目次
- 「ザ・ビートルズ」ってどんなバンド?:前編
- ドライブで聴きたい「ザ・ビートルズ」のアルバム:Please Please Me (プリーズ・プリーズ・ミー)
- ドライブで聴きたい「ザ・ビートルズ」のアルバム:HELP!(ヘルプ!)
- ドライブで聴きたい「ザ・ビートルズ」のアルバム: Rubber Soul (ラバー・ソウル)
- ドライブで聴きたい「ザ・ビートルズ」のアルバム:Revolver (リボルバー)
- ドライブで聴きたい「ザ・ビートルズ」のアルバム: Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band(サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド)
- 「ザ・ビートルズ」ってどんなバンド?:後編
- ドライブで聴きたい「ザ・ビートルズ」のアルバム:Magical Mystery Tour(マジカル・ミステリー・ツアー)
- ドライブで聴きたい「ザ・ビートルズ」のアルバム:The Beatles(ホワイト・アルバム)
- ドライブで聴きたい「ザ・ビートルズ」のアルバム:Let It Be(レット・イット・ビー)
- ドライブで聴きたい「ザ・ビートルズ」のアルバム:Abbey Road(アビー・ロード)
- ドライブで聴きたい「ザ・ビートルズ」のアルバム:Hey Jude (ヘイ・ジュード)
- ドライブで聴きたい「ザ・ビートルズ」のアルバムはいかがでしたか?
ドライブで聴きたい「ザ・ビートルズ」のアルバム:HELP!(ヘルプ!)
1965年8月にリリースされビートルズとしては5作目のオリジナルアルバムで、A面は映画『ヘルプ!4人はアイドル』のサウンドトラック盤で、B面は新たにスタジオ録音された曲を収録したアルバムです。その完成度の高さから前期ビートルズの集大成の呼び声も高い作品です。
このアルバムでは、これまでの4枚のアルバムには見られなかった新しい試みがいくいつも取り入れられており、それは、以降のビートルズが、これまでのロックやポップスといった音楽ジャンルの殻を打ち破る画期的な音楽を作り上げていく前触れのようなものだったといえるかもしれません。
【収録曲】
1. ヘルプ! Help!(作詞・作曲 Lennon-McCartney)
2. ザ・ナイト・ビフォア The Night Before(作詞・作曲 Lennon-McCartney)
3. 悲しみをぶっとばせ You’ve Got To Hide Your Love Away(作詞・作曲 Lennon-McCartney)
4. アイ・ニード・ユー I Need You(作詞・作曲 George Harrison)
5. アナザー・ガール Another Girl(作詞・作曲 Lennon-McCartney)
6. 恋のアドバイス You’re Going To Lose That Girl(作詞・作曲 Lennon-McCartney)
7. 涙の乗車券 Ticket To Ride(作詞・作曲 Lennon-McCartney)
8. アクト・ナチュラリー Act Naturally(作詞・作曲 Johnny Russel-Voni Morrison)
9. イッツ・オンリー・ラヴ It’s Only Love(作詞・作曲 Lennon-McCartney)
10. ユー・ライク・ミー・トゥ・マッチ You Like Me Too Much(作詞・作曲 George Harrison)
11. テル・ミー・ホワット・ユー・シー Tell Me What You See(作詞・作曲 Lennon-McCartney)
12. 夢の人 I’ve Just Seen A Face(作詞・作曲 Lennon-McCartney)
13. イエスタデイ Yesterday(作詞・作曲 Lennon-McCartney)
14. ディジー・ミス・リジー Dizzy Miss Lizzy(作詞・作曲Larry Williams)
『HELP! (ヘルプ!)』必聴曲①:「ヘルプ!」
軽快なリズムにのってドラマチックに展開するタイトな8ビートナンバー。ビートルズにジョンとポールのコーラスが絶妙な曲は数あれど、この曲では二人の個性的な声がしっかりと聴き分けられて楽しさも倍増です。
『HELP! (ヘルプ!)』必聴曲②:「悲しみをぶっとばせ」
この曲が録音された当時に、ある意味、ビートルズと同等かそれ以上の影響力を持っていたといわれるアメリカのフォークソング歌手・ボブ・ディランの影響を受けてジョンが作った楽曲。歌い方までボブ・ディラン風です。
『HELP! (ヘルプ!)』必聴曲③:「夢の人」
今聴くとシンプルなポップスに聴こえるかもしれませんが、実は当時としてはかなり画期的な作風が話題になりました。カントリー&ウェスタン調の曲調や、バッキングは複数のアコギだけで、なんとベースもドラムも入っていません。
『HELP! (ヘルプ!)』必聴曲④:「イエスタデイ」
アルバムの中で最も革新的だったのがこの曲です。これはロックバンドの曲なのか?と誰もが思ったことでしょう。しかし、形だけにこだわって難癖をつけるには、この曲はあまりに美しすぎた!結果、音楽史に残る名曲となりました。
ドライブで聴きたい「ザ・ビートルズ」のアルバム: Rubber Soul (ラバー・ソウル)
1965年12月にリリースされた6枚目のオリジナルアルバムで、いよいよこのアルバムから、過去の価値観から解き放たれた自由でクリエイティブなビートルズの本領が発揮されることになります。
インド楽器を使用した曲があったり、バロック風のピアノソロが入る曲があったり、アカペラのコーラスではじまる曲があったりと、予定調和を嫌うある意味で裏切りのアイデアが、それぞれの楽曲に見事にはまっていった本当の意味でロックなアルバムの誕生です。
そして付け加えるなら、このアルバムあたりからプロデューサーのGeorge Henry Martin(ジョージ・マーチン)の存在が無視できないほど大きなものになってきたといえるかもしれません。ビートルズの全アルバム(レット・イット・ビーを除く)でプロデュースを担当した彼のアイデアがそのサウンドのみならず、世界観を形作るのに大きな影響を及ぼしたことは疑いのない事実です。
【収録曲】
1. ドライヴ・マイ・カー Drive My Car(作詞・作曲 Lennon-McCartney)
2. ノルウェーの森 Norwegian Wood(作詞・作曲 Lennon-McCartney)
3. ユー・ウォント・シー・ミー You Won’t See Me(作詞・作曲 Lennon-McCartney)
4. ひとりぼっちのあいつ Nowhere Man(作詞・作曲 Lennon-McCartney)
5. 嘘つき女 Think For Yourself(作詞・作曲 George Harrison)
6. 愛のことば The Word(作詞・作曲 Lennon-McCartney)
7. ミッシェル Michelle(作詞・作曲 Lennon-McCartney)
8. 消えた恋 What Goes on(作詞・作曲Lennon-McCartney-Starky)
9. ガール Girl(作詞・作曲 Lennon-McCartney)
10. 君はいずこへ(I’m Looking Through You(作詞・作曲 Lennon-McCartney)
11. イン・マイ・ライフ In My Life(作詞・作曲 Lennon-McCartney)
12. ウェイト Wait(作詞・作曲 Lennon-McCartney)
13. 恋をするなら If I Needed Someone(作詞・作曲 George Harrison)
14. 浮気娘 Run For Your Life(作詞・作曲Lennon-McCartney)
『Rubber Soul (ラバー・ソウル)』必聴曲①:「ドライヴ・マイ・カー」
ポールのファンキーなボーカルが、これまでになく黒っぽいロックナンバー。車のクラクションをイメージしたとされる「Beep beep’m beep beep yeah」のフレーズがしびれるドライブ向けNo.1ソングです。
『Rubber Soul (ラバー・ソウル)』必聴曲②:「ノルウェーの森」
アコースティックなバッキングにジョンの素朴な歌声とジョージが弾くシタールの音色が存在感抜群で、神秘的な森の広がりをイメージさせてくれます。この曲はポップミュージックでシタールを使用した初めての例とも言われています。
『Rubber Soul (ラバー・ソウル)』必聴曲③:「ユー・ウォント・シー・ミー」
ポールらしい佳曲です。ポールが歌うダブルトラックのボーカル、ジョージのタイトなカッティングギター、ポールのバッキングピアノ、ジョンとジョージのコーラスなどがパーフェクトなアンサンブルがうっとりする出来栄えです。
『Rubber Soul (ラバー・ソウル)』必聴曲④:「ひとりぼっちのあいつ」
衝撃的なアカペラのコーラスで始まる楽曲。当時、流行歌は色恋をテーマにした曲がほとんどだった時代に、まさに「ひとりぼっちのあいつ」をテーマに、ジョンがかなり哲学的な歌詞を書いた曲として話題にもなりました。
『Rubber Soul (ラバー・ソウル)』必聴曲⑤:「ミッシェル」
フランス語の歌詞で始まるラブソングです。曲は全編に渡ってヨーロピアンな雰囲気をまとっており、どことなく切ないメロディラインが印象的です。意外なことに本国イギリスよりもアメリカで大ヒットしました。
『Rubber Soul (ラバー・ソウル)』必聴曲⑥:「イン・マイ・ライフ」
「初めて意識して自分の人生について書いた曲」とジョンがコメントしています。この曲で特筆すべは、間奏のピアノソロ。プロデューサーのジョージ・マーチンによるもので、バロック風の仕上がりがとても素敵!
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【筆者】まっぷるライフスタイル編集部
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