関西 x 城・城址
「関西×城・城址×夏(6,7,8月)」のおすすめスポット
ガイドブック編集部が厳選した「関西×城・城址×夏(6,7,8月)」のおすすめ観光・旅行スポットをご紹介します。桃山文化の豪奢な国宝・二の丸御殿に大政奉還の歴史を見る「元離宮二条城」、技術を結集して築き上げた城、信長の夢は国指定の特別史跡に「安土城跡」、まちを見渡す福知山のシンボル「福知山城」など情報満載。
- スポット:12 件
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元離宮二条城
桃山文化の豪奢な国宝・二の丸御殿に大政奉還の歴史を見る
関ヶ原の戦に勝った徳川家康が将軍上洛する時の宿泊所として造営。寛永元~3(1624~1626)年、3代将軍家光が後水尾天皇の行幸のために大改修し、本丸御殿・天守を建て、ほぼ現在の規模が完成した。幕末には坂本龍馬の起案による「船中八策」が後藤象二郎を通じて幕府に提案され、15代将軍徳川慶喜が大政奉還の意思表明を二の丸御殿の大広間で行った。政権を朝廷に返上し、約265年続いた江戸幕府に幕を降ろした。
元離宮二条城
- 住所
- 京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
- 交通
- 地下鉄二条城前駅からすぐ
- 料金
- 入城料=一般1300円、中・高校生400円、小学生300円(二の丸御殿観覧料含む)/ (30名以上の団体は一般1100円、京都市内在住及び通学の小・中学生、満70歳以上の方無料、障がい者手帳の提示で本人と介護者1名無料)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:45~16:00(閉城17:00)
安土城跡
技術を結集して築き上げた城、信長の夢は国指定の特別史跡に
信長が天下統一の礎として約3年の月日をかけて完成させた安土城の跡。京都や北陸に近く、また琵琶湖の水運を利用できる安土が選ばれた。本能寺の変後に焼失したが、残る石垣や天主跡、本丸跡の礎石などから歴史の鼓動を感じることができる。
安土城跡
- 住所
- 滋賀県近江八幡市安土町下豊浦
- 交通
- JR琵琶湖線安土駅から徒歩25分
- 料金
- 入山料=大人700円、小人200円/本堂拝観料(土・日曜)=500円/
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:00(閉門17:00、時期により異なる)
福知山城
まちを見渡す福知山のシンボル
明智光秀が天正7(1579)年、豪族の砦を修築した城。石垣と銅(アカガネ)門番所、井戸の「豊磐の井」が残る。昭和61(1986)年に天守閣が復元され、内部は郷土資料館になっている。
福知山城
- 住所
- 京都府福知山市内記5
- 交通
- JR山陰本線福知山駅から京都交通綾部駅前行バスで4分、福知山城公園前下車、徒歩5分
- 料金
- 入館料=大人330円、小・中学生110円/美術館との共通券=大人480円、小・中学生190円/ (障がい者手帳持参で本人と介護者1名は半額)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:30(閉館17:00)
坂本城跡
光秀と運命をともにした今はなき湖岸の水域
明智光秀が織田信長の命によりに建てた城の跡。城内に琵琶湖の水を引き入れた水城形式の城で、高い天守閣を誇っていた。現在は城があったとされる場所に碑がたっている。
水口城資料館(水口城跡)
水口藩の居城を復元
「碧水城」とも呼ばれた水口城は、徳川家光の上洛の際に小堀遠州に築かせたもの。矢倉を模した水口城資料館では、城の模型や水口藩に関する資料を展示している。
水口城資料館(水口城跡)
- 住所
- 滋賀県甲賀市水口町本丸水口城内
- 交通
- 近江鉄道本線水口城南駅から徒歩4分
- 料金
- 大人100円、小・中学生50円 (水口歴史民俗資料館との共通割引券は大人200円、小・中学生100円、障がい者手帳持参で本人と同伴者無料)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 10:00~17:00(閉門)
大溝城跡
信長の甥・信燈がつくった水城
織田信長の甥、信澄が安土桃山時代に築城した城。設計は明智光秀と伝わっている。琵琶湖と乙女が池を堀とした水城で湖西地方の要衝であった。現在はわずかに石垣が残るのみ。
峰山城跡
一色詮範父子が築いた城で権現山にある。現在は石碑が立つのみ
権現山にあり、戦国の武将一色詮範父子が築いた城。現在は遺構は残っておらず、石碑が立つのみ。一帯は公園化され、桜や萩などが四季折々に美しい花を咲かせる。
小谷城跡
堅固な山城として知られる浅井氏の居城
戦国武将浅井長政と妻お市の方の悲話の舞台となった城跡。浅井家の本拠地だった小谷城は豊臣秀吉によって城楼、寺院などが長浜に移され、今は石垣や土塁が残るのみとなっている。
中野(日野)城跡
現在は石垣の一部が残る、蒲生氏の居城跡
天文2(1533)年に蒲生氏郷の祖父定秀が築城した。慶長2(1597)年に廃城となり、現在は石垣の一部が残る。日野川ダム公園内にあり、周辺の散策や春には桜が楽しめる。
中野(日野)城跡
- 住所
- 滋賀県蒲生郡日野町西大路
- 交通
- 近江鉄道本線日野駅から近江鉄道バス北畑口行きで12分、日野川ダム口下車、徒歩5分
- 料金
- 情報なし
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 見学自由
佐和山城跡
彦根城と琵琶湖、遥かに比叡山を望む
交通の要衝だった佐和山にあった城跡。近江守護佐々木氏によって築城され、天正19(1591)年ごろに三成が佐和山城主となり、関ヶ原の合戦後、井伊直政が新城主に。慶長11(1606)年に彦根城築城にともない廃城へ。
後醍醐天皇行在所跡
笠置山山頂付近にある本丸の跡。空濠の跡も残っている
笠置山山頂近くにある本丸の跡で、その北にはかつて二ノ丸があった。本丸と二ノ丸跡の間には空濠となった濠の跡がある。これらは自然の山を利用した城砦であったという。
後醍醐天皇行在所跡
- 住所
- 京都府相楽郡笠置町笠置山
- 交通
- JR関西本線笠置駅から徒歩30分
- 料金
- 入山料=300円/ (障がい者手帳持参で入山拝観料無料)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:00~17:00(冬期は~16:00)
亀山城跡
明智光秀が築いた亀山城跡。石垣と天守台、内濠一部が残っている
天正年間(1573~92年)に明智光秀が築いた亀山城の跡で、当時は五層の天守閣と二重の濠を配していた。現在は扇形の石垣と天守台、内濠の一部が残るのみとなっている。