更新日: 2023年2月14日
おすすめ国産シードル10選! りんごのお酒を取り寄せよう♪
コロナ禍に自宅でお酒を楽しむ人が増えるなか、嗜好の多様化が進み、これまで認知度が低かった種類のお酒の人気が高まっているのをご存じでしょうか?
今回は、りんごから造られる「シードル」にスポットをあててみました。
みずみずしいりんごのおいしさがつまったシードルには、飲みやすいものがたくさん!りんごの栄養素も含まれているので、健康面から注目したいメリットもありますよ。
話題のシードルの中から、おすすめの国産シードルを厳選してご紹介します。
目次
シードルとは?
シードルとは、おもにりんごを発酵させて醸造したお酒のことです。分類上は、果実原料の醸造酒に該当。ぶどうから造られるワインや、米が原料の日本酒、麦を材料としたビールなども醸造酒にあたります。
シードルは基本的には発泡酒ですが、発泡しないタイプのものも。ヨーロッパでは古くから飲まれており、その起源は紀元前ともいわれます。
日本では、フランス語の「シードル」という呼び名が定着していますが、醸造法などに合わせて、イギリス・アイルランド・オーストラリアの「サイダー」、スペインの「シードラ」、ドイツの「アッフェルヴァイン」、イタリアの「シドロ」、アメリカの「ハードサイダー」などの呼称も使われています。
近年は、アメリカでのシードル流行に追随するように、日本国内でもシードルの醸造所が増えるなど関心が高まっています。シードルは、格式高いワインに比べて日常の食卓にもなじみやすいカジュアルな雰囲気のお酒なので、食事に取り入れやすいのも魅力ですよ。
それではさっそく、シードルの特徴をチェックしてみましょう。
シードルの味
シードルは、ワインのように風味や香りをゆったり楽しむタイプから、ビールのようにキレのある爽快なのどごしやほろ苦さを持つタイプまで、さまざま。作り手や醸造方法、原料に使われるりんごの種類などの要素が組み合わさることで、フルーティーな甘みや酸味、ポリフェノール由来の渋みなどの味のバランスが決まります。甘口・中辛口・辛口に分類されていることが多いですよ。
シードルの甘み
りんごの糖分は発酵が進むにつれて減少し、アルコール分に変わっていきます。製造過程で、りんごの甘さが残った状態で発酵を止めれば、アルコール度数が低めの「甘口」に。さらに発酵を進めると甘みの少ないアルコール度数が高めの「辛口」に仕上がります。
シードルの酸味
りんごの酸味が、シードルの味わいに爽やかな印象を与えます。酸味が強いものは肉料理との相性も抜群です。
シードルの苦み・渋み
ポリフェノール由来のタンニンが含まれるため、苦みや渋みが感じられます。苦みや渋みが強いものはビールのようなキレのある味わいになります。
シードルを飲むと健康面でもメリットがある!?
国産のシードルはおもに生食用のりんごから造られており、スーパーでもよく目にするふじ・紅玉・王林などが使用されています。
昔から「1日1個のりんごで医者いらず」という言葉があるように、りんごにはたくさんの栄養が詰まっています。シードルは、りんご由来のビタミン・ミネラルが含まれるだけでなく、新陳代謝を促すリンゴ酸やクエン酸、抗酸化作用の高いりんごポリフェノールが含まれるヘルシーなお酒。若々しさを保つ効果や、免疫力UPが期待できます。
アルコール度数が比較的低めのものが多く、ビールや発泡酒、日本酒と違って、痛風の原因とされるプリン体がほぼゼロなのもうれしいポイントです。
今回は、インターネット通販や酒販店で手軽に入手することができるシードルを中心に10アイテムをピックアップ。
一部、試飲レポートもあるので、シードル選びに迷ったら参考にしてみてくださいね。
家計にやさしい! 大手酒造メーカーのシードル
大手酒造メーカーのシードルは手に入りやすく、一度に飲み切りやすいサイズを展開。クセが少なく価格も手頃なので、初心者の方はまずこちらを飲んでみてはいかがでしょうか。オーソドックスながらも、今回ご紹介する2アイテムだけでも味の差は歴然。シードルの味わいが、メーカーごとにかなり違うことが明確に感じられますよ。
甘さを大幅に抑えたキレのあるシードル「キリン ハードシードル 290ml」
10年ほど前から都内の飲食店を中心に樽詰サイズを展開していたキリンのシードル。その好評を受けて、2016年に家庭で楽しみやすい290mlの飲みきりサイズが誕生しました。
ビール好きの方もとりこにする、ドライな味わいが特徴。りんごから造られたお酒なので、りんごジュースのような甘口なのでは?と思われがちですが、そのような概念を打ち破り、食事にも相性の良い辛口シードルとして定着しつつある存在です。1本あたり200円前後という、手に入れやすい価格帯も魅力ですね。
【アルコール度数:4.5%】
キリン ハードシードルを試飲
栓を開けた瞬間、軽やかなりんごの香りが広がります。グラスに注ぐと、大きめのしっかりした気泡が次々とはじけ、飲む前から爽快なのどごしの期待大。
飲んでみると甘さはほとんどなく、非常にドライな印象です。飲み口やのどごしなどがまるでビールのようですが、レモン果汁を絞ったようなハッキリした酸味が追いかけるよう感じられ、爽やかなあと口。
アルコール度数4.5%と低めに抑えらていることも手伝って、思わずごくごく飲み進めてしまいます。キリンのおいしいビールを作る技術がそのまま生かされたようなシードルです。
60年以上前から造られている国産シードル「アサヒ ニッカシードル・スイート 200ml」
国産りんごを100%使用した、糖類・香料無添加のやさしい甘さのシードルです。
1954年に、青森県弘前市内の造り酒屋・日本酒造(現在の吉井酒造)が、朝日麦酒(現アサヒビール)の支援を受けて、りんごでシードルを製造する新会社「朝日シードル」を設立。その後、朝ドラの主人公にもなったニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝に事業内容の引継ぎを依頼した末ニッカウヰスキー弘前工場が誕生し、1972年からシードルの製造・販売が本格的に再開されました。今や国際品評会などでも高評価を受ける実力派です。
甘口のスイート以外にも辛口のドライや季節限定品なども販売されています。
【アルコール度数:3%】
ニッカシードル・スイートを試飲
シャンパンのような微発泡のシードルです。香りは、とてもフレッシュ。4~8℃の低温域を数週間保つ独自製法で発酵をじっくりと行うことで、生のりんごの香りがしっかり保たれています。
りんごの糖分をうまく残しているので、りんごをそのまま齧ったような果実のおいしさが感じられますよ。200mlの小ぶりな瓶は、甘いものを少しだけ楽しみたい、リラックスタイムのスイーツ代わりにも良さそうです。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】まっぷるライフスタイル編集部
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