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パンクしてしまったらどうしたらいい?
パンクしていることに気づいたら、まずは冷静に落ち着くことがとても大切です。気持ちを落ち着けたら、それぞれの状況別に以下の手順で対処していきましょう。
車を発車させる前にパンクしていた場合
1.スペアタイヤに交換、またはパンク修理キットで応急処置。自分で行わない場合はJAFやロードサービスに連絡をしましょう。
2. 店舗でタイヤを修理してもらい、完了。スペアタイヤを持ち合わせていない場合は、JAFやロードサービスが整備工場などに車を搬送してくれるので、そこでパンクしたタイヤの修理(または新品タイヤへの交換)をしてもらいます。
一般道路を走行中にパンクした場合
1. ハザードランプを点灯させて路肩に停車させる。
2. 三角停止板などの停止表示機材を持ち合わせている場合は、それを車の後方に設置して他の車に停車中であることを知らせる。
3. 周囲の安全を確認した上で、スペアタイヤに交換、またはパンク修理キットで応急処置をする。自分で行わない場合はJAFやロードサービスに連絡をしましょう。
4. 店舗でタイヤを修理してもらい、完了。
または、
2. タイヤの状態が十分に走行可能と判断した場合は、そのまま最寄りのガソリンスタンドやカー用品店などに直行するのもアリです。その場合、釘などが刺さっていても抜かずにそのまま行きましょう。(抜くと穴が空いて空気がどんどん抜けてしまいます)
高速道路を走行中にパンクした場合
1. ハザードランプを点灯させて路肩に停車させる。
2. ハザードランプを点滅させたまま車を左側から降りる。※停車させている車に後方から衝突される危険があるため、車内での待機は絶対にやめましょう。同乗者がいる場合も、必ず左側から降りてもらいます。
3. 発煙筒を着火させて、車の後方50mの位置に置く。(三角停止板などの停止表示機材を持ち合わせている場合は、それも車の後方50mの位置に設置します。*)
*停止表示機材の携行は義務化されていませんが、高速道路上で停車させる際には設置しないと違反となり、罰則が与えられてしまいます。新車のオプションで用意されているエマージェンシーキットにはこの停止表示機材がセットとなっているので付けてもらうと良いでしょう。中古車を購入した場合は、いざという時のために用意しておくと良いですね!
4. ガードレールの外側まで速やかに避難して、道路管理センターやJAF、またはロードサービスに連絡する。
注意:高速道路上は大変危険なため、一般道のようにスペアタイヤへの交換や修理キットでの応急処置などを行うことは絶対にやめましょう!
タイヤ交換・パンク修理キットについて
修理店へ持っていく前の応急処置としてのタイヤ交換とパンク処理キットについて簡単に説明します。
タイヤ交換について
普段から車の軽整備などに慣れている場合は、30分ほどでできてしまうのでスペアタイヤに交換するのが一番良い方法です。初めての場合、もしくは慣れていない場合はJAFやロードサービスを呼ぶ方が良いでしょう。
パンク修理キットについて
最近の車は、スペアタイヤが搭載されていない代わりに「パンク修理キット」が搭載されています。大体はトランクルームの隅や下、またはシートの下にありますが、いざという時のために事前に確認しておきましょう。
キットに記載されているイラスト通りに行うことで、パンクしたタイヤの応急処置ができます。キットが搭載されていない場合は、ホームセンターなどで2,000〜3,000円ほどで購入することができるので、用意しておくと安心ですね。
※キットで行う修理は、穴の空いた箇所に液状のゴムを注入し固めて、一時的に穴を塞ぐ方法です。初めての場合は1〜2時間ほど時間がかかってしまう上に、正しく処置ができていないと意味がないだけでなく、事故に繋がる可能性もあります。
初めてなど慣れていない場合は、こちらもJAFやロードサービスを呼ぶ方が良いかもしれません。
応急処置の後は修理店へ直行!
スペアタイヤへの交換や修理キットでの応急処置が済んだら、パンクしたタイヤを修理してもらえるお店へ行きます。
スペアタイヤは、タイヤがパンクした際に修理店まで走れるようにするための非常用のタイヤたのめ、長期間使用することを想定しては作られていません。スペアタイヤをそのまま使い続けることはとても危険なので絶対NG!
そのため、修理店へ行くという工程は絶対に欠かせません。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】はるな
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趣味はドライブ!いろいろなところに旅行しています。大切な愛車を自分でもメンテナンスできるようになりたい!ということで、車のタイヤ交換や修理などにチャレンジ。
まだまだ分からないことだらけですが奮闘中。工具や車の仕組みについて楽しく学びレポートしていきます!