奈良・斑鳩 x 見どころ・体験
「奈良・斑鳩×見どころ・体験×春(3,4,5月)」のおすすめスポット
ガイドブック編集部が厳選した「奈良・斑鳩×見どころ・体験×春(3,4,5月)」のおすすめ観光・旅行スポットをご紹介します。巨大な大仏さまと建造物に圧倒される「東大寺」、全国に3000社ある春日神社の総本社「春日大社」、9体の阿弥陀如来像と美しい庭園は必見「浄瑠璃寺」など情報満載。
- スポット:28 件
- 記事:16 件
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東大寺
巨大な大仏さまと建造物に圧倒される
早世した基皇太子の菩提を弔うために、聖武天皇が建てた金鍾山寺が前身。天平19(747)年に東大寺の寺号が用いられはじめた。平安時代や戦国時代に戦乱で被災したが、鎌倉時代と江戸時代、多くの人々からの寄進を受け修復される。天平仏と鎌倉仏の宝庫であり、境内各所のお堂内の仏像はもちろん、東大寺ミュージアムでもじっくり鑑賞を。「古都奈良の文化財」として奈良市内の他8件とともに世界遺産に登録される。
東大寺
- 住所
- 奈良県奈良市雑司町406-1
- 交通
- 近鉄奈良線近鉄奈良駅から奈良交通市内循環外回りバスで5分、大仏殿春日大社前下車、徒歩5分
- 料金
- 大仏殿拝観料=大人(中学生以上)600円、小学生300円/法華堂拝観料=大人600円、小学生300円/千手堂拝観料=大人600円、小学生300円/東大寺ミュージアム入館料=大人600円、小学生300円/大仏殿と東大寺ミュージアムのセット券=大人1000円、小学生400円/ (高齢者は奈良市老春手帳またはななまるカード持参で無料、障がい者手帳持参で本人と同伴者1名大人300円、小学生150円)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 境内自由(大仏殿は7:30~17:30<閉門、時期により異なる>、法華堂・千手堂は8:30~16:00)
春日大社
全国に3000社ある春日神社の総本社
平城京遷都の頃、国の繁栄と国民の幸せを願って、茨城県の鹿島から武甕槌命を御蓋山に迎えたのが始まり。このとき白い鹿に乗って来たことから、奈良公園周辺の鹿が神の使いとされ大切にされているという。のちに称徳天皇の勅命で、藤原氏が社殿を造営し、以降は式年造替制度により、20年ごとに建物や調度品を新調または修繕してきた。そのため檜皮葺き屋根も朱塗りの柱も、美しい。社紋は下がり藤で、境内の砂ずりの藤も有名だ。
春日大社
- 住所
- 奈良県奈良市春日野町160
- 交通
- 近鉄奈良線近鉄奈良駅から奈良交通春日大社本殿行きバスで10分、終点下車すぐ
- 料金
- 本社参拝=無料/本殿特別参拝=500円/
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 本社参拝時間7:00~17:00(季節により変動あり)、本殿特別参拝9:00~16:00
浄瑠璃寺
9体の阿弥陀如来像と美しい庭園は必見
三重塔をはじめ本堂に阿弥陀如来像9体を安置し、別名九体寺ともいう。四天王立像を含め、いずれも国宝。本堂の前に広がる阿字池を中心とした浄土式庭園は特別名勝史跡だ。
浄瑠璃寺
- 住所
- 京都府木津川市加茂町西小札場40
- 交通
- JR関西本線加茂駅から木津川市コミュニティバス加茂山の家行きバスで22分、浄瑠璃寺下車すぐ
- 料金
- 中学生以上500円、小学生以下無料 (障がい者手帳、療育手帳持参で割引あり)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:30(閉門17:00)、12~翌2月は10:00~15:30
海龍王寺
平城宮内道場で輝く名仏を愛でる
平城京の北東の隅にあったため、隅寺とも呼ばれる。遣唐使の航海の安全を願い、光明皇后により天平3(731)年に創建。金色に輝く十一面観音菩薩立像が本尊で、光明皇后がみずから刻んだという十一面観音像をもとに、鎌倉時代に慶派の仏師により造立されたもの。ユキヤナギの名所としても知られる。
海龍王寺
- 住所
- 奈良県奈良市法華寺北町897
- 交通
- 近鉄奈良線近鉄奈良駅から奈良交通西大寺駅行き(法華寺経由)バスで9分、法華寺前下車すぐ
- 料金
- 拝観料=大人500円、中・高校生200円、小学生100円/拝観料(特別公開時)=大人600円、中・高校生300円、小学生100円/ (障がい者手帳持参で無料)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:30(閉門)、特別公開時~17:00(閉門)
信貴生駒スカイライン
四季の眺望が素晴らしい生駒山と信貴山を結ぶ有料道路
生駒山と信貴山を結ぶ全長約20.9kmの有料道路。四季折々の眺望が素晴らしい。「誓いのリング」がある「鐘の鳴る展望台」は、大阪と奈良の夜景を見下ろすビュースポット。
信貴生駒スカイライン
- 住所
- 奈良県生駒市俵口町2116
- 交通
- 阪神高速13号東大阪線水走出口から国道170号、阪奈道路を生駒方面へ車で8km
- 料金
- 全線片道=1340円/全線往復=1940円/
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 6:30~24:00(11~翌2月は~23:00、12月31日は全線終夜営業)
岩船寺
四季折々の花が咲き誇る関西のあじさい寺
天平元(729)年に聖武天皇の勅願で行基が創建した寺。桜や紅葉の季節も美しいが、6月上旬~7月上旬のアジサイは特に有名。朱塗りの重要文化財、三重塔が目を引く。
岩船寺
- 住所
- 京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43
- 交通
- JR関西本線加茂駅から木津川市コミュニティバス加茂山の家行きで15分、岩船寺下車すぐ
- 料金
- 大人400円、中・高校生300円、小学生200円 (30名以上の団体は大人350円、中・高校生200円、小学生100円、障がい者手帳持参で本人と介護者1名300円)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:30~16:45(閉門17:00)、12~翌2月は9:00~15:45(閉門16:00)
不退寺
平安歌人・在原業平ゆかりの寺
平城天皇が退位後に隠棲した地とされ、それを受け継いだ孫の在原業平が、みずから刻んだ仏像を安置して寺としたのが始まり。業平自作とされる聖観音立像や、五大明王像、本堂などの建造物が重要文化財に指定されている。境内には業平にちなんだ椿やビナンカズラなど四季折々の花が咲く。
不退寺
- 住所
- 奈良県奈良市法蓮町517
- 交通
- 近鉄奈良線新大宮駅から徒歩15分
- 料金
- 拝観料=大人500円、中・高校生300円、小学生200円/特別展=大人600円、中・高校生400円、小学生300円/業平忌(5月28日)=大人700円、中・高校生500円、小学生300円/ (20名以上の団体は割引あり、奈良市内在住の高齢者は拝観料50円引、特別展100円引)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:00(閉門)
浄瑠璃寺のアセビ
別名浄瑠璃寺。その山道脇でアセビの愛らしい姿が見る事ができる
阿弥陀如来像の体を安置し、別名九体寺ともいう浄瑠璃寺。その山道脇でアセビの愛らしい姿が見られる。枝先に小さな壺状の花をつける姿はスズランを思わせる。
浄瑠璃寺のアセビ
- 住所
- 京都府木津川市加茂町西小札場40
- 交通
- JR関西本線加茂駅から木津川市コミュニティバス加茂山の家行きで22分、浄瑠璃寺前下車すぐ
- 料金
- 中学生以上400円、小学生以下無料 (障がい者手帳、療育手帳持参で割引あり)
- 営業期間
- 3月上旬~下旬
- 営業時間
- 9:00~16:30(閉門17:00)、12~翌2月は10:00~15:30
依水園のツツジ
美しい庭園に咲く春の便り
東大寺南大門、若草山、春日奥山、御蓋山を借景にした庭は、木々や池、建物が見事な調和を見せる。春に咲くツツジの花はその眺めにいっそうの彩りを添える。
依水園のツツジ
- 住所
- 奈良県奈良市水門町74
- 交通
- 近鉄奈良線近鉄奈良駅から徒歩15分
- 料金
- 大人650円、中・高校生400円、小人250円
- 営業期間
- 4月下旬~5月上旬
- 営業時間
- 9:30~16:30
蟹満寺
蟹の恩返しで知られる寺
『古今著聞集』や『今昔物語』で知られる蟹の恩返しで知られる寺。足腰痛み封じの寺でもある。本堂には、白鳳時代作の国宝丈六釈迦如来像を安置。
蟹満寺
- 住所
- 京都府木津川市山城町綺田浜36
- 交通
- JR学研都市線祝園駅からタクシーで10分
- 料金
- 大人500円、高校生500円、小・中学生200円 (30名以上の団体は大人450円、小・中学生150円)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:00~16:00
春光寺
本尊の木造薬師如来立像は国の重要文化財に指定されている
真言宗智山派の寺。水害で古記録を失い創建は不明だが、水害を免れた本堂は寛政9(1799)年の建築と伝わる。本尊の木造薬師如来立像は国の重要文化財に指定されている。
奈良奥山ドライブウェイ
世界遺産・春日山や石仏群など見どころ満載のドライブコース
若草山、春日山、高円山を結ぶ約13kmの有料道路。新若草山コースと高円山コースがあり、春日奥山周遊道路とつながる。途中、世界遺産の春日山原始林や三笠温泉郷がある。
奈良奥山ドライブウェイ
- 住所
- 奈良県奈良市若草山~春日山~高円山
- 交通
- 第二阪奈道路宝来ランプから国道308号・369号を奈良市街方面へ車で8km
- 料金
- 奈良奥山コース=1840円/新若草山コース往復=520円/高円山コース往復=630円/
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 新若草山コース8:00~23:00(12月1日~翌3月15日は~22:00)、奈良奥山コース9:00~17:00、高円山コースは~18:30
笠置山自然公園の桜
ソメイヨシノ、ヤマザクラが山を美しくピンク色に染める
笠置山は、巨石信仰で知られ、大磨崖仏跡や後醍醐天皇の行在所跡などの史跡が点在している。約3000本のソメイヨシノ、ヤマザクラが山をピンク色に染める。
笠置寺
「一の木戸の戦い」などの貴重な絵巻物が残っている
日本一といわれる弥勒大磨崖仏を本尊とし、「一の木戸の戦い」、「後醍醐天皇と楠木正成の対面」など貴重な絵巻物を残している。現存の寺は明治9(1876)年に復興されたもの。
笠置寺
- 住所
- 京都府相楽郡笠置町笠置山29
- 交通
- JR関西本線笠置駅からタクシーで15分
- 料金
- 入山料=大人300円、中学生100円、小学生無料/ (30名以上の団体は大人270円、障がい者無料)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:00~17:00(閉門)、冬期は~16:00(閉門)
史跡恭仁宮跡(山城国分寺跡)
季節により表情を変えるかつて都だった史跡
天平12(740)年に都が平城京から移され、新たに恭仁京が造られ歴史の中心舞台となった地。聖武天皇が皇居とした恭仁京の宮跡が残り、内裏、大極殿、朝堂院などが発掘されている。大部分はかつて山城国分寺としても使われた。
史跡恭仁宮跡(山城国分寺跡)
- 住所
- 京都府木津川市加茂町例幣中切
- 交通
- JR関西本線加茂駅から加茂地域コミュニティバス奥畑行きで5分、恭仁宮跡下車すぐ
- 料金
- 情報なし
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 見学自由
涌出宮
国の重要無形民俗文化財の神社で地方最古の「いごもり祭」がある
正式には和伎坐天乃夫岐売神社(和伎神社)という。国の重要無形民俗文化財に指定されている、南山城地方最古の祭「いごもり祭」は、毎年2月の第3土曜と続く日曜に行われる。
喜光寺
大仏殿造営時の「試みのお堂」
養老5(721)年に行基が創建した古刹だが、現在の本堂は室町時代に再建されたもの。行基が東大寺造営の際に、このお堂を参考にしたという伝承から、“試みの大仏殿”と呼ばれる。行基終焉の地としても知られており、夏期(6月中旬~8月上旬)には境内を覆い尽くす約100種類200鉢を超える蓮の花が楽しめる。
喜光寺
- 住所
- 奈良県奈良市菅原町508
- 交通
- 近鉄橿原線尼ヶ辻駅から徒歩10分
- 料金
- 拝観料=大人500円、小・中学生300円/ (障がい者手帳持参で割引あり)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:30(閉門)、7月の土・日曜は7:00~
霊山寺
八体仏霊場では十二支と星座を組み合わせたお守り本尊を祀る
天平8(736)年、聖武天皇の勅命で行基が開いた。国宝の本堂をはじめ、多くの重文仏像や建造物を所蔵。境内には1200坪のバラ園や薬湯風呂などがあり、懐石などの食事や宿坊も人気だ。
霊山寺
- 住所
- 奈良県奈良市中町3879
- 交通
- 近鉄奈良線富雄駅から奈良交通若草台行きバスで8分、霊山寺下車すぐ
- 料金
- 入山拝観料=大人500円、小・中学生250円/入山拝観料(バラの見頃期)=大人600円、小・中学生300円/薬師湯入湯料=大人600円、小学生300円、幼児100円/ (秋バラと秘仏宝物展期間中は本堂入堂料別大人200円、小・中学生100円、車いす利用者は入山拝観料無料)
- 営業期間
- 通年(バラの見頃は5月上旬~6月中旬、10月中旬~11月上旬)
- 営業時間
- 9:00~17:00(閉門、御朱印・本坊寺務所)、本堂内拝観は10:00~16:00、バラ園は8:00~17:00(閉園)、薬師湯は10:30~18:30(最終入湯受付)
奈良公園の桜・紅葉
奈良のシンボルパークで四季折々の景観を楽しむ
東大寺、興福寺や国立博物館なども含む、東西4km、南北2kmに及ぶ広大な奈良公園。園内では、春は満開の桜、秋はモミジやケヤキ、イチョウが紅葉で染まる様を見ることができる。
奈良公園の桜・紅葉
- 住所
- 奈良県奈良市春日野町ほか
- 交通
- 近鉄奈良線近鉄奈良駅からすぐ
- 料金
- 情報なし
- 営業期間
- 4月上旬~5月上旬(桜)、10月中旬~12月上旬(紅葉)
- 営業時間
- 見学自由
木津川畔
自然豊かな川沿いの山里が、桜で春一色に
京都府の南端、奈良県との県境に位置する木津川畔は桜の並木がピンク色に染まり、「さくら名所100選」に選ばれている。自然が豊かで、毎年桜の木の下では、バーベキューを楽しむ家族連れやグループが多く見られる。