カメラマン☆の絶景ギャラリー

まっぷるやことりっぷの撮影のため日本をはじめ、海外も駆け回る編集部専属のカメラマン☆Hoshi。

30年近いキャリアを積むカメラマン☆Hoshiの撮影した写真から、毎月のテーマに合わせていろんな絶景をお届けします。
どうぞゆっくりと、お楽しみください。

『真冬の絶景
北海道 道東の白銀世界』

オホーツク海を眺める紋別の流氷岬に、もうすぐ朝日が昇ります。早起きして海辺へ来たのには、理由がありました(北海道紋別町の夜明け)

明けましておめでとうございます!☆Hoshiです。2024年の初回は朝日から始めましょう。

今回は、白銀の世界に包まれた道東の一日。流氷や野生動物もご紹介できたらと思います。数年にわたって通い撮影した、主に2月の風景です。

    
朝6時半
流氷岬に朝日が昇ります
   


早起きしてカメラを構えていた目的は、この四角い太陽。空気の温度差による光の屈折でおこる蜃気楼の一種だそうです。

同じ頃、早朝の羅臼では、オジロワシが朝ごはんを見つけています。豊頃町の海辺には、ジュエリーアイスが朝日に照らされています。その海岸線から20キロほど内陸へ入ったところにあるハルニレの木にも、知床エリアの斜里岳にもだんだんと日が当たり、明るくなっていきます。

晴れたら
アクティビティ日和

日が昇って晴天に恵まれたら、スキーやスノーモービルなどアクティビティを満喫するのが、北海道の休日のお楽しみ。北海道の真ん中あたりにある、士幌線タウシュベツ川橋梁跡は、冬の時季にスノーシューを履いて行くツアーがありますよ。

  

  

日本ではオホーツク海でしか見られない流氷は、2月中旬頃がピーク。ロシアからおよそ1000kmの距離を成長しながら南下し、紋別、網走、羅臼の順に移動していきます。

流氷観光で人気なのが、網走発着の砕氷船「おーろら号」。氷を砕く進み方は、南極観測船「しらせ」と同じだそうです。500トン近い自重を使ってガリガリ砕いて進みます。

冬のウトロでは流氷ウォーキングもできますよ。分厚い専用ウエットスーツを着て、凍っている灯台や滝を見ながらお散歩です。途中、シカに会いました。大自然の命が、厳冬期もちゃんと元気に暮らしていてなんだか安心!

  

  

道東で
バードウォッチング

鶴居村の鶴見台は、冬はタンチョウヅルの餌場。国の特別天然記念物のタンチョウヅルが、羽を広げ優雅に空を飛ぶ姿は迫力です。

屈斜路湖の砂湯は、湖畔の砂を掘ると温泉が湧いてくる珍しいスポットです。温泉のおかげで少し温かな水温となり、ハクチョウも居心地よさそうです。

  

  

  

鳥たちは、空からどんな景色を見ているのでしょう。私は羽がなくて飛べませんので、飛行機から見た風景を。こちらは午後4時前の日高山脈と十勝平野です。

  

  

北海道の日暮れは、午後4時をすぎたらあっという間。各地の流氷を夕暮れが包み、流氷のぶつかる音だけが聞こえます。


日本の大自然。現地に訪れて味わいながら、守っていきたいものですね。今年も楽しいお出かけをどんどん計画していきましょう!

新年もどうぞよろしくお願いいたします。

  

カメラマン☆Hoshi

昭文社の唯一無二の社内カメラマン。国内のみならず海外ロケにも引っ張りだこ。カナダ在住経験があり英語も堪能なことから、コーディネーター的な役目を果たすこともしばしば。そんな頼りになるカメラマン☆Hoshiも50代後半、さすがにそろそろ弟子を育てねばと思うとか思わないとか。

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