狭く遠くを照らす「懐中電灯」と周囲を照らす「読書灯・ランタン」
防災ラジオのほとんどに付加されているのがライト。ひと口にライトといっても、移動するときに足元や遠くを照らすための懐中電灯と、広範囲を明るくする読書灯やランタンの役割をするものと、大きく分けて2種類あります。防災用ライトの備えがない人は、両方とも装備した防災ラジオを選ぶといいですね。光を遠くに飛ばして点滅するサーチライトもあったら安心の機能です。

スマホに充電可能なモバイルバッテリー機能
最近はUSBケーブルを使って充電できる電化製品がたくさんあります。スマートフォンもその一つ。だからこそ、モバイルバッテリーを搭載した防災ラジオは、災害時にありがたいもの。ですが、ここでチェックしておきたいのが、モバイルバッテリー自体の性能です。

バッテリー容量はスマートフォン1台分をほぼ満充電にできる4000mAh以上は欲しいところ。しかし、防災ラジオはそれ以下の容量のものがほとんどです。またケーブルが付属していない、あるいは合うケーブルがないこともあります。機種によっては相性が悪く、最悪の場合、充電できないこともあるので、手元に届いたら、必ずスマホとバッテリーの動作確認をしましょう。

緊急時にSOSを発動するサイレン機能
動けないとき、または体力が限界に達したとき、助けを求めるときに使えるのが緊急を伝えるサイレン、ブザー、アラート。万が一のときのためにあると安心の機能です。

避難所生活では必須のイヤホンジャック
意外と見落としがちなのが、イヤホンジャックの有無。防災ラジオのなかにはイヤホンジャックがないものもあるので購入前に確認しましょう。避難所生活を送るとき、他人の生活音はストレスの元。無駄なトラブルを避けるためにも、できればほしい機能といえるでしょう。

好きな色、形、デザインのものをセレクト
最近では防災グッズの世界でも、デザイン性が高いアイテムが注目されています。機能性が高いだけでなく、おしゃれな防災グッズだったら、日常生活やアウトドアレジャーでも大活躍。日頃から使っていれば、必要なときにすぐに取り出せますよね。点検、メンテナンスも怠ることなく、コストパフォーマンスの面でも満足度がぐっと上がります。

ココがスゴイ！10年ほったらかしOK、2分の手回しでラジオ60分
山善のAV機器ブランド「キュリオム」から発売された防災用手回し充電ラジオ。最大の特徴はコンデンサー充電池の搭載です。なんと、10年間保管していても手回し充電できるうえ、驚きの発電効率！

約2分間（1分間に約150回転）の手回し充電でFMラジオ約40分、AMラジオ約60分、ライト約25分使えます。スマートフォンは約5分間の手回し充電で、待ち受け約30分、通話約3分。アルカリ乾電池の場合は、さらに動作時間が長く、FMラジオ約120時間、AMラジオ約160時間、ライト約65時間、スマートフォンの待ち受け約8時間、通話約50分。

大人の手のひらにのるほどのコンパクトさと、約220gの軽量サイズも魅力で、防水・防塵にも対応しています。

ココがスゴイ！長期保存に強く、発電効率も高い手回し携帯用ラジオ
こちらも電気二層式のコンデンサーを採用した長期保存に強いタイプで、内部充電池の寿命は約10年。手回し充電はハンドルが軽いのが特長。本体にUSB端子があり、充電プラグアダプターとマイクロUSBケーブルを付属していて、スマートフォンや携帯電話への充電も可能です。

約1分間の手回し（1分間に150～180回転）でラジオ、LEDライトが約30分、スマートフォンは約5分間の手回しで待ち受け約25分、通話約2分使うことができます。

ラジオはワイドFMまで対応していて、防塵・防水仕様。重さ188gで、単4形乾電池（2本）を入れても200gちょっとの重量。持ち運びが楽なのも高評価のポイントです。

ココがスゴイ！手回し＆太陽光の電源がホンキで使える
世界のSONYからリリースされた防災ラジオ。音質の良さはもちろん、もっともスゴイところは、手回し充電、太陽光充電の効率がすこぶる高いこと。多くの防災ラジオでは緊急時の補助的役割の色合いが濃い機能ですが、「ICF-B99」は他機種と比較しても性能の高さが際立っています。

約1分間の手回し充電ではFMラジオが約50分、ライトが約15分、スマートフォンへの充電は待ち受けが約40分、通話が約1分使用可能です。いっぽう、太陽光充電は屋外で晴天時に約1時間充電した場合、FMラジオが約40分、ライトが約10分使用できます。電力事情が心配のタネとなる災害時だからこそ、心強いこと間違いなしです。

本体への給電・充電は、手回し充電、別売USB ACアダプターによる充電、単3形乾電池、太陽光充電の4方式。本体からスマートフォンへの充電は太陽光充電を除く3方式が可能です。

FM、ワイドFM、AM放送が受信できるラジオ機能のほか、LEDスポットライトを搭載。付属品として、スマートフォンを充電できるマイクロUSBケーブル、持ち運びに便利なハンドストラップ、非常用笛、キャリングポーチが付いてきます。
※ラジオとスマートフォンへの充電を同時に使用することはできません。

ココがスゴイ！緊急時の“12の困った”を解決するスグレモノ
防災、防犯に特化したアイテムが充実の「防災防犯ダイレクト」から出ている多機能型ラジオ。“緊急時の困った”を解決する12の機能を備えているのが特徴です。

たとえば、停電時に必須のLEDライト、よい音質でAMラジオを聴取できるワイドFM、手回し充電、太陽光充電など、至れり尽くせりの機能を装備しています。

なかでも注目は、2300mAhの容量のあるバッテリー。スマートフォンに充電する際に必要な各種充電用ケーブルも付属しているため、別途用意する必要がありません。

過充電・過放電を防止する回路を採用しているため、日頃からUSB充電で満充電にしておき、それとは別に単4形乾電池を準備しておくと安心です。

ココがスゴイ！大容量バッテリーを搭載した防災士お墨付きの逸品
災害時のあらゆる緊急事態を想定し、あれもこれも便利な機能をてんこ盛りに搭載した逸品。もっとも特徴的なのが大容量のモバイルバッテリー機能です。防災ラジオの場合、大容量をうたうものでも2000mAhくらいのものが多く、その倍の4000mAhあるものはごく少数。スマートフォンへの充電※も可能です。

ラジオはワイドFM対応で、自動選局ボタンがついているため、操作が簡単です。また、メーカー内に防災士が在籍していることから、救急時の装備も万全。懐中電灯、読書灯として使えるライトはスイッチ一つでSOS用のライトに。大音量のサイレンの機能もあり、遠方の人に救出を求めることができます。

約520gとやや重量感はありますが、複数の機能を一台に備えているため、装備品の数を減らせるのがメリットです。
※対応していないスマートフォンもあります。

ココがスゴイ！まるいフォルムがかわいくて、軽量、コンパクト
片手にのるほどコンパクトで、約300gの軽量サイズ。まるっこい形がかわいくて、毎日使いたくなるデザイン性の高さも魅力の一つです。が、ルックスだけでなく機能も上級レベル。ラジオは聞き取りやすい2スピーカーを採用していて、選局が簡単なデジタル式。バックライト付きで、液晶部分の文字が大きく、受信している周波数が一目でわかります。さらに、非常時用のサイレン付き。

給電・充電は乾電池、手回しの2方式。手回し充電の場合、手持ちの充電用ケーブルを準備すればスマートフォンに充電することができます。ただし、バッテリーが300mAhのため、緊急対応時のみと考えたほうがよさそう。ラジオは1分間の手回し充電で約14分間、アルカリ乾電池は約24時間が目安となっています。

ココがスゴイ！朝の目覚めも、緊急時も、この1台におまかせあれ
時計ブランドの「Seiko Clock」の商品。目覚まし時計に防災ラジオ機能を付けたもので、デイリー使いをしながら、いざというときの備えになります。

防災機能としては、FM、AMラジオのほか、LED懐中電灯、非常用ブザー、手回し充電ができ、内蔵充電池からは携帯電話、スマートフォン充電※が可能。

乾電池使用の場合は、ラジオ約35時間、時計約3年、LEDライト約60時間、非常用ブザー約9時間使用できます。充電池の残量が少なくなると、液晶画面に電池切れマークが点滅して知らせてくれるところも安心です。

内蔵充電池の使用可能時間は、ラジオ約12時間、時計約1年、LEDライト約20時間、非常用ブザー約3時間。ACアダプターは別途購入が必要です。

正確な時刻を表示する電波修正機能、フルオートカレンダー機能付き。文字盤にバックライトを搭載しているため、暗闇の中でも表示部分がよく見えます。
※対応していない機種もあります。

ココがスゴイ！ほっとする明かり＋ラジオ情報を同時にキャッチ
一見ラジオに見えない、ランタン機能付きラジオ。直径約9cm、高さ約6cmの円柱形で、とってもスタイリッシュなため、日常使いにグッド。コンパクトで取っ手が付いているので持ち歩くのも、吊るして使うこともできます。

裏技として、水の入ったペットボトルを上にのせると、光が反射して広範囲を照らすことができます。

アイワ製のFM、AM対応で、電源は単3形乾電池3本。電源の持続時間は、LEDライト約70時間、ラジオ約45時間、LEDライトとラジオの同時使用の場合は約20時間。