目次
- 日本の名城ランキングの前に!お城用語について知ろう
- 【日本の名城ランキング】20位.日本初の本格的な海城「高松城」<香川県>
- 【日本の名城ランキング】19位.防御を強く意識した「津山城」<岡山県>
- 【日本の名城ランキング】18位.多数の櫓が林立する強者の城「広島城」<広島県>
- 【日本の名城ランキング】17位.徳川家の歴史を見守り続けた「二条城」<京都府>
- 【日本の名城ランキング】16位.清正公様の最高傑作「熊本城」<熊本県>
- 【日本の名城ランキング】15位.豊臣から徳川へ「大阪城(大坂城)」<大阪府>
- 【日本の名城ランキング】14位.御三家筆頭・尾張徳川家の居城「名古屋城」<愛知県>
- 【日本の名城ランキング】13位.名実ともに日本一の城「江戸城」<東京都>
- 【日本の名城ランキング】12位.ライトアップされた姿も美しい「高知城」<高知県>
- 【日本の名城ランキング】11位.千鳥破風や唐破風で飾られた「宇和島城」<愛媛県>
- 【日本の名城ランキング】10位.桃山文化を現代に伝える「松山城」<愛媛県>
- 【日本の名城ランキング】7位・8位・9位は?
- 【日本の名城ランキング】4位・5位・6位は?
- 【日本の名城ランキング】1位・2位・3位は?
- 日本の名城ランキングの後は!城跡めぐりに出かけよう
【日本の名城ランキング】14位.御三家筆頭・尾張徳川家の居城「名古屋城」<愛知県>
尾張徳川家の居城は、信長が幼少期に数々の逸話を残した地
慶長15(1610)年、徳川家康の命によって築城された名古屋城。その前身は今川氏が築城した「那古野城」であり、織田信長の父・信秀が奪った後、信長が最初に城主を務めたお城でもあります。
二之丸内にある那古野城址の碑を見学したら、江戸時代の姿を昭和30年代に再建した大天守や金の鯱(しゃちほこ)、見事な石垣などで徳川家の威光を体感しましょう。
名古屋城のおすすめポイント
【日本3名城(『鈐録外書』より)】【天下普請のお城】【日本100名城に選出】
徳川家康が、西側(豊臣勢力)からの防衛のために築いたといわれる名古屋城。巨大な隅櫓をはじめ、多くの遺構を見ることができます。
【日本の名城ランキング】13位.名実ともに日本一の城「江戸城」<東京都>
かつては将軍の広大な居城、今は皇居
江戸開府以降大々的に改修され、将軍の居所として政治の中心となったお城です。
維新後は皇居となり、東御苑を一般に公開。皇居外苑は、都民の憩の場としていつでも利用することができます。
江戸城のおすすめポイント
【天下普請のお城】【日本100名城に選出】
日本一の大きさを誇ったといわれる徳川家の居城。現存する天守台(天守の土台)からも、その威厳が伝わってきます。
- 住所:東京都千代田区千代田
- 交通:地下鉄大手町駅から徒歩12分
- 営業時間:皇居東御苑は9:00~16:00(閉園16:30)、4月15日~8月31日は~16:30(閉園館17:00)、11~翌2月は~15:30(閉園16:00)、皇居外苑は入園自由
- 休業日:無休、皇居東御苑は月・金曜、祝日は公開、祝日が月曜の場合は火曜(12月28日~翌1月3日休)
- 料金:無料
【日本の名城ランキング】12位.ライトアップされた姿も美しい「高知城」<高知県>
安土桃山様式の天守と御殿がそのままの姿で建つ
江戸期に築城された天守が現存する、土佐二十四万石の象徴です。全城郭を整えるのに、着工から10年ほどの歳月を要しました。
享保12(1727)年に城下町の大火で多くの建物を焼失してしまいますが、25年かけて宝暦3(1753)年に再建。現在も優美な姿を残しています。三層六階建ての天守を含め、15の建造物が重要文化財に指定。
高知城のおすすめポイント
【現存12天守】【日本100名城に選出】
天守とともに本丸御殿が現存しているのは、全国で高知城だけです。並び立つ貴重な建造物を堪能しましょう。
【日本の名城ランキング】11位.千鳥破風や唐破風で飾られた「宇和島城」<愛媛県>
伊達政宗の長子を祖とする伊予宇和島藩の拠点
築城の名手として名高い藤堂高虎が6年かけて近世城郭を築城。その後、元和元(1615)年に政宗の長子・秀宗が入城し、家督を継いだ宗利により大改修が行なわれ、以降9代にわたって伊予宇和島藩の居城となりました。
天守のほかにも、武家の正門とされる威風堂々たる姿の薬医門など見どころが多いお城です。
宇和島城のおすすめポイント
【現存12天守】【日本100名城に選出】
現存する天守は寛文6(1666)年に建てられたもの。平和な時代を象徴するかのような、軍事的要素が薄れた装飾性の高い天守を見ることができます。
【日本の名城ランキング】10位.桃山文化を現代に伝える「松山城」<愛媛県>
江戸時代最後の完全なる城郭が現存
築城を開始して以降、四半世紀をかけて完成した伊予松山城。本丸は何度か火災に遭い天守も焼失しましたが、嘉永5(1852)年に再建されました。現存12天守のなかで、もっとも新しい天守です。
天守のほか、櫓や城門など21棟の建造物が重要文化財に指定。昭和に入ってから復興された建造物も数多くあります。
松山城のおすすめポイント
【現存12天守】【日本3大平山城】【日本100名城に選出】
山の斜面に沿うように築かれた、長大な「登り石垣」を見られるのがポイントです。
【日本の名城ランキング】7位・8位・9位は?
【日本の名城ランキング】9位.4層に重なる日本一の石垣「丸亀城」<香川県>
総高が日本一を誇る威厳ある石垣が見もの
5年の歳月をかけて完成した城郭のうち、天守がそのままで保存された「現存天守」の一つ。
内堀から天守にかけて重ねられた約60mの石垣は日本一の高さとして知られ、美しい曲線を描くことから「扇の勾配」と呼ばれています。太鼓門や高麗門、京極氏の屋敷表門だった藩主玄関先御門なども現存。見どころの多いお城です。
丸亀城のおすすめポイント
【現存12天守】【日本100名城に選出】
見る者を圧倒するほど高く築き上げられた石垣は、確かな技術力があったればこそ。日本一の石垣のお城です。
【日本の名城ランキング】8位.現存天守唯一の山城「備中松山城」<岡山県>
天然の岩盤の上に積み上げられた日本屈指の山城
「現存天守」としては日本一高所にあり、一帯に雲海が発生することから「天空の山城」の異名を持つ備中松山城。
山陰と山陽を結び、東西の主要街道が交差する立地から、戦国時代には幾多の争奪戦が繰り返されました。
江戸時代に建造された天守や櫓、土塀の一部が現存し、見事な造りから「日本三大山城」の一つにも数えられています。
備中松山城のおすすめポイント
【現存12天守】【日本3大山城】【日本100名城に選出】
高さ11m、現存最小の天守です。現存している土塀は大変貴重なもので、国の重要文化財に指定されています。
【日本の名城ランキング】7位.敵兵にも天候にも強い「丸岡城」<福井県>
歴史を誇る「現存天守」
織田信長の重臣であり、越前を支配していた柴田勝家の甥・勝豊が築城した丸岡城。現存する天守は、大入母屋の上に小さな望楼をのせたシンプルな古式建築様式です。
無数の狭間や敵の攻めを遅らせるための急な階段など、高い防衛機能を備えているのが特徴。ライトアップされた夜の姿も、うっとりするほどの美しさです。
丸岡城のおすすめポイント
【現存12天守】【日本100名城に選出】
天守の屋根瓦に使われている青緑色の石は、寒さや雪にも耐えられる笏谷石。雨に濡れた姿も魅力的なお城です。
【日本の名城ランキング】4位・5位・6位は?
【日本の名城ランキング】6位.天守とともに多くの遺構が残る「弘前城」<青森県>
春や桜に彩られる東北唯一の「現存天守」
津軽を統一した弘前藩祖・津軽為信が計画し、2代藩主信枚が築城。天守や櫓、城門、三重の水濠など、築城時の状態が残された「現存天守」の一つです。
周囲は「弘前公園」として整備され、北東北屈指の桜の名所。お城の内部は、藩政時代の歴史を紹介する史料館になっています。
弘前城のおすすめポイント
【現存12天守】【日本100名城に選出】
櫓を改築した小さめの現存天守と、敷地内各所にある桜との相性が抜群。イカのような形をした珍しい隅石(四角形のコーナー部分に据える石)が見つかったことでも話題になりました。
【日本の名城ランキング】5位.黒・白・灰の美しい姿「松江城」<島根県>
重厚な姿で宍道湖に臨む唯一の「残存湖城」
「関ヶ原の戦い」の功績により、出雲・隠岐の藩主となった堀尾吉晴が築城した松江城。築城当時の状態が保存された「現存天守」の一つであり、湖に臨むお城として現存するのはここだけ。
四重五階地下一階付きの造りで、附櫓が付属する天守の最上階からは、松江の街や宍道湖の眺望が広がります。城郭建築では唯一現存する地下の井戸も必見です。
松江城のおすすめポイント
【国宝5城】【現存12天守】【日本3大湖城】【日本100名城に選出】
籠城戦を想定した天守内部の構造は松江城ならでは。攻守ともに考え抜かれた戦闘的なお城です。
- 住所:島根県松江市殿町1-5
- 電話:0852-21-4030(松江城山公園管理事務所)
- 交通:JR松江駅から市営バスぐるっと松江レイクラインで10分、松江城(大手前)下車、徒歩10分
- 営業時間:8:30~18:00(閉館18:30、時期により異なる)
- 休業日:無休
- 料金:入場料(登閣)=大人560円
【日本の名城ランキング】4位.堅牢さを誇る漆黒の国宝「松本城」<長野県>
漆黒の国宝天守の前身は、武田信玄が支城とした深志城
現存する五重六階の天守としては日本最古。日本を代表する名城の一つです。
その歴史は古く、信濃守護家の小笠原家が築いた深志城が起源。武田信玄が天文19(1550)年に攻め落とし、「川中島の戦い」の際は、この深志城で態勢を整えて戦に臨みました。
現存している天守群は、江戸時代に石川数正・康長親子によって建てられたもの。
松本城のおすすめポイント
【国宝5城】【現存12天守】【日本3大平城】【日本100名城に選出】
漆黒の天守、板塀に残された数多くの鉄砲狭間、計算された堀の幅といった実戦的な造りを要チェック。
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