更新日: 2024年6月10日
いよいよ開花! 全国のおすすめの桜の名所・お花見スポット
いよいよお花見シーズンの到来です。
今年のソメイヨシノの開花は、例年より早くなるところもありそうです。
一方で新型コロナウイルスの感染拡大により、花見をしながらの宴会を自粛する傾向にあり、桜祭りなどのイベントが中止になるところも出ています。
そうは言っても、こんな時だからこそ、明るい春の景色を楽しみたいもの。
今回は、「歩きながら楽しめる」お花見スポットをご紹介します。
近くの桜の名所を探したい方はこちら。
各地方の2021年桜の開花日目安
今年の桜の開花は、全国的に平年より早まる予想がされています。
桜の開花は、3月中旬に四国、九州から始まる見込みです。その後桜前線は本州へ移動。東京や愛知、下旬からは広島や大阪で開花する見込みです。3月末から4月上旬には、北陸や東北でも開花するところが多くなりそうです。4月下旬に桜前線は北海道へ。道南から道央へと順に開花する見込みです。
2021年の開花予想
- 四国:開花3/10~3/23 満開3/23~4/1
- 九州:開花3/14~3/15 満開3/23~3/26
- 関東:開花3/15~3/22 満開3/22~4/11
- 東海:開花3/16~4/3 満開3/26~4/9
- 甲信:開花3/19~4/8 満開3/29~4/13
- 中国:開花3/20~3/23 満開3/30~4/2
- 近畿:開花3/20~3/27 満開3/28~4/2
- 北陸:開花3/26~4/2 満開4/1~4/7
- 東北:開花4/1~4/19 満開4/4~4/21
- 北海道:開花4/22~5/10 満開4/29~5/14
(「日本気象協会」より、2021年3月10日発表)
今年は歩いて楽しむお花見を
宴会や露店を巡りながらのお花見は楽しいものですが、昨年に引き続き今年もお花見本来の姿に立ち返ってみてはどいかがでしょうか。
春の陽射しの中で桜並木の下を散策し、ふと立ち止まって写真を撮ったり絵を描いたり。
にぎやかな宴会はありませんが、ゆったりとロマンチックに夜桜を鑑賞できるチャンスともいえます。
歩いて楽しむお花見スポット!
全国7つのエリアごとに、桜並木や公園、河川敷など、歩きながら楽しめるお花見スポットをピックアップしてご紹介します。
今年はぜひ、目線を変えて、「お花見散歩」を楽しんでみてください。
北海道
北海道神宮
桜と梅が同時に咲く札幌の名所
札幌で最初の花見の名所として明治時代から人々に親しまれている北海道神宮。全国では珍しく札幌の春は桜と梅が同時に咲き、表参道を中心に約1100本のエゾヤマザクラやソメイヨシノ、ヤエザクラなどの桜と約200本の梅が花開く。桜の開花にあわせて花見期間を設け、多くの露店が立ち並び、多くの参拝客でにぎわう。
【例年の見頃】4月下旬~5月上旬
五稜郭公園
例年、GWが見頃に
星形の城郭跡で知られる公園。4月下旬になると、約1600本のソメイヨシノやヤエザクラなどが咲き乱れる。堀のほとりや郭内に咲く桜が星形の稜郭を埋め尽くし、さながら花の砦といった風情だ。貸しボートに乗って堀から見る桜もまた見事。
【例年の見頃】4月下旬~5月上旬
美唄市東明公園
展望台から空知平野を望む絶好のビューポイント
東明町の丘陵地にある都市公園。春にはソメイヨシノやエゾヤマザクラなど、約2000本の桜が咲く。桜の開花にあわせて園内にぼんぼりが灯り、夜桜も楽しめる。「ふるさとの見える丘展望台」からは、空知平野を一望できる。また、ツツジの名所としても有名だ。
【例年の見頃】5月上旬~中旬
優駿さくらロード(西舎桜並木)
北国に春を告げる桜のトンネル
優駿の里公園の入口から、約3km、1000本を超えるエゾヤマザクラが道路の両側に立ち並び、毎年桜の季節になると、訪れる人々の目を楽しませてくれる。「優駿さくらロード」という名称は、この桜並木をもっと知ってもらおうと、
町民から新しい名称を募集して名付けられた。例年5月上旬から見頃を迎える。
【例年の見頃】5月上旬~中旬
静内二十間道路桜並木
競走馬のふるさとで直線約7kmの桜並木を歩く
幅が二十間(約36m)というところからその名が付いた桜並木。その長さは直線で約7kmにも及び、「日本の道百選」「さくら名所100選」「北海道遺産」にも選定されている。どこまでも続く満開の桜並木は一見の価値あり。
【例年の見頃】5月上旬~中旬
東北
世界一の桜並木【青森県】
どこまでも続くヤマザクラの街道
弘前市内から嶽温泉に通じる県道3号と支線には、岩木山南麓に入ると全長約20kmにわたってオオヤマザクラ約6500本が植えられている。世界一の桜並木をつくろうと市民の手により植えられたもので、春には緑萌える山麓に鮮やかな紅の色が添えられる。
【例年の見頃】4月下旬~5月上旬(標高・気温により異なる)
北上展勝地【岩手県】
悠然と流れる北上川河畔に樹齢90年を超える桜の並木が続く
「さくら名所100選」「みちのく三大桜名所」に数えられている公園。樹齢90年を超すソメイヨシノの桜並木は珍しく、圧倒的な存在感だ。2kmほど続くこの桜の回廊のほかにも、293haの園内に約150種約1万本の桜があるといわれ、5月上旬のベニヤマザクラの開花までそれぞれが美しさを競い合う。また、北上川沿いの桜並木を上から望める陣ヶ丘も見どころのひとつ。公園内には、レストハウス・みちのく民俗村・サトウハチロー記念館などの施設もある。
【例年の見頃】4月中旬~5月上旬
白石川堤一目千本桜【宮城県】
その名の通り、千本以上の桜を一望する圧巻の眺め
大河原町から柴田町にかけての白石川堤を彩る桜のトンネルで、ソメイヨシノをはじめ約1200本の桜並木が8kmにわたって続く眺めは圧巻。残雪の蔵王連峰が背後に広がる景観も見事。
【例年の見頃】4月上旬~4月中旬
桧木内川堤のソメイヨシノ【秋田県】
一段低い河川敷から、約2kmにわたる桜並木を一望
ゆったりと流れる桧木内川沿い約2kmにわたって川の左岸に見事なソメイヨシノの並木が連なる。1934(昭和9)年に第125代天皇の御誕生のお祝いに町民により植えられたもので、国の名勝にも指定されている。のびのびと枝を広げる大木が多く、満開時には花のトンネルにふさわしい光景となる。
【例年の見頃】4月中旬~5月上旬
日中線しだれ桜並木【福島県】
約3kmの遊歩道を覆う、華麗なシダレザクラのトンネル
1984(昭和59)年に廃止された旧国鉄日中線の跡地を利用した遊歩道(サイクリングロード)沿いの桜並木。喜多方駅前から松山町村松までの約3kmにわたりシダレザクラが連なり、見事な桜並木となっている。遊歩道の途中に当時運行していたSLの展示があり、シダレザクラが華やさを添える。
【例年の見頃】4月中旬~下旬
関東・甲信越
桜山公園【群馬県】
春はもちろん、秋にもお花見が楽しめる
フユザクラが約7000本、ソメイヨシノが約3000本植栽され、春には桜山全体が薄紅色に染まる。国の名勝、および天然記念物にも指定されているフユザクラは11月上旬から12月中旬に見頃を迎えるが、秋に開花しなかったつぼみが越冬し、春に花を咲かせる「二度咲き」のめずらしい桜だ。秋には周辺の紅葉とともに楽しむことができる。
【例年の見頃】4月上旬~中旬
こだま千本桜【埼玉県】
約5kmにわたり河畔を彩る千本桜
児玉地域内を流れる小山川の両岸には約5kmにわたり約1100本の桜が植えられており、圧巻。「こだま千本桜」と呼ばれ市民に親しまれている。満開の桜の下を犬と散歩したり、お弁当を食べたり、川の浅瀬でザリガニを取ったりと楽しめる。
【例年の見頃】4月上旬~中旬
明治神宮外苑【東京都】
聖徳記念絵画館を囲むサクラが見どころ
明治神宮外苑といえばイチョウ並木が有名だが、外苑の歩道上には約380本のサクラが並んでいる。開花シーズンには、サクラの花びらがはらはらと舞い落ちる中で散策する人たちも多く見られる。特に聖徳記念絵画館からはサクラのほかにイチョウ並木も望める。
【例年の見頃】3月下旬~4月上旬
根岸森林公園【神奈川県】
気分爽快!開放的な芝生の広場でのびのび桜を観賞
根岸の高台に広がる日本最初の洋式競馬場跡地に整備された公園。広大な芝生広場を取り囲む桜が、大きく枝を広げ、あたりをピンク色に染める。なだらかな芝生の斜面を駆け出したくなるような開放感も魅力だ。
【例年の見頃】3月下旬~4月上旬
弘法山古墳【長野県】
古墳を取り巻く桜を満喫
国指定史跡の弘法山古墳は桜の名所として知られ、遠く北アルプス連峰を見渡す景色も楽しめる。桜の満開時には山全体が淡いピンク色に染め上げられ、大勢の花見客でにぎわう。また、映画『orange』のロケ地でもある。
【例年の見頃】4月中旬
東海・北陸
城山公園【富山県】
ソメイヨシノが咲き誇る市民の憩いの場
市街地から観桜路と呼ばれる小道を登っていくと、城山の中腹に見えてくるのが城山公園。四季を通じて花の名所で、ソメイヨシノが芝生広場を囲み、山の斜面を埋め尽くす。前田利秀の居城、今石動城があった場所で、山腹を彩る桜と池に映った園謝橋の景観は一幅の絵のように見事だ。
【例年の見頃】4月上旬~中旬
日本平【静岡県】
富士山や駿河湾を望む絶好のロケーション
駿河湾を見下ろす標高307mの丘陵地で、富士山の展望もすばらしい。日本平パークウェイから山頂までは桜を眺めながらのドライブができる。また、久能山東照宮までを結ぶロープウェイからは、桜色に染まった山肌や駿河湾を眼下に望み、山頂広場では富士山を背景にお花見ができる。「日本平夢テラス」からの眺めも最高だ。
【例年の見頃】3月下旬~4月上旬
五条川の桜並木【愛知県】
川沿いの桜並木を歩いて楽しむ
五条川は町の中央を北東から南西にかけて7.8kmにわたり流れ、その両岸には延々と桜並木が続く。堤は片側が車道だが、もう一方は尾北自然歩道になっているので散策しながらのお花見が楽しめる。「さくら名所100選」にも選ばれ、大勢の花見客でにぎわう。
【例年の見頃】3月下旬~4月上旬
養老公園【岐阜県】
養老の滝までお散歩しながらのんびりお花見
名瀑「養老の滝」を中心とした養老山麓に広がる都市公園。公園の入口から養老の滝付近まで桜並木が続く散策路があり、開花の季節には辺り一面がピンク色に染まる。河原ではお弁当を広げてお花見が楽しめる。
【例年の見頃】3月下旬~4月上旬
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