更新日: 2020年1月27日
晩秋は歴史探訪の旅へ 日本100名城
朝晩の冷え込みに冬の気配が感じられるようになってきました。
空気が澄んで景色が鮮明に見え、かつ真冬ほどは冷え込まないこの時期の散策におすすめのテーマとして、
今回は日本城郭協会が選定した「日本100名城」から全国各地の名城をピックアップしてご紹介します。
晩秋のおでかけは日本の歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
近くの日本100名城を探したい方はこちら。
目次
五稜郭公園(北海道)
現在は公園として開放。観光名所として賑わう
箱館開港後の警備、蝦夷地防衛などを目的に元治元(1864)年に完成した一辺が255メートルある五角形の城郭。設計したのは蘭学者・武田斐三郎でオランダにあった一冊の築城書だけで完成させたという。
鶴ヶ城(福島県)
激動の時代を今に伝える
会津領主の居城。文禄2(1593)年に蒲生氏郷が7層の天守閣を築き、江戸初期の城主・加藤明成のときに白亜5層の天守閣が完成した。戊辰戦争では激しい攻防戦を耐え抜くが、明治7(1874)年に石垣だけを残して取り壊され、現在の城は昭和40(1965)年に再建された。
小田原城址公園(神奈川県)
「難攻不落の城」でタイムトリップ気分
昭和35(1960)年に復興された小田原市のシンボル・天守閣や、本丸広場を中心に整備された公園。約320本のサクラ(3月下旬~4月上旬)や、約6000株ものハナショウブ(5月下旬~6月上旬)など、花の名所としても知られる。
金沢城公園(石川県)
加賀藩前田家の居城を復元
外様大名の中で最大の石高を誇った加賀藩前田家の歴代藩主が居城とした金沢城。ほとんどが火災で焼失してしまったが、現在、復元工事が進み、当時の威容がよみがえっている。
松本城(長野県)
日本最古の5重6階の木造天守
戦国時代、鉄砲戦に備えて建てられ、地上約30mの高さを誇る。現存する5重6階の木造天守としては日本最古。白漆喰の壁と黒の下見板張のコントラストが鮮やかだ。
犬山城(愛知県)
現存する日本最古の天守を持つ、国宝五城のひとつ
天文6(1537)年、織田信長の叔父である織田信康が築城。国宝五城のひとつに数えられ、天守は現存する日本の城の中で最古といわれる。木曽川沿いの高台に建つことから李白の詩になぞらえ「白帝城」とも呼ばれる。
伊賀上野城(白鳳城 三重県)
別名「白鳳城」とも呼ばれた白亜の天守閣
築城の名手・藤堂高虎が手がけた城だが、暴風雨により完成直前に天守閣が倒壊。現在の天守閣は昭和10(1935)年、地元出身の代議士・川崎克氏が私財を投じて復興したもの。当時西洋建築がもてはやされるなかで純木造にこだわり、見事な三層の大天守と二層の小天守が完成した。
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