるのねこ旅本『にゃっぷる』のvol.4が、1月末に出版されました!にゃっぷる取材陣は昨年、ねこに会いに各地へ出かけていましたよ。絶景ギャラリーでもおなじみの、カメラマン☆Hoshiに撮影秘話を聞いてみました。
ねこと一緒に映し出される、大切な日常
こんにちは!☆Hoshiです。2021年に始まった『にゃっぷる』も4号目。好評でうれしいです!
昨秋、北の大地でのんびり暮らすねこたちに、会いに行ってきました。北海道『にゃっぷる』取材の撮影エリアは、千歳から余市、小樽、札幌、恵庭、新冠。ねこを探して三千里。というのは体感で、実際は500kmくらいでしょうか。
同行は『にゃっぷるYouTube』でおなじみの「ねこ耳隊長」と、ねこ大好き担当編集です。『にゃっぷる』発売記念のねこ特集、のぞいていってくださいね。
にゃっぷる流!
ねこ撮影のコツとは
恵庭の「はらだ商店」の美人さん
は、姉妹でねこ店長
ねこの撮影、いやぁ難しかったです!
ねこ好きな人は、可愛いねこの仕草や表情撮れたら嬉しいですよね。雑誌カメラマン的にはその表情にプラスして、背景や雰囲気が大事になってきます。カフェにいる、お店にいる、街を歩いているなどの情景がほしいのです。
札幌の老舗カフェ「コーヒーハウス・ミルク」の
ちびさんは、窓辺がお気に入り
のんびりねこタイムを過ごせる
「コーヒーハウス・ミルク」
ねこ撮影のコツとしては、とにかく待つこと。カメラを出して、いつでも撮れるようスタンバイしておくこと。そして、ねこの気持ちになること(なれるか~!)。
飼いねこの場合も然りですが、外ねこの場合は、もっと大変です。私はねこ写真家でもないので仲良くなれる時間もないし、遠方から訪ねていくこともありどこに居るかもわかりません。
勇気を出して来てくれました。
うれしいなぁ!
ねこを見つけたら、まずはゆっくり近づく。何匹かに一匹、人懐っこいねこが居ればラッキー!
しばらく遊んで慣れてもらったところでかわいい表情の撮影をスタートしますが、実は飽きられた後がシャッターチャンス!その後はついて行っても警戒されないので、いろんな場所で撮れますよ。でも、家の敷地には勝手に入らないように気をつけてくださいね。
ねこのアポはとれません
タイトル写真に登場してくれたねこは、新冠町 「椿サロン 夕焼け店」に遊びに来るねこ。夕焼けがきれいなこちらのカフェへいつも訪ねてくるのだそうですが…
伺った初日は、待てど暮らせど来てくれませんでしたので、2 日目に再訪しました。いつもねこが遊びにくる時間を確認してお昼前に行きますが、うーん来ない。ランチをいただきながら、ねこ談義すること数時間。アポから一日経って、ついに会えました!
すぐに撮影を始めたいところですが、取材陣、焦る心を落ち着かせます。時間をかけ、ねこの警戒心が取れるのを待つのです。動き出してくれたら、今度は撮影場所のテラスに来てくれるまで待ちますよ。
今回は心強い味方が一緒なので助かりました!
にゃっぷるの担当編集は、またの名を「ねこ使い」。ねこ玄人の編集者で、初見のねこちゃんをすぐ抱っこできるという秘技の持ち主!(抱っこされた方は、少々お怒り気味ではありますが。)ポケットに常備しているおやつで誘導も、お手のものです。
アニメに出てきそうなこの子は
小樽の「松田印判店」のねこ
こちらは「コーヒーハウス・ミルク」
の前田さんち。ご在宅ですね
看板ねこが活躍中!
マスクくんは、元外ねこにしては珍しい長毛のねこ
看板ねこさんにも会いに行きました。マスクくんが住んでいるのは、なんと美術館。館長さんがえさをあげているうちに居つくようになり、今では堂々とした佇まいのミュージアムねこです。
日高の新冠にあるこのディマシオ美術館には、フランス幻想絵画の鬼才、ジェラール・ディマシオ氏の作品が集められています。ちょっとマスクくんに案内してもらいましょうか。
ついておいでよと言ってくれているようです。マスクくんの名づけ親は、
近所の子どもたち。顔が仮面に似ているからだそうですよ
マスクくんの絵もありました
あれ、もう案内終わり?
じゃあ、ここで待っててね
幻想絵画の作品がずらり。アニメーターには有名な場所
みんなのお目当ては、この絵画!圧倒的なスケール感
仲良くなったハッピーちゃん
この取材で一番仲良くなったのは、小樽のヴィナス美容室のハッピーちゃん。ご家族やお客様のにぎやかな声に囲まれて暮らしているハッピーちゃんですが、保護したときはとても小さく弱りきっていた子猫だったそうです。ちょっぴり豊満で元気な体は、懸命な治療とご家族の愛情の賜物なのですね。
ご家族の膝の上でまったり、ご満悦なハッピーちゃん
ねこの絵もたくさん飾られている
アットホームな美容室
北海道のたくましいねこ
にゃっぷる編集陣、北海道ならではの風景にいるねこに会いたいと、農場や牧場、養鶏場へも伺いました。大空の下で自由に暮らしているねこたち。本能のままに狩りやお昼寝をしていましたよ。
にゃっぷる取材では沖縄にも出かけましたが、沖縄に比べて北海道のねこたちは用心深いのが印象的です。厳しい季節が長く続く北の大地ですから、風土の違いなのかもしれませんね。
力のある目です!
ブルーの瞳の美人さん♪
一緒にパトロール!
始まってしまうなでなでタイム
にゃっぷるでは、読者のみなさんが応募してくれたねこの写真もたくさん掲載していますよ。インスタグラムやYouTube もぜひチェックしてみてくださいね。
いろいろあってもなくても、幸せってこういうこと!
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