バス釣りの代表的なスタイル
ブラックバス釣りの面白いところはバサーによって釣果の価値観が異なることです。「誰よりも数を釣る」や「大物を釣る」ことに価値を持つバサーだけでなく、「どのように釣るか」や「何で釣るか」に重きを置くバサーも多いです。
・ビッグベイター・・・ビッグベイトと呼ばれる規格外の大きなルアーを使うロマン溢れるスタイル。大物サイズを狙っている人が多い印象。
・フィネススタイル・・・ビッグベイトとは逆に極小のルアーを繊細に操るスタイル。サイズよりも何匹釣ったかの数釣りや、難しいフィールドでの1匹を目標としている人が多い印象。とにかく繊細です。
・トッパー・・・トップウォータープラグと呼ばれる沈まないルアーのみを使用するスタイル。水面に魚を誘いだす釣り方。水温が低いと魚は表層に上がってこないのでトップシーズン以外は難しい釣り方。
上記以外にもたくさんのスタイルがあり、スタイルごとに使用する道具が変わります。
最初は幅広くいろいろなスタイルに使用できる万能な道具を用意するのがおすすめ!徐々に自分のスタイルを確立していきましょう!
今回は、これからブラックバス釣りを始めようとしている方に、「最低限これだけは揃えなければいけない道具」と「あると便利な道具」をご紹介します。
バス釣り初心者が最低限揃えるべき道具
それではバス釣り初心者の方が買うべき道具をご紹介。
ロッド(ベイトリール用)、ベイトリール、ライン(ベイトリール用)、プライヤー、タックルケース、タックルバッグ、偏光サングラスの8カテゴリーに分けて紹介していきますよ。
>>ロッド(スピニングリール用)、スピニングリール、ラインなどあるとバス釣りがさらに便利になる道具特集記事はこちら
【バス釣り初心者が最低限揃えるべき道具】1.ロッド(ベイトリール用)
幅広く万能的に使えるバーサタイルと呼ばれるロッドがおすすめ。ロッドは「ベイトリール用」と「スピニングリール用」があり、リールの種類に合わせたロッドを用意します。ベイトリールとスピニングリールの両方を揃えると使えるルアーの幅が広がりますが、どちらか一つということならば「ベイトリール用」がおすすめです。
スピニングリールの方が扱いは簡単ですが、ベイトリールに比べ使用できるルアーが限定されてしまいます。幅広いルアーを使用できるという点を重視して選ぶならベイトリール。
シマノの「バスワン XT 162ML2」や「20ゾディアス 1610M」が最初の一本に最適。どちらのロッドも入門ロッドとして長年の信頼と実績があるだけでなく、最大手ブランドであるシマノの性能を存分に搭載しているコストパフォーマンスに優れたモデル。
低価格帯のロッドは重いと言われますが、近年の製造技術の進歩により驚くほど軽量に仕上がっています。また「バスワン XT 162ML2」や「20ゾディアス 1610M」は、ともに短いロッドなので重さが負担になることはないでしょう。
エントリーモデルでも大手メーカーのロッドであれば性能は十分なので、ロッドの取り扱いに馴れてから高価格帯のロッドを検討することをおすすめします。
おすすめのロッド(ベイトリール用)①:シマノの「バスワン XT 162ML2」
おすすめのロッド(ベイトリール用)②:シマノの「20ゾディアス 1610M」
>>ロッド(スピニングリール用)、スピニングリール、ラインなどあるとバス釣りがさらに便利になる道具特集記事はこちら
【バス釣り初心者が最低限揃えるべき道具】2.ベイトリール
ロッドのおすすめで紹介しましたが、リールには「ベイトリール」と「スピニングリール」という種類があります。両方揃えるのが理想ですが、最低限ということであればベイトリールを用意しましょう。
大手メーカーで1万円程度のリールであれば性能も十分なので、選ぶときの基準にするとよいでしょう。値段が上がればその分、性能も良くなっていきますがエントリーモデルでも性能は十分。
おすすめはシマノの「バスワンXT」。エントリーモデルですが筆者も使用しているリールです。ハイエンドモデルと比較すると、安価な素材を使用しているので持った時の安っぽさは否めませんが、性能面で不便を感じることはありません。実売価格10,000円以下のモデルということもありコストパフォーマンス抜群。
おすすめのベイトリール:シマノの「バスワンXT」
【バス釣り初心者が最低限揃えるべき道具】3.ライン(ベイトリール用)
ラインはたくさんの種類、それぞれの太さ(「lb」と表記されています)があります。数ある中でも最初は「ナイロン素材」の「16lb」がおすすめ。
16lbはバス釣りの中では「やや太め」ですが、魚が釣れた際に糸が切れてしまうラインブレイクというトラブルを少なくすることができるので初心者は太めのラインを使うと良いでしょう。
サンヨーナイロンの「アプロード GT-R ウルトラ」はしなやかなので、トラブルが少なく快適に釣りができます。他のメーカーのラインよりやや高めの価格になりますが、適度な伸びとラインの耐久性も評価されているので安心。
安価なラインは扱いが難しくトラブルを発生させる原因となることが多々あるので注意しましょう
おすすめのライン(ベイトリール用):サンヨーナイロンの「アプロード GT-R ウルトラ 16lb」
>>ロッド(スピニングリール用)、スピニングリール、ラインなどあるとバス釣りがさらに便利になる道具特集記事はこちら
【バス釣り初心者が最低限揃えるべき道具】4.ルアー(ハードベイト)
バス釣りには何百、何千という数のルアーがあります。
流行りの最新ルアーを選ぶのも良いですが、おすすめは昔からある定番の「レジェンドルアー」。流行り廃りの多いバス釣り業界で、廃盤にならずに発売され続けているということは釣れているルアーという証拠。
初心者におすすめのルアーは「ただ巻いて」釣れるルアー。
クランクベイト・・・リップ部分が抵抗となり巻くとルアーが潜るルアー。リップの長さでどの深さを狙うかが変わります。ダイワの「ピーナッツ II」 は、SSR、SR、DRと潜る深度が違うタイプがラインナップされているので、いろいろな深さを狙うことができます。
値段も安価なのでまずはピーナッツⅡを揃えてみるのがおすすめ!
バズベイト・・・プロペラが回転し水面でアピールするルアー。暖かい時期に活躍します。おすすめはデュオの「レアリスバズベイト」。
ルアーのウェイトバランスがキャストに向いた後方重心。大きな音でアピール力も高いので良く釣れます。
スピナーベイト・・・金属のブレードでアピールするルアー。リールを巻くスピードを変えることでどの深さを狙うかが変わります。
メタルバイブ・・・形状から「鉄板」と呼ばれることも。小型で重量があるのでキャストしやすいルアー。
おすすめのルアー①:ダイワの「ピーナッツ II」(クランク)
おすすめのルアー②:デュオの「レアリスバズベイト」(バズベイト)
【バス釣り初心者が最低限揃えるべき道具】5.プライヤー
プライヤーとは釣り用のペンチのこと。釣ったバスの口から針を外すのに使用します。ラインカッター機能が付いたモデルを選ぶと便利です。
プライヤーは小さなマイクロサイズから大型のものまでありますが、バス釣りにまだ馴れていない場合は大きめのロングノーズタイプのプライヤーがおすすめです。魚から針を外す時にプライヤーが小さいと、魚が暴れた衝撃で針が手に刺さってしまうなどの怪我をしてしまうことも。
プライヤーのおすすめはジークラックの「ビッグゲームプライヤー」。このプライヤーはオリジナルソフトグリップが採用されており、グリップが滑りにくく力を入れやすいのがポイント。
ロングノーズになっているので、雷魚などの口をなかなか開けてくれない魚種が釣れてしまっても針を外しやすいので安心です。先端のスプリットリングオープナーや、ラインカッター機能も付いていますよ。
おすすめプライヤー:ジークラックの「ビッグゲームプライヤー」
【バス釣り初心者が最低限揃えるべき道具】6.タックルケース
タックルケースは、ルアーを入れるプラスチック製のケースのこと。ルアーには針が付いているので持ち運ぶ際にはケースが必要となります。
タックルケースはメイホウの「バーサス」シリーズが定番です。さまざまな大きさや仕切りタイプのケースがあるので、持っているルアーの数や大きさに合わせて選びましょう。
おすすめタックルケース①:メイホウの「バーサス・VS-3010ND」
おすすめタックルケース②:メイホウの「バーサス VS-3010NDM」
おすすめタックルケース③:メイホウの「バーサスSFC VS-706(ルアータイプ) L」
【バス釣り初心者が最低限揃えるべき道具】7.タックルバッグ
タックルボックスやプライヤーなどを入れるバッグ。様々なタイプのバッグがあるので好みに合わせて選びましょう。
釣りメーカーのタックルバッグであれば、どれも釣りのシチュエーションを考慮して設計されています。バッグに関しては、お気に入りのデザインで選びましょう。
おすすめのタックルバッグ①:コロンビアの「バイパーリッジ」(ショルダーバッグ)
おすすめのタックルバッグ②:メイホウの「ウエストハンター」(ウェストボックス)
おすすめのタックルバッグ③:ダイワの「D ヒップバッグ」(ヒップバッグ)
おすすめのタックルバッグ④:アブガルシアの「ランガンメッセンジャーバッグ」(メッセンジャーバッグ)
【バス釣り初心者が最低限揃えるべき道具】8.偏光サングラス
水面に反射している光を遮り、水中の様子を伺うことができる偏光サングラス。水中の障害物や、魚の有無など状況を把握するための情報は釣果アップの秘訣です。
また、釣り場では不意に他人のルアー(時に自分のルアー)が飛んでくることもあるので、そのような危険から目を保護する役割も果たします。
付けたり外したりすることが多い偏光サングラス、水辺での使用になるので水に浮くフローティングタイプを選ぶと安心。シマノの「フローティングフィッシンググラス」はしっかりしたフレームで掛け心地も良くおすすめですよ。
おすすめの偏光サングラス:シマノの「フローティングフィッシンググラス」
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】OJISAMA PALLET
ブラックバスフィッシング、ソルトフィッシング、エリアミノーイングなどの動画を「おじさまパレット」名義でYouTubeにアップしている釣り好きなおじさん達。流行には流されず好きな釣り、興味がある釣りに挑戦。「釣りを通してコミュニケーション」をテーマに首都圏発着の釣り初心者向け講座も展開しています。
記事では専門用語はあまり使わず初心者に伝わりやすい言葉でレポートするよう心掛けています。
釣りのYouTubeチャンネルも運営中。楽しい釣りをどんどん紹介していきます!
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OJISAMA PALLETの読み物記事はこちら:https://www.mapple.net/writer/ojisama_pallet/