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【日本酒 おすすめ 大阪(北摂・交野)編】片野桜 (山野酒造/交野市)
大阪・京都・奈良の3つの県境に位置し、かつては公家の遊猟地として愛された自然が今なお残る交野(かたの)の地で、江戸時代末期より酒造りを続ける、年間製造が約500石という小さな酒蔵。全製造数量の約8割が特定名称酒(精米歩合や原料などの条件をクリアした吟醸酒、純米酒、本醸造酒のこと)で、さらにそのうちの4割を原酒で蔵出しするというところに山野酒造の酒造りに対するこだわりぶりが感じられます。
ちなみに、商品名には「片野桜」「かたの桜」と元々の地名である「交野」の漢字とは異なる表記がされています。それは「交野」という地名が難読であり、なかなか正しく覚えてもらえないため、たくさんの人に交野の地と自分たちのお酒を知ってもらいたいという思いから、読みやすくてわかりやすい表記にしているのだとか。
⑩山廃仕込純米酒 片野桜 無濾過生原酒
【酒スペック】
特定名称:純米
アルコール度数:17度
米の種類:雄町
精米歩合:65%
価格(目安):¥1,650(720ml)、¥3,300(1800ml)
売りである「生原酒」の力強い旨味の濃厚さと、「山廃」ならではの奥行きのある深みが特徴的な山野酒造の定番商品。このお酒の酒米には「雄町」が使用されています。最も幅広く使用されている酒米の王様「山田錦」の正統派のクリアな味わいに比べて、雄町は野性味あふれる甘みと、切れのある力強い酸味を味わうことができます。
【編集部員T】
フルーティーで味わいが深い
【編集部員C】
バランスがとれていて飲みやすい
【編集部員H】
山廃らしいボディーの濃厚さと、雄町独特の味わい。個人的に好き!
⑪かたの桜 超辛口 純米吟醸生原酒
【酒スペック】
特定名称:純米吟醸
アルコール度数:17度
米の種類:山田錦
精米歩合:58%
価格(相場):¥1,595(720ml)、¥3,190(1800ml)
酒米として全量山田錦を使用し、さらに精米歩合58%というぜいたくな純米吟醸酒。透明感ある喉越しの良さと生酒らしいフレッシュ感が味わえる一本。
【編集部員T】
いかにも日本酒らしいスタンダードなお酒
【編集部員C】
ピリっと舌にくるが全体的にまろやか
【編集部員H】
香りは控えめ。辛口で、味にクセがなく、比較的飲みやすい
【日本酒 おすすめ 大阪(北摂・交野)編】DAIMON (大門酒造/交野市)
大門酒造は1826年創醸。かつて清少納言が枕草子で「野はかた野」と讃えた交野の地では、大阪と奈良の県境に横たわる生駒山系の清らかな水が湧き、その水と代々受け継がれた酒造りの技法によって高品質な酒が造り出されています。
大門酒造では、地域に根差した伝統の「利休梅」シリーズに加えて、昨今の世界的な日本酒ブームを視野に入れた「DAIMON」シリーズがあります。2019年に行われたG20大阪サミットでも、その磨き抜かれた上質のお酒が提供されました。
⑫DAIMON55 BLUE 純米吟醸 生酒
【酒スペック】
特定名称:純米吟醸
アルコール度数:16度
米の種類:山田錦
精米歩合:55%
価格(相場):¥2,000(720ml)
「マリアージュする日本酒」というコンセプトで、世界中の料理との相性を射程に収めて造られたDAIMONシリーズの生酒。生酒ならではのフレッシュさと、爽やかな香りが特徴。
【編集部員T】
思ったより香りは控えめ。酸味が少なく、後味が強い
【編集部員C】
見た目の爽やかさとは異なり、クセが強い
【編集部員H】
爽やかなブルーラベルからは予想していなかった硬派な味わい
⑬DAIMON45 純米大吟醸
【酒スペック】
特定名称:純米吟醸
アルコール度数:18度
米の種類:山田錦
精米歩合:45%
価格(相場):¥1,500(300ml)、¥3,000(720ml)
精米歩合45%まで極めた純米大吟醸酒。すっきりとした旨味とフルーティーさが際立ち、バランスの取れた上品な味わい。
【編集部員T】
香りは少なめ。酸味がある味わい。まったりしているが後味はクリア
【編集部員C】
バランスが取れていて飲みやすいが、少々お値段が張る
【編集部員H】
クリアな味わいだが、欲を言えばもう少し華やかな香りがあればいいなあ
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】まっぷるライフスタイル編集部
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