更新日: 2024年9月1日
防災トイレおすすめ8選!被災時もガマンできない「排泄」に備える
日本列島は、ここ数年、ゲリラ豪雨に台風、地震など「100年の一度」といわれるほど大きな自然災害に襲われ、甚大な被害をこうむるようになりました。
防災対策は、いまややって当たり前という時代です。
懐中電灯、ラジオ、ヘルメット、水、食料……
準備万端!と思っている人、防災トイレの備えはできていますか?
食事や水は2、3回抜いてもどうにか生きていられますが、排泄は絶対にガマンできません。
今回は、被災時に避けては通れないトイレについて学ぶとともに、まっぷる編集部おすすめの防災トイレ11選をご紹介します。
目次
防災トイレの備えは“マスト”です!!
近ごろ、年を追うごとに自然災害の規模が大きく、頻度も多くなってきていると思いませんか? それにともなって日本人の防災意識も年々高まっているようです。
2021年、国土交通省では「10年ほど前(東日本大震災前)」と「最近2年から3年で行っていること」の防災意識を比較した国民意識調査を実施しました。その結果、「ハザードマップや避難所・経路の確認」は20.0%から37.9%(17.9pt増)に、「食料・水等の備蓄や非常持ち出しバッグ等の準備」は22.8%から35.8%(13.0pt増)に、「防災情報の収集(アプリ・ポータルサイト等の活用)」は6.6%から16.6%(10.0pt増)に、それぞれ対策している人が増えていました。防災意識の向上自体は、大変よいことですね。
ところが! この調査項目にもなく、忘れてしまいがちなのが「防災トイレ」。でも、決して見過ごしてはならず、準備しておかなければ絶対に後悔するのも「防災トイレ」なのです。排泄は誰も止めることができません。
※データは「令和3年版 国土交通白書2021」調べ
防災トイレの出番は、断水・停電・排水管損傷時
防災トイレが必要なシチュエーションは、上下水道の破損による断水時、排水管の損傷時が考えられます。高層マンションなど、給水システムに電力を使っている場合は、停電時も使えません。
・断水
・停電(電力を使った給水システムの場合)
・排水管の損傷
汚水・汚物があふれ出す、排水管損傷の恐怖
とくに注意しておきたいのが、排水管が損傷した場合です。用を足したあと、バケツ等で水を流すと、最初のうちはうまく流れますが、排水管が破損していた場合、次のような恐怖体験に襲われます。
●戸建て住宅の場合
次第にトイレの水の流れが悪くなり、やがて汚水や汚物があふれ出す。
●集合住宅の場合
1階の住宅のトイレから、上の階の汚水や汚物があふれ出す。
被災後、トイレを使う前のチェック項目
●住んでいる市町村の役場のホームページ等で、下水道に使用制限がかかっていないか確認。または、宅地内の汚水ますの蓋を開けて水が流れているか確認。
●集合住宅の場合は管理組合等へ確認。
↓
↓「よくわからない」
↓ or
↓「便器の下部や天上裏から水漏れや悪臭など、異変がある」
↓
専門業者に確認してもらうまでは、防災トイレの使用をおすすめします。
くわしくは、国土交通省による「災害時のトイレ、どうする?」の動画、漫画を、ぜひご覧ください。とても参考になります。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】まっぷるライフスタイル編集部
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