集成材とは小さい木材を接着剤で再構成した木質材料。松科のパインを使用しているのがパイン集成材で、フローリングや家具に人気がある素材です。

今回の天板用は幅900mm×奥行350mm×厚さ20mm、棚板用（2～4段）に幅900mm×奥行300mm×厚さ20mmのパイン集成材を使用します。

今回は楽天市場で販売しているサイズオーダー可能なパイン集成材板を使用。天板用は（幅601～900mm×奥行301～600mm×厚さ20mm）を幅900mm×奥行350mmでサイズオーダー。2～4段目の棚板用に（幅601～900mm×奥行100～300mm×厚さ20mm）を幅900mm×奥行350mmで3個サイズオーダーしました。

ワトコオイルのカラーは、濃い落ち着いた色が特徴のダークウォルナットを選択。木の表面に塗膜を作らず、木に浸透するオイルなので木材の美しさを惹きたててくれます。

また亜麻仁油がベースとなっているため、シックハウス症候群の原因とされる原材料を使用していないので安心して使うことができます。

ワトコオイルで塗装をした後は、ワトコワックスを塗ります。ワックスを塗ることで撥水効果を高め、手垢防止になります。艶消しの仕上がりなので、落ち着いた雰囲気を損なわない点がおすすめです。

専用の留め具があるアイアンフレームNeoが便利。専用のL字受金具とL字受金具用ネジがあります。天板と棚板をL字受金具に留めるためのネジを用意すれば簡単に作ることが可能。DIY初心者の方にはおすすめです。

アイアンフレームにL字受金具を専用ネジで留めていきます。専用設計なのでぴったり収まり簡単です。

棚板にアイアンフレームを合わせてL字受金具をネジ留めします。3.5mm×12mmのさらタッピングネジを使用。ネジ留めの箇所は多いので電動ドライバーを使用すると作業を楽に進めることができます。

電動ドライバーを押し込むようにしてネジ留めをしていきます。体重をかけるように使用するとスムーズにネジ留めができますよ。アイアンパーツは重たいので気を付けて作業しましょう。

天板にアイアンフレームを合わせてL字受金具をネジ留めします。3.5mm×12mmのさらタッピングネジを使用。天板は反転させて作業すれば体重をかけやすいのでネジ留めが簡単。

低い位置での作業は体への負担も多いので作業台があると便利です。無理のない姿勢で作業をすることができますよ。

選ぶ木材にもよりますが、傷等がある木材の場合は100番ほどの粗いサンドペーパーから開始して、番手を上げて目の細い240番以上のサンドペーパーで仕上げていくようにしましょう。

ワトコオイルのダークウォルナットは濃い落ち着いた色が特徴。木の表面に塗膜を作らず、木に浸透するオイルなので木材の美しさを惹きたててくれます。人気の塗料で評判も良いので今回はワトコオイルを選びました。

塗装は木目に沿って塗るのがポイントです！

渋い色味が人気のワトコオイル ダークウォルナット。刷毛を使い木目に沿って塗っていきます。塗料が入ると一気におしゃれな雰囲気の机になってきました。

30分ほど乾燥させ、ウエスで乾ききらなかった塗料を拭き取り、更に1時間ほど乾燥。塗料が乾燥したら、一回目より薄く重ね塗りをしていきます。

一回目と同じように30分ほど乾燥させ、ウエスで乾ききらなかった塗料を拭き取り更に1時間ほど乾燥させます。木の内部からオイルが噴出してくることがあればウエスで拭き取ります。

その後、24時間ほど放置して塗料の完全な乾燥を待ちます。

刷毛、またはウエスを使いワックスを塗り広げていきます。30分ほど乾燥させ、ウエスで乾ききらなかった塗料を拭き取り、更に1時間ほど乾燥させます。

今回使用したワトコワックス ナチュラルは、使用することで撥水効果を高め、手垢防止になります。ワトコワックスは艶消しなので木材の渋い雰囲気を維持できるのでおすすめですよ。

乾燥したらウエスで磨き込むように乾拭きすれば完成。この瞬間がDIYの醍醐味！遂に完成です！

5万円以下で完成！完璧な仕上がり！市販のアイアンラックに比べてコスパ最高で、初心者でも簡単に作れます。何より自分の求めるサイズ感の家具が入手できるのがDIYの魅力。ただ、塗装は乾燥などの時間がかかるので気長に待つ余裕が必要です！

今回はアイアンラックをDIYしてみましたがいかがだったでしょうか？アイアンラックのDIYは敷居が高いイメージを持たれる方も多いですが、専用のフレームなどを使用すれば簡単に作れるのがお分かりいただけましたでしょうか？

塗料やワックスを乾燥させる工程があるので時間はかかりましたが、作業している時間は1時間30分くらいでした。

自作したアイアンラックにお気に入りの小物を並べればテンションが上がりますよ。