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1歳6ヵ月以降の赤ちゃんにおすすめの絵本12選
1歳半以降になると、覚えた言葉を言えるようになってくるので、絵本は言葉の勉強にとても効果的。赤ちゃんも言葉への関心が高まる時期で、図鑑などを取り入れるのもおすすめです。
興味のあるものや、日常生活で見かけるもの、動物園などお出かけ先で見て記憶に残っていそうなものが描かれている絵本を選んでみましょう。
言っていることが分かり始め「〇〇はどこ?」「〇〇と同じポーズして」など、コミュニケーションがとれて絵本の楽しみ方が広がります。
イヤイヤ期が始まるので、しつけ絵本を取り入れると育児がスムーズになるかもしれませんね。
1歳6ヵ月以降におすすめの絵本1.おふろだ、おふろだ!(渡辺 茂男著)
くまの子どもがお父さんとお風呂に入る何気ない日常のシーンを描いた絵本。
絵でストーリーが分かりやすいので、1歳の赤ちゃんでも「お風呂に入る前に着替えている」「お風呂で湯船に浸かっている」など展開を理解できますよ。
しつけをテーマにしたシリーズで、挨拶や着替えなどの絵本もありおすすめです!
文書が1見開きで1文程度と短いところも、1歳の赤ちゃんにピッタリの絵本です。
ママ編集者のおすすめポイント!
1歳半近くなると、今まで親に入れてもらっていたお風呂でも自分で服を脱いでみたくなるなど、赤ちゃんが主体性を持つ機会が増えてきます。
絵本をよく集中して見ていて、自分と重ね合わせているのかな、と感じた一冊です。
湯船で10まで数えるのを我が家も真似をしていて、最近では数字を覚え始めるほどに。
あと裏表紙がストーリーの続きの一コマになっていて、個人的にこの余韻がとても好きです。読み終わったらぜひ裏まで見てみてくださいね!
1歳6ヵ月以降におすすめの絵本2.できるかな? ぱっぱ おきがえ(いもと ようこ著)
主人公の子どもとネコのにゃんがそれぞれ着替えするストーリー。
シャツにズボン、帽子…。難しそうにしながらも、頑張って洋服を着るふたりを見ながら、赤ちゃんも「おきがえ」を学びます。
おきがえを自分でしたくなる、1歳半くらいから特におすすめの絵本です!
ママ編集者のおすすめポイント!
こちらの絵本もかじりつくように、よく読んでいました。
おきがえがテーマの絵本はいくつかありますが、主人公が人間なのがおすすめのポイントです。
手や足など体の付き方が同じなので、絵本を読みながら、イメージしやすそう、と感じました。
また自分で服を着られたときにうれしそうな表情をするので、「おきがえは楽しい」というポジティブな印象をあたえてくれますよ。
1歳6ヵ月以降におすすめの絵本3.パンダなりきりたいそう(いりやま さとし)
絵本を見ながら体を動かせる、スキンシップ絵本。
身体を上手に動かせるようになり、まねっこができる1歳半以降の赤ちゃんにおすすめです!
バナナやコマ、飛行機などになりきって、パンダと一緒にさまざまなポーズをしてみましょう!
ママ編集者のおすすめポイント!
私がストレッチをしているときに隣で同じポーズをするので、この本なら一緒に遊べそう!と思い、娘が1歳7ヵ月のときに購入しました!
「両手を横に広げて、片足あげてコマのポーズ!」など意外と親もいい運動になります。
絵本というより遊び感覚でできるので、絵本が苦手な赤ちゃんでも気軽に絵本を取り入れられますよ。
1歳6ヵ月以降におすすめの絵本4.どうぶつのおやこ(薮内 正著)
日本を代表する動物画家の薮内 正幸さんが手がけた絵本。
ネコやウサギ、キリンにゾウなど、動物園などで会える身近な動物の親子が次々に登場します。
絵は写実的でリアルに毛並みや表情も描かれています。
動物のあかちゃんが親の元で安心して過ごしている、家族のワンシーンを切り取ったような絵本です。
文字がないので、動物たちは何をしているのだろう?など想像力が膨らみますよ。
ママ編集者のおすすめポイント!
福音書店の毎月一冊が届く定期購読で、0歳のときに届いた絵本。
絵本の中に一切文字がなく娘もぽかんとしていたので、不思議な絵本だなぁ、というだけの印象だったのですが、1歳半のときに突然、本書のキリンに大ハマり。
ほかの絵本でキリンが出てくるとわざわざ本棚からこの絵本を持ってきてキリンのページを開きます。キリンをお目当てに動物園に出かけましたが、本物キリンには大泣きしていました…。
1歳6ヵ月以降におすすめの絵本5.のりものいろいろかくれんぼ(いしかわ こうじ著)
1ページ目と、動物の形に型抜きされた2ページを重ねると、動物が現れる仕掛け絵本。
次はどんな乗り物がでてくるかな?と声掛けをしながら楽しめますよ。
カラフルな色合いとシンプルなイラスト、赤ちゃんでも持てる小さめのサイズです。
厚紙のボードブックなので破いたり噛みちぎったりする心配もないです。
ママ編集者のおすすめポイント!
1歳8ヵ月の娘はまさに乗り物ブーム!
1歳7ヵ月の頃に「ぶーぶ」と言うようになって、車に興味を持ち始めたので、ほかの乗り物にも触れさせたいと思い、仕掛け絵本で楽しく学べそうなこちらを選びました!
救急車はバス、ヘリコプターなども登場し、言葉の数が増えましたよ。
また紙の質感までも大切にしたそうで、実際に絵本を手に取ると、頑丈で使い心地の良い質感であるのも魅力です。
1歳6ヵ月以降におすすめの絵本6.おたすけこびと(なかがわ ちひろ著)
今日は男の子のお誕生日。母親がケーキを注文した先は、なんと「こびと」たち。
ブルドーザーやショベルカーなど働く車を動かしながら、卵を割って、小麦粉を混ぜて、大きなケーキを作ります。
乗り物が好きな1歳の赤ちゃんにおすすめの絵本です!
ママ編集者のおすすめポイント!
1歳になって車に興味を持つ赤ちゃんは多いのでは?
多彩な働く車が次々と登場し、車好きにはたまらない絵本です。
対象年齢3歳からですが、文章が少なく、大型の絵本なので絵を見ているだけでも十分に楽しめますよ。
細部までイラストが描かれていて、見るたびに発見があるので1歳だけでなく長く読んでいけそうな絵本です。
1歳6ヵ月以降におすすめの絵本7.タッチペンで音が聞ける!はじめてずかん1000(小学館)
1000の言葉を集録した人気の図鑑。
イラストではなく写真で紹介されているほか、日本語・英語・動物の鳴き声や楽器の音までもタッチペンで聞くことができます。
動物、乗り物、季節の行事、数字などさまざまなジャンルの身近な言葉を学ぶことができますよ。
ママ編集者のおすすめポイント!
絵本ではないのですが、我が家の絵本時間で今やマストアイテム!
0歳のときから本棚に置いていたのですが、1歳を過ぎた頃からタッチペンが楽しくなったようで遊び始めました。
最近ではほかの絵本を読んでいると、思い出したかのようにこの図鑑を持ってきて「ここにも載ってる!」と同じ動物を照らし合わせたりしています。
絵本はイラストなので、「この絵とこの写真は同じだよ」と教えるときにも使っていて、大活躍しています!
1歳6ヵ月以降におすすめの絵本8.どんないろがすき(100%ORANGE著)
童謡「どんないろがすき」と日本のイラストレーター100%ORANGEさんがコラボした絵本。
1歳の赤ちゃんが好きな歌のリズムに合わせて、赤・青・黄色・緑などいろいろな色のものが出てきます。
2歳近くなると、色が言えるようになる赤ちゃんもいるので、「どんな色が好き?」と声掛けをしながら読むのも楽しいですよ。
ママ編集者のおすすめポイント!
歌に合わせて絵本が読めるのが魅力!
実際に「どんないろがすき?」の音楽をかけながら読むと、左右に身体を揺らしながら読んでくれます。
絵本が苦手な赤ちゃんでも、絵本を見てくれるかもしれませんよ。
もちろん1歳の前半でも楽しめますが、「色ってわかっているのかな?」と疑問に思い、1歳7ヵ月でこの絵本を手に取りました。
赤いイラストのときにくり返し「赤」という言葉が出てくるなど、分かりやすいです。
今では「あか!」だけ、言えるようになりましたよ。
1歳6ヵ月以降におすすめの絵本9.ノンタン おしっこしーしー(大友 幸子著)
トイレトレーニングにおすすめの絵本。
1歳の後半になるとトイレトレーニングを始めるママも。
ノンタンと一緒にトイレの練習をしましょう!
「しーしーしーなんのおと?」「おしっこしーしー」とリズミカルな文章に合わせて、ノンタンやお友達がおむつで、おまるでおしっこをします。
ママ編集者のおすすめポイント!
言わずと知れた人気の児童書「ノンタン」。
子どもの頃、一度は読んだことのあるママやパパも多いのでは?
こちらの絵本は1歳半向けの「赤ちゃん版ノンタン」シリーズ。
ほかにも歯磨きや挨拶、食事など、1歳の赤ちゃんの成長に会ったテーマの絵本がありますよ。
「しーしー」という言葉が赤ちゃんにとって言いやすいので、おしっこしたときやしたいときを教えてくれるようになりましたよ。
赤ちゃん版ではないですが、娘はノンタンの中で『あかんべ』がいちばん好きで、変な顔をしながら遊んでいました。
こちらも1歳の赤ちゃんにおすすめの絵本です。
1歳6ヵ月以降におすすめの絵本10.タンタンのぼうし(いわむら かずお著)
サルのタンタンの帽子はとても愉快な帽子。
ひょいっと投げると、あるときは帽子からバッタが出てきて、またあるときはハトがでてきます。上に高く高く投げると、帽子が星をつかまえてノンタンの頭の上へ。
想像力が膨らむ1歳の赤ちゃんにおすすめの絵本です。
ママ編集者のおすすめポイント!
始めはストーリーが良くわからなかったようで、しばらく本棚に置いていたのですが、1歳半を過ぎたころに再び読み始めました!
手品のようにさまざまなものが出てくるノンタンの帽子をじーっと見ていましたよ。
絵で話の展開が分かりやすいので、少しストーリー性がある本を読んでみたいときにおすすめです!
1歳6ヵ月以降におすすめの絵本11.ねずみくんのチョッキ(なかえ よしを著)
1974年刊行のロングセラー絵本。
「ねずみくん」シリーズのなかでもいちばん人気の一冊です。
お母さんが編んでくれた赤いチョッキを着ているねずみくん。
そこへあひるくんが来て「いいチョッキだね、ちょっときせてよ」と、そのチョッキを着ます。
そしてさるくんがやって来て…と次々に身体の大きなお友達が着ることに。
伸びきったチョッキを見たねずみくんの反応は?
ママ編集者のおすすめポイント!
こちらも少しストーリー性のある絵本を読んでみたい1歳の赤ちゃんにおすすめの絵本。
対象年齢は3歳~ですが、赤ちゃんの好きな繰り返しで話が展開し、文章が短いので、集中して読んでくれました。
おそらく娘はチョッキがいろんな動物に渡っているな~くらいの理解だと思うのですが、もう少し大きくなったら「チョッキが伸びちゃう!」なんてハラハラしながら一緒に読みたい絵本です。
ちなみにほかにも「ねずみくん」シリーズを読んだのですが、いちばんこちらの反応が良かったですよ。
1歳6ヵ月以降におすすめの絵本12.あのね あのね(えがしら みちこ著)
「あのね、あのね」と男の子が幼稚園からの帰りに自転車に乗りながら、今日あった出来事をお母さんやお父さんに話します。
電車ごっこをしたりどんぐりを拾ったりした楽しことや、トイレに間に合わなかったこと、お友達に遊ぼうと言えなかったこと…。
素直な男の子の心情とやさしい親の声掛けに心温まる絵本です。
ママ編集者のおすすめポイント!
全32ページ、文章もほかのおすすめ絵本よりも長く、繰り返しもありません。
でも1歳を通して娘のいちばんのお気に入りは、不思議なことにこちらの絵本なのです。
娘は子どもが描かれている絵本が好きで、幼稚園のシーンでたくさんの子どもが出てくるので観察していたのかもしれません。
大型本に淡い水彩画で描かれていて、読んでいると私もやさしい気持ちになります。
舞台となっているのは静岡県の三島。実際にある町の風景にも注目してみてくださいね。
絵本のおすすめの読み方を紹介!
絵本を読んでいるうちに、どのように読んだらいいのか気になったことはないでしょうか。
絵本の読み方は実は奥深く、
「絵本の文章に忠実に読むべき、読書中は話しかけずに絵本の世界を楽しむ」という考え方や、
「絵本を読みながら子どもとやり取りをして、思考力・想像力などを養う」という真逆のメソッドもあります。
今回いくつか読み方やメソッドを簡単に紹介します。
いろいろな考え方がありますので、気になる・共感するものをぜひ調べてみてくださいね!
保育園の先生の読み方を参考にする
保育士さんの読み聞かせテクニックは、抑揚をつける、アドリブを入れないなど。
ネットやユーチューブなどで保育士さんが読み方を紹介していたり、保育士の見習い向けに発信していたりするものがあるので気軽に取り入れられますよ。
子育て本を参考にする
■思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ(加藤 映子著)
ハーバード大学で子どもの能力を伸ばす読み聞かせを研究した著者が手掛けた本。
日本は静かな読み聞かせが一般的な一方、欧米を中心とした海外では親が子どもに問いかけながら絵本を読んでいることにふれ、その効果やメソッドを体系化しています。
ほかにも、
■子どもの脳と心がぐんぐん育つ 絵本の読み方 選び方
■3歳までに絶対やるべき幼児教育
も読み方について書いてありますよ。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】ブラックフィッシュ
SNS
国内、海外を問わず、旅行系のメディアを制作するチーム。30年近くにわたって、旅行ガイドブックや旅雑誌などを制作し続けています。とくに箱根や千葉、新潟は、現地での広いネットワークを生かして多彩な情報を発信。各地をじっくりとめぐったからこそ見つけられた、知られざる穴場スポットも続々と発掘していきます。 さらに、それぞれ異なる趣味趣向を持ったメンバーが集まっていますので、多彩なジャンルの記事も手がけていく予定です!