映画『ラフ ROUGH』の挿入歌やフジテレビ系ドラマ『卒うた』の主題歌として起用された楽曲「奏（かなで）」は、スキマスイッチが2004年にリリースした人気の卒業ソングです。オリコンやBillboardのランキングのほか、平成カラオケランキングにもランクインしておりロングヒットを記録しています。

リリースから13年後の2017年には映画『一週間フレンズ。』の主題歌にも抜擢され、「奏（かなで） for 一週間フレンズ。」として録り直しもされました。

Aメロ、Bメロ、サビ部分は比較的歌いやすい一方で、Cメロが男性にとっては少し高めのこの曲。裏声を丁寧に出すと綺麗に歌い切ることができますよ！

J-ROCKを語るなら必ず聴いてほしい4人組ロックバンド、BUMP OF CHICKEN。彼らの音楽はたくさんのアーティストにも影響を与えており、BUMPに憧れてメジャーデビューしたバンドも数多おります。

彼らの楽曲はどれも傑作ばかりですが、中でも有名で盛り上がりやすい一曲が「カルマ」。ゲームソフト『テイルズ オブ ジ アビス』の主題歌として書き下ろされたこの楽曲は、2005年のリリース以来色褪せることなく愛され続けている人気ソングです。

初めは単調なメロディラインで音程を安定させるのが難しいですが、お腹に力をこめてどっしりと歌ってみましょう。サビ部分まで辿り着ければ伸びやかに感情を込めながら歌いやすい楽曲です。有名な曲なのでみんなで口ずさんでも楽しいですね。

2013年にリリースされたゆず39枚目のシングル「雨のち晴レルヤ」は、オリコンに24回も登場した人気の楽曲です。NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』の主題歌として書き下ろされ、紅白歌合戦でも披露しました。日本レコード大賞では優秀作品賞に選ばれ、各所から高い評価を得た楽曲の一つです。

曲中には交響曲のフレーズが登場するなど、飽きを来させない曲作りも魅力の一つ。3拍子でリズムが分かりやすく、音程もそれほど大きく動かないため、カラオケでも男女問わず歌いやすい楽曲の一つです。

BUMP OF CHIKENは幼馴染で結成されたバンド。30代になった今でも10代の気持ちを持ち続けているかのような、メッセージ性のある歌詞と強いメロディーが大きな魅力です。

アニメ『SPY×FAMILY』の第2クールのOPテーマ「SOUVENIR」。ヴォーカルの藤原基央の声質によって高めに聴こえているかもしれませんが、メロディーの動きは大きくなく歌いやすい曲です。サビはファルセットになっていますが、鼻歌を歌うくらいのつもりで響かせるとうまくいきますよ。

沖縄出身のロックバンド、MONGOL800が2001年にリリースした楽曲「小さな恋の歌」。リリース時から人気はありましたが、2007年にドラマ『プロポーズ大作戦』の挿入歌として起用されて以来さらにヒットを伸ばした楽曲です。カラオケランキングでは2年連続で年間10位を獲得し、ストリーミングでも1億回以上再生され、幅広い世代に長く愛される楽曲となりました。

曲の特徴は音域が比較的狭いこと。最も盛り上がるサビ部分でも、男性が地声で出しやすいソ#が最高音です。リズムも素直で取りやすいため、カラオケで歌いやすい楽曲として定番です。

1994年から25年以上活動を続けるロックバンドの花形、ポルノグラフティ。2001年にリリースした代表曲「アゲハ蝶」は資生堂のCMソングにもなった人気の楽曲です。リリース時はオリコン1位を獲得し、CDは出荷枚数100万枚を超えるミリオンセラーを記録しました。

ボーカルの岡野は中性的な声の持ち主であるため、カラオケでは男性だけでなく女性にも歌いやすいとの評判も。言葉のひとつひとつをはっきり発音すると上手に聞こえますよ。アップテンポでノリノリなリズムが魅力のこの曲、序盤に歌えば盛り上がること間違いありません！

山梨県出身の3人組男性ロックバンド、レミオロメンが2005年にリリースした楽曲「粉雪」はドラマ『1リットルの涙』の挿入歌にも起用された人気の楽曲です。オリコンチャートでは週間2位を4回獲得し、カラオケランキングでも1位を記録しました。リリースから15年以上経った今でも多くのアーティストにカバーされ愛され続ける楽曲の一つです。

曲の特徴は音域が広くA、Bメロとサビ部分で高低差が大きいこと。とはいえ全体としてゆったりとしたテンポのため、丁寧に歌えば歌いやすい楽曲ですよ。

ここで紹介している曲は全て、Amazon Music Unlimited会員になると何度も聴く事ができます。月々1,080円（Prime会員なら月々980円）で約1億曲という音楽コンテンツを聞き放題で楽しめますよ。

2021年に初の紅白歌合戦出場を果たした今注目のシンガーソングライター藤井風。代表曲の「きらり」は、特に男性が歌いやすい楽曲としてカラオケランキングでも上位をキープしています。ホンダのSUV『VEZEL』のCMソングとしても起用されたこの曲は、Billboard JAPANのランキングにてダウンロード1位、ストリーミング5位を記録しており、ストリーミングにて1億回以上再生されました。

高音域から低音域まで広く使うこの曲は力を込めて歌いがちですが、それでは逆効果。あえて力を抜いて息をたっぷりと含ませながら歌うことで、より藤井風っぽく歌い上げることができますよ！

シンガーソングライター米津玄師の最も代表的な曲の一つ「アイネクライネ」は、カラオケでも歌いやすいと人気の楽曲。2014年のリリース以降長い間Billboard JAPANのチャートにランクインし続けており、J-POPの代名詞にもなりつつある名曲です。リリース当初は東京メトロのCMソングにも起用され、米津玄師の知名度を上げるきっかけともなりました。

音程は概して高めですが、一番高い音でもソ#という歌いやすさ。一般男性が裏声を使わずに出せる平均的な高さの上限がソ〜ラと言われているため、頑張れば裏声無しで歌い切れる楽曲ですよ。

Z世代を中心として高い人気を誇るロックバンド、Mrs. GREEN APPLE。彼らの紡ぎ出すメロディや歌詞は哲学性のあるものばかりで、男女や年齢を問わず幅広い世代から愛されています。

そんなMrs. GREEN APPLEの楽曲の中でもカラオケで歌いやすくノリの良い一曲が「ニュー・マイ・ノーマル」。2020年にバンド活動を休止したのち、2022年に活動再開を記念してリリースされた感動的な楽曲です。

高音域が目立つ印象ですが、感情を込めやすく勢いで歌いやすいのも特徴のひとつ。音をうまく当てに行く感覚を持ちながら、高い音域では喉の力を抜いてリラックスすると綺麗に歌うことができるでしょう。慣れてきたらビブラートやこぶしなど、細かいテクニックにも気を配るとより上手に歌えますよ。