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九州・沖縄の初詣スポット
太宰府天満宮【福岡県】
菅原道真公が失意のうちに果てた地は、今や受験生の聖地
学問の神様として崇められている全国の天満宮の総本宮といわれる。天然記念物の樟の大樹に守られた御本殿は天正19(1591)年に造られたもので、華麗な桃山様式を伝える。道真公を慕って京から一夜にして飛んできたと伝えられる飛梅は、境内に6000本ある梅に先がけて1月初旬ごろにつぼみがほころびはじめる。三が日の参拝者数は200万人以上にのぼり、正月4日には宮大工の仕事始めの儀式「斧始祭」、7日には木彫りのうそ鳥を交換し合う「鷽替え」、その夜には煙と炎に包まれる勇壮な「鬼すべ」の神事が行われる。
【三が日の人出】
- 200万人以上
【行事】
- 2021年1月4日 9:30 斧始祭
- 2021年1月7日 18:00 鷽替え神事、19:00頃 鬼すべ神事
祐徳稲荷神社【佐賀県】
運と福を授ける日本三大稲荷の一つ
貞享4(1687)年、肥前鹿島藩主・鍋島直朝公の夫人花山院萬子媛が、朝廷の勅願所であった稲荷大神の御分霊を勧請された稲荷神社。日本三大稲荷の一つにも数えられる。商売繁盛・家運繁栄・交通安全など様々な祈願を託されている。「祐徳さん」として親しまれ年間を通じて多くの参拝者が訪れるが、特に正月は初詣の人波が絶えない。御本社には衣食住を司る倉稲魂大神、技芸上達や福徳円満の神である大宮売大神、交通安全の神である猿田彦大神が祀られ、篤く信仰されている。
【三が日の人出】
- 約70万人
宇佐神宮【大分県】
全国に4万社余りある八幡社の総本宮にふさわしい威容を誇る
伊勢神宮に次ぐ「第2の宗廟(そうびょう)」といわれる。神亀2(725)年現在の場所に御殿が造立され、応神天皇(八幡さま)をお祀りした。本殿は切妻平入の建物が前後に接続した独特の様式で、八幡造といわれ国宝に指定されている。また、神仏習合と神輿の発祥の地として知られており、正月三が日には例年多くの参拝者でにぎわう。
【三が日の人出】
- 約40万人
【行事】
- 2021年1月1日 随時 御祈祷
沖縄県護国神社【沖縄県】
明治以後、国のために散華された英霊約18万柱を祀る
奥武山公園(おうのやまこうえん)の中心に鎮座し、国道沿いの大きな鳥居が目印。沖縄出身の軍人軍属のほか、沖縄の地で散華された日本全国の戦没者や沖縄の一般住民の御霊も祀られている。昭和20(1945)年に戦禍に遭い、現在の社殿は昭和40(1965)年に再建された。正月には境内参道に数百灯の提灯が灯り、参拝者を温かく迎え、お守りや縁起物を授かる人々でにぎわう。令和3(2021)年の初詣は三が日と限らず、密を避けて、分散参拝を。
【三が日の人出】
- 約26万人
【行事】
- 2021年1月1日~1月3日 0:00 歳旦祭、お守り授与※ご祈願の時間は要問合せ
所在地:沖縄県那覇市奥武山町44(奥武山公園内)
アクセス:ゆいレール壺川駅または奥武山公園駅から徒歩5分
駐車場:0台
電話番号:098-857-2798(沖縄県護国神社)
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