更新日: 2024年6月10日
日本の美しすぎる風景に出会う旅 息を呑む絶景15選
思わず息を呑む絶景や、神秘的な癒しの時間、忘れられない色彩の世界。
日本にはまだまだ知らない美しいスポットがたくさんあります。
今は新型コロナウイルスの影響で制限がある日々を過ごさざるを得ない状況です。
状況が良い方向へ向かい、気軽に旅行へ出かけるようになった時、ぜひ訪れてもらいたい美しすぎる風景をご紹介します。
お近くの美しすぎる風景を探したい方はこちら。
目次
- 1.【北海道】壮大な地形美と海の融合!孤高の「神威岬」
- 2.【北海道】300種を超える花が咲き誇る花の湿原「霧多布湿原」
- 3.【青森県】美しい海が間近に見られる「夏泊半島」
- 4.【埼玉県】現代によみがえった神秘的な神殿「首都圏外郭放水路」
- 5.【東京都】奥多摩エリア・ 御嶽山麓の「ロックガーデン」
- 6.【岐阜県】手つかずの原生林が数多く存在する太古の森「五色ヶ原の森」
- 7.【愛知県】山間部で妖精を感じる「乳岩峡」
- 8.【大阪府】府民に愛される美しき国定公園「箕面公園」
- 9.【兵庫県】雲海に浮かぶ天空の城跡「竹田城跡」
- 10.【広島県】瀬戸内海の大パノラマ広がる、大崎上島「神峰山」
- 11.【山口県】周防大島にあるもう一つの「厳島神社」
- 12.【香川県】SNS映えで密かに話題! 豊島の海へ飛び込む道
- 13.【徳島県】平家の落人が作り上げた里「日本三大秘境・祖谷渓」
- 14.【長崎県】隠れキリシタンの聖地に心洗われる、美しき「外海出津・黒崎集落」
- 15.【鹿児島県】色鮮やかな景色、苔むす森「屋久島」
- 隠れた魅力をさがして日本の美しい景色を巡る旅
1.【北海道】壮大な地形美と海の融合!孤高の「神威岬」
まずは、積丹(しゃこたん)半島の「神威(かむい)岬」 をご紹介します。
小樽から車で約1時間半、札幌からでも約2時間で到着。道外から向かう場合は、玄関口である千歳空港 にまず向かいましょう。
岬の先まで行ってみると、そこには目を見張るほど青い海と断崖の絶景が……!
岬の両側が波で浸食され、道のように伸びていく風景は圧巻です。積丹半島の海は「積丹ブルー」といわれるほど透き通り、まるで宝石のような美しさ。どこか神々しくもあり、北の大地の風情を物語ってくれるスポットです。
2.【北海道】300種を超える花が咲き誇る花の湿原「霧多布湿原」
道東の湿原といえば釧路湿原が有名ですが、どこまでも平たんな湿地が続く「霧多布湿原」も負けていません。
300種を超える花が咲くことから「花の湿原」とも呼ばれ、希少種「タンチョウ」をはじめとする野生動物も多数生息し、湿地の保全や利用について取り決めた「ラムサール条約*」 にも登録されています。
*正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」
琵琶瀬(びわせ)展望台 は霧多布湿原の南側にあり、眼下に湿原を一望できる場所になっています。高台に位置しているため、反対側へ回れば太平洋の大海原も眺めることができます。湿原と海を同時に見られるのはとても贅沢ですね!
眺めがよいと人気のドライブルート「北太平洋シーサイドライン 」上にありますので、付近のドライブを楽しみがてら、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
濃い霧に覆われることも多い霧多布湿原。一面霧に覆われている光景もまた幻想的です。また、霧多布湿原付近の自然は素晴らしく、キタキツネやエゾシカ、エゾリスの姿をあちこちで見かけます。飛び出してくる動物に注意しながら運転してください!
3.【青森県】美しい海が間近に見られる「夏泊半島」
本州最北端の青森は、自然の魅力が満載。津軽半島や下北半島などの半島をはじめとし、津軽富士などの峰々の風景、八甲田山麓に点在する秘湯など、様々な見どころを有しています。
その中で、ぜひ訪れてみて欲しい場所が「夏泊(なつどまり)半島 」。津軽・下北に挟まれた小さな半島で、あまり焦点は当たらないものの、大変美しいスポットです。
特筆すべきは、その海の鮮やかさ。目立った名所があるというわけではないのですが、ただひたすらに真っ青な海が広がっています。観光客が少なく静かな場所で、絶景を独り占め。海を眺めながら、思いっきり深呼吸をしたいスポットです。
車を使えば、青森市街から約1時間という好アクセスも嬉しいポイントですね!
4.【埼玉県】現代によみがえった神秘的な神殿「首都圏外郭放水路」
次にご紹介するのは「首都圏外郭(がいかく)放水路」です。
埼玉県春日部市が属する埼玉県東部は、昔から水害に悩まされていた地域で、市街を流れる中川・綾瀬川流域は、利根川や江戸川、荒川といった大河川に囲まれています。
皿状の地形とゆるやかな勾配の河川が洪水を引き起こしやすい構造であること、首都圏のベッドタウンとして急激に都市化が進んだことなどから、洪水被害の深刻化が叫ばれていました。
そうした中、2006年6月に「首都圏外郭放水路」が作られました。
中川・綾瀬川流域の住民を水害から守るもので、中小河川の洪水を地下に取り込み、江戸川に排水する仕組みになっています。
地下トンネルは地底50m、総延長6.3kmにおよぶ巨大さで、その規模は世界最大級。当時の土木技術の粋を結集し、13年の歳月をかけて作られました。
この画期的な洪水システムと地下の調圧水槽の美しい姿が話題を呼び、CNNなどの海外メディアからも注目を集めています。
5.【東京都】奥多摩エリア・ 御嶽山麓の「ロックガーデン」
「大都会」というイメージの東京都にも、実は「秘境」と呼ぶべき場所が存在します。それは東京都西部に位置する「奥多摩エリア」。ニホンカモシカも生息する豊かな自然が残り、緑あふれる山々や、美しい清流を楽しむことができます。
6.【岐阜県】手つかずの原生林が数多く存在する太古の森「五色ヶ原の森」
白馬に立山、剱(つるぎ)、槍など、標高3,000m級の名だたる秀峰をたずさえた北アルプス。「五色ヶ原の森」はその最南端の乗鞍岳北西山麓に広がり、森林面積約3,000haという広大さを誇ります。
乗鞍岳の伏流水から生まれた大小の渓流や滝、池、湿原、さらに溶岩台地の厳しい環境に適応した多種多様な動植物が生息する森は、まさに太古の姿をそのまま宿した天然の自然博物館といえます。
古くから山岳信仰の対象として崇められた五色ヶ原。大正中期以降、現在の乗鞍スカイラインの原型とされる登山道が開設されると、旧来の登山道は利用されなくなり、その後森林の所有問題などが重なって五色ヶ原は長らく人が立ち入ることのない、ベールに包まれた存在となっていきました。
しかし、この貴重な自然を多くの人に知ってもらいたい地域の人々が立ち上がり、2004年(平成16年)7月、ネイチャートレイルを新設、一般に開かれることになりました。
7.【愛知県】山間部で妖精を感じる「乳岩峡」
日本有数の都市・名古屋を有し、どちらかといえば都会のイメージが先行する愛知県。しかしながら、東半分を占める三河地方は、ひたすらに美しい清流と山々が根付く山間エリアとなっています。
その中で近年、ハイキングスポットとして密かに人気が高まっているのが「乳岩峡(ちいわきょう)」。三河の奥座敷といわれる湯谷温泉近く、鳳来湖(ほうらいこ)の裏手に位置する秘境渓谷です。
乳岩峡はその名の通り、巨大奇岩の乳岩を中心に深い自然が根付いている場所。特に、乳岩川沿いは、屋久島の白谷雲水峡* を彷彿 とさせる景色が見られます。周囲の苔むす森は、まるで妖精が隠れているかのよう。神秘的な雰囲気を味わってみてください。
*白谷雲水峡・・・屋久島に位置する峡谷。苔むす太古の森を育み、世界遺産にも登録されている
登山装備は必要なく、カジュアルな格好で散策できるので、登山未経験者にもオススメのハイキングスポットです。
■乳岩峡(チイワキョウ)
住所:愛知県新城市川合乳岩
電話:0536-32-0022
交通:新城市街から車で車で約45分
料金:無料
駐車場:乳岩峡入り口周辺にあり(無料)
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