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鯉夏花魁の部屋<ときと屋>
2階の大広間の向かいにある、中庭に面した「紫式部の間」。ここは部屋を入ってすぐ目に飛び込んでくる火頭障子窓がとても印象的です。壁に描かれた日本画や船底天井など和風な造りになっていますが、柱に刻まれた雲の柄や火頭障子窓の帯装飾などエキゾチックな雰囲気も合わせ持っています。
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画像:Micro HERITAGE
炭治郎が潜入したときと屋の鯉夏花魁。鯉夏花魁の部屋の襖には花の模様が描かれており、その華やかさは紫式部の間の装飾に通ずるものがあります。
蕨姫花魁の部屋<京極屋>
善逸が潜入した京極屋の蕨姫(わらびひめ)花魁。鯛よし百番の玄関を入ってすぐ左手に位置する、待合室兼応接室の「日光の間」。まばゆいばかりの金色に包まれた絢爛華麗な装飾は、まるで蕨姫花魁の部屋を彷彿とさせます。
東側の壁面は牡丹の花の絵で飾られ、天井を見上げれば龍が、北側正面の壁には天女が舞っています。下に敷かれたカーペットの真っ赤な色も合わさって、これぞ遊郭といった空気感に満ちています。
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画像:Micro HERITAGE
壁に描かれた花の模様は蕨姫花魁の部屋そのもの。花びらの様子、色づかいなど細部までじっくりと眺めたいところです。
蕨姫花魁が部屋でとある人物と言葉を交わしているシーンには花の模様をあしらった天井が写り込んでいます。そんな天井に近い雰囲気があるのが、2階の南西側にある「由良の間」。
この部屋は、鯛よし百番の2階の中では格式が高いとされている大部屋。その大きな理由になっているのが、ひとつ一つの升に種類豊富で鮮やかな花が描かれた、折り上げ格天井です。この部屋に入ったら、じっくりと天井を見学したいものです。
鬼滅の刃 遊郭編の聖地へ思いを馳せよう
いかがでしたか?
ご紹介したように、鯛よし百番では色々なところで鬼滅の刃遊郭編の雰囲気を感じることができます。作品をきっかけに、現代にまで残る貴重な遊郭建築に触れてみてください。
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