更新日: 2022年6月6日
JALプラチナカードで極上の空旅を堪能しよう! マイルがザクザクたまるハイグレードなクレジットカード
JALグループや提携航空会社の飛行機利用時はもちろん、日常の生活費の支払い代金に応じて、高還元率でマイルが付与されるJALプラチナカード。
JALプラチナカードは、JAL普通カードに比べてフライト時のボーナスマイルをはじめ、さまざまなシーンでマイル還元率が高くなるクレジットカードです。毎年の年会費がかかりますが、その分手厚い特典が期待できます。
今回はJALプラチナカードの特徴や魅力を、JAL普通カードとの違いにも焦点をあてて紹介していきます。
これからJALカードを持つことを検討している方も、すでにJAL普通カードは持っているけどさらに上位のカードが気になるという方も、必見です!
目次
JALプラチナカードとは
JALプラチナカードは株式会社JALカードが発行するクレジットカードです。株式会社JALカードは日本で唯一の航空系クレジットカード会社で、日本で最初に海外・国内旅行保険の自動付帯化、航空会社と鉄道会社の提携クレジットカードの発行などを行ってきた実績を持っています。ちなみに、国際ブランドがアメリカン・エキスプレスのカードを選んだ場合は、株式会社JALカードとアメリカン・エキスプレスのライセンスを受けた三菱UFJニコス株式会社が提携して発行するクレジットカードとなります。
JALプラチナカードはJALマイレージバンク機能とクレジット機能を併せ持っています。JALマイレージバンク(JMB)機能とは、ためたマイルを航空券や電子マネーなどに交換できるプログラムのことです。マイルはほかのクレジットカードにおける「ポイント」と同じ趣旨になります。
今回紹介するJALプラチナカードは、JALカードの最高位となるステータスカード。JAL普通カード以上に、マイルをためやすいのがJALプラチナカードのいちばんの特徴です。
JALプラチナカードの基本情報
JALプラチナカードは年会費3万4,100円がかかります。申し込みはオンラインもしくは書類の郵送から可能。発行までに2~3週間程度必要です。申し込み資格は原則として20歳以上。日本に生活基盤があり、日本国内での支払いが可能な方かつ、学生を除く、本人に安定した継続収入のある方となっています。
国際ブランドはJCB、アメリカン・エキスプレスの2種類から選べますが、カードの種類によっては国際ブランドが固定となる場合もあります。
家族カードを作る場合は、発行枚数の上限は本会員のカードを含めて8枚。年会費は、家族会員1人あたり1万7,050円になります。家族プログラムに登録しておけば、家族のマイルが合算できる機能もありますよ。
JALプラチナカードでたまるのはマイル! ため方は?
JALプラチナカードでたまるマイルは、ほかのクレジットカードでたまる「ポイント」と同義ですが、航空機に特化したため方、使い方ができるのが特徴です。
マイルは、JALグループやワンワールドアライアンス加盟航空会社など提携航会社の飛行機を利用することでたまります。ちなみにANAとはアライアンスが違うので、マイルの相互利用はできません。
また、飛行機にあまり乗らない方でも、ショッピングや宿泊先での支払い、JAL Wellness & Travelに入会して歩いた歩数に応じたマイルをもらう、などのため方もあります。
JALプラチナカードでためたマイルの使い方は?
特典航空券への交換や、JAL国際線アップグレードは、マイルの使い道としてお得度の高い人気のチョイスです。そのほか、JAL Webサイトでの航空券やツアー購入に使えるポイント「e JALポイント」や、電子マネー「WAON」などに交換することもできます。
JALプラチナカードでためたマイルの使用期限は? 期限がせまった場合はどうする?
マイルの使用期限は付与から3年間となっています。
期限が迫っているけれど、直近で飛行機を利用する予定がない…なんて場合には、マイルをe JALポイントへ交換するのもおすすめ。交換するたびに有効期限が延びていくので安心です。交換は5,000マイル単位。5,000マイル=5,000e JALポイント、5,000円相当となります。
また、現在は新型コロナウイルス感染症の影響にともなうJALグループ便の運休や減便により、マイル・e JALポイント・JALクーポンに関して特別対応もとられています。期間中に事前登録が必要になりますが、有効期限延長などが行われているので、期限の近いマイルやe JALポイントをお持ちの方はJAL公式HPで確認してみてください。
それではマイルのため方や詳細を含め、JALプラチナカードのハイレベルなサービス内容をさらに探っていきましょう。プラチナカードへのグレードアップを迷っている方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
JALプラチナカードのメリット
JALプラチナカードのメリットはたくさんありますが、代表的なものは以下の4つです。
①JAL普通カードよりもマイルがためやすい
②マイルの使い勝手が良い
③お得な各種割引や特典などが受けられる
④JAL普通カードよりも手厚い付帯保険が付いている
⑤旅行をもっと快適にするJALプラチナカードならではのサービス
JAL普通カードとの違いを知って、よりお得度の高い使い方を実践し、マイルをがっつりためましょう!
【JALプラチナカードのメリット①】JAL普通カードよりもマイルがためやすい
ひとくくりにマイルといっても、ため方はさまざま。ここでは代表的なため方を紹介します。
JALプラチナカードはフライト時に付与されるボーナスマイルが豊富なほか、ショッピングマイルの還元率も高くなっています。また、JALプラチナカードならではのアドオンマイルもあるので、JAL普通カードと同じ使い方をしていても、マイルがたまる速度は早まりますよ。
・フライトマイル
フライトマイルとは飛行機に搭乗するともらえるもので、搭乗区間の区間マイル×利用運賃のマイル積算率から算出され付与されます。
区間マイルは、国際航空運送協会IATAの運賃計算に使用する区間距離TPMを基準として定められた数値。マイル積算率は搭乗便の予約クラスによって、30%から150%まで変動します。
区間や利用運賃のマイル積算率によって獲得できるマイルは細かく変わり、少々ややこしい面もありますが、獲得予定のマイルはJALの公式HPで簡単にチェックすることができます。
JALグループでのフライトはもちろん、ワンワールドアライアンスに加盟する世界各国の航空会社やJALマイレージバンクの提携航空会社の利用でもフライトマイルがたまります。
フライトマイルを獲得するためには、予約時もしくは搭乗手続き時に「お得意様番号」の申請が必要ですが、搭乗後6か月以内であれば事後申請でマイルをもらうことも可能です。通常のフライトマイルに加えて、入会後はじめてのフライト時にもらえる入会搭乗ボーナスや毎年初回搭乗ボーナス、搭乗ごとにもらえるボーナスマイルもあります。
JALプラチナカードでもらえる入会搭乗ボーナスは、5,000マイル。毎年初回搭乗ボーナスは2,000マイル、搭乗ごとのボーナスマイルはフライトマイルの25%プラスとなっています。いずれもJAL普通カードよりも、たくさんのマイルが獲得できますよ。
・宿泊やツアーでゲットできるマイル
世界各地にある15,000軒以上のホテルや、JALが厳選した温泉地でJALプラチナカードで支払いをすれば、利用金額に応じたマイル、または1滞在や1泊につき固定のマイルがたまるのが、「ホテルマイル」「温泉マイル」です。
また、ツアーの申し込みでマイルをためることもできます。ボーナスマイル 2,200 マイル付きのJMBプラスハワイツアーは、とくにお得。このツアーに参加すると、フライトマイルとボーナスマイルの合計で約6,000マイルとなり、国内旅行に行けるほどのマイルを一気にためられますよ。
・ショッピングマイル
JALプラチナカードにはショッピングマイル・プレミアムというサービスが自動的に付帯しています。ショッピングマイル・プレミアムとは、マイルの付与率がいつでも2倍になるもの。JAL普通カードのマイル付与は200円につき1マイルですが、JALプラチナカードでは100円で1マイル。つまりマイルの付与率は普通カードの倍となります。ちなみに、年会費3,300円が必要ですが普通カード会員の方もショッピングマイル・プレミアムに加入することができます。
さらに、ショッピングマイルが2倍たまるJALカード特約店を利用すると、JAL普通カードの通常マイルと比較して4倍ものマイルをためることができます。JALカード特約店には、JALグループ航空券の購入やJAL/JTA機内販売、全国のホテルやレストラン、日々の生活で利用することの多いイオンやファミリーマートなども名を連ねています。
・アドオンマイル
普通カードを除く、JALの一部のカードのみに適応されるサービスです。
JALグループの航空券や機内販売など、対象商品を買ったとき、ショッピングマイルに加えて、さらにマイルがたまります。JALプラチナカードでは100円につき2マイルたまるので、ショッピングマイルとの合計は100円につき4マイルとなります。
【JALプラチナカードのメリット②】マイルの使い勝手が良い
JALの国内線・国際線の航空券に交換できるのはもちろん、JAL国際線アップグレード特典や、航空券やツアー購入に使えるポイントに交換するなど、たくさんのシーンでマイルが使えます。
そのほか、飛行機利用の予定がない場合でも、マイルを電子マネー「WAON」やPontaポイント、Amazonギフト券などにも交換可能。
ためたマイルは1,000マイルから利用できます。
・フライトで使う
JALの特典航空券への交換は、マイルの使い方のなかで最もコスパが良く人気です。特典航空券とは、ためたマイルと交換で入手できる航空券のこと。国内線は片道6,000マイルから、国際線は片道7,500マイルから特典航空券と交換できます。
JAL路線以外にも、ワンワールドアライアンス加盟航空会社を中心に、多くの提携航空会社のフライトでもマイルを使えるので、利用したい区間の特典航空券があればラッキーですね。
特典交換に必要なマイル数についての詳細は、JAL公式HPで確認してください。
特典航空券の予約は、JALの公式Webサイトまたは電話での申し込みとなります。有効期限は国内線・国際線ともに予約便に限られます。予約便に搭乗しなかった場合は、無効となるうえ、マイルの払い戻しもないので、注意が必要です。なお、国内線に限り予約変更締切日までに予約変更した場合、マイル引き落とし完了日の翌日から数えて1年間が有効期限となります。
・JAL国際線のアップグレードで使う
予約クラスによって対象外となってしまうものもありますが、マイルを利用して手持ちのJALグループ航空会社の国際線の航空券をアップグレードすることができます。手持ちの航空券がビジネスクラスなら、ひとつ上のファーストクラスでの搭乗が可能です。必要なマイルについては、JAL公式HPの「必要マイル早見表」をチェックしましょう。
予約は、搭乗の360日前から可能です。JAL Webサイトまたは電話で申し込みましょう。アップグレード特典の有効期限は予約便のみ。予約便に搭乗できなかった場合は無効となります。
・ポイントやクーポンへの交換で使う
e JALポイントに交換する
e JALポイントとは、JAL の公式WebサイトでJALグループ国内線・JAL国際線航空券の購入や、JALパックツアーの購入などに利用できるポイントです。
5,000マイル単位で交換することができ、5,000マイル=5,000e JALポイントとなります。1万マイル単位の交換はさらにお得で、1万マイル=1万5,000e JALポイントに交換できます。期間限定ですが、2022年7月末までのキャンペーンでは、1,000マイル単位から交換することも可能で、1,000マイル=1,000e JALポイントとなっています。
e JALポイントの有効期限は特典交換を行った日から1年ですが、交換するたびに最新の有効期限に更新されていきます。使い方次第では、有効期限が3年間のマイルよりも長期間ためられるので、じょうずに使いこなしたいですね。
ZIPAIRポイントに交換する
JALのLCC、国際線専門のZIPAIRをよく使う方におすすめのサービス。
ZIPAIR Clubに入会しておけば、入会ポイントや、マイルからの交換によってZIPAIRポイントを獲得でき、ためたポイントはZIPAIRの航空券の購入などに使えます。ちなみに、マイルとZIPAIRポイントは相互交換が可能です。
マイルからZIPAIRポイントに交換する場合、3,000マイル、5,000マイル、1万マイル単位で交換となります。1,000マイル単位で交換する場合は1マイル=1ZIPAIRポイント、1万マイル単位だと1マイル=1.5ZIPAIRポイントになり、還元率がUPします。
ZIPAIRポイントの有効期間は1年間です。
そのほか、JALグループの航空券・ツアー・ホテルの宿泊などの支払いに利用可能な「JALクーポン券」との交換や、国内外のMastercard加盟店での支払いに使えるプリペイドカード「JAL Global WALLET」へのチャージにもマイルが利用できます。
電子マネー「WAON」やPontaポイントへ交換したり、Suicaへのチャージに交換したり、Amazonギフト券に移行するなど、より日常的な方法でマイルを消費することもできますよ。マイルの使い道は多種多様なので、自分に合った使い方をみつけてくださいね。
【JALプラチナカードのメリット③】お得な各種割引や特典などが受けられる
JALプラチナカード支払いをするだけで割引料金が適応されたり、マイル還元率がUPされたりするなどのうれしい特典がたくさんあります。また、JALプラチナカードなどのステータスの高いカード会員専用の空港ラウンジサービスが使えるのも魅力的。JALプラチナカードを持っているからこそ享受できるハイレベルなサービスを利用しない手はありませんよ!
・空港ラウンジサービス
国内の主要空港と、ダニエル・K・イノウエ国際空港(ハワイ・ホノルル)の提携カード会社の会員専用ラウンジを使えるサービスです。JALプラチナカードを含む一部のカード会員だけが使える特典となっています。フライト前に、ゆったりと過ごすことができるのもJALプラチナカードを持つ醍醐味です。
JALプラチナカード、もしくは当日の搭乗券または航空券を提示するだけで会員専用ラウンジに入ることができます。ここで注意しておきたいのは、カード会社のラウンジと航空会社のラウンジは別に存在している点です。利用予定のラウンジの有無をあらかじめ確認しておくと安心です。
・JALビジネスクラス・チェックイン
JALプラチナカードと一部の対象カードのみ使えるサービスです。ビジネスクラス利用時だけでなく、エコノミークラスおよび特典航空券でJAL国際線に搭乗する場合に、JALプラチナカードを提示するだけで、JALビジネスクラス・チェックインカウンターを使えます。
通常よりもスムーズにチェックインできて、とっても便利ですよ。
・ホテルニッコー&JALシティで使える割引・特典
日本全国だけでなく、世界各地にも展開がある「ニッコー・ホテルズ・インターナショナル」と、「ホテルJALシティ」をさらに身近にしてくれる割引や特典があります。
マイルがたまる宿泊プラン「J-SMART」で宿泊すると、アーリーチェックインやレイトチェックアウトを利用できるだけでなく、1泊あたり200~2,000マイルがもらえますよ。
そのほかJAL普通カード同様に、当日の予約・変更ができるうえ、割引運賃で利用できる「JALビジネスきっぷ」や、専用サイトからの予約購入でツアー参加者全員最大3%offになる「JALパッケージツアー」、JAL/JTAの機内販売商品、またはJAL SHOP機内販売オンラインストアの商品をJALカード支払いで購入すると10%割引になる「機内販売割引」などの特典ももちろん対象です。
【JALプラチナカードのメリット④】 JAL普通カードよりも手厚い付帯保険が付いている
JALプラチナカードには、傷害治療や疾病治療費用、携行品損害などを補償する旅行保険が付帯しています。また、海外旅行中に病気やケガなどのトラブルが起きてしまったときに日本語で24時間電話相談に対応してくれるサービスが使えます。
傷害の場合最高1億円の補償が受けられるなど、JAL普通カードに比べて補償金額、項目ともにかなり充実しています。
そのほか、JAL普通カードにはない保険も付いています。「JALカードゴルファー保険」は国内・海外でのゴルフプレー中に起きてしまったトラブルに対応する保険です。また、JALプラチナカードで購入した品物の損害を購入日から90日間補償してくれる「ショッピング保険」などもあり、旅行全般の心配事をしっかりカバーしてくれます。
JALプラチナカードには安心感の高い保険が付帯されています。とはいえ、盗難保険は付帯されていないなど注意しておきたい点もあるので、十分に気を付けて、安全な旅を楽しみましょう!
【JALプラチナカードのメリット⑤】旅行をもっと快適にするJALプラチナカードならではのサービス
JALプラチナカードを持っている方だけが得られる上質なサービスも見逃せません。
・プライオリティ・パス
JALプラチナカードにはプライオリティ・パスが無料で使える機能が備わっています。プライオリティ・パスとは、140以上の国や地域にある1,000以上の空港ラウンジが利用できるサービスです。
JALプラチナカードが手元に到着後、別途申し込みが必要ですが、本来かかるはずのプライオリティ・パスの年会費99米ドルや、利用料の32米ドルが不要になります。
・プラチナ・コンシェルジュサービス
JALプラチナカード会員の相談や要望に、専用スタッフが24時間365日応じてくれるコンシェルジュサービス。国内・海外でのレストラン予約や、海外のミュージカルなどのチケット手配のほか、緊急時の支援サポートもしてくれる心強い存在です。
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【筆者】Wing
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