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大人デートで聴きたいエリック・クラプトンの名曲⑥: Circus(サーカス)

1977年にリリースされたアルバム「Pilgrim(ピルグリム)」に収録された1曲。美しくも物悲しいアコースティックサウンドが大人の恋をイメージさせる名曲です。

この曲の中でクラプトンは、町にやって来たサーカスが、やがて町を去って行くというストーリーの中で、ある純粋な心を持つ少年への想いを歌詞にしています。彼がサーカス団員のメンバーなのか、そうではないのか、あるいはクラプトンの少年時代を歌っているのかははっきりしませんが、「サーカスと少年」という切なくて、ある意味、耽美的な世界観が見事に表現された楽曲に仕上がっています。

後期クラプトンの名盤「Pilgrim(ピルグリム)」は、ジャケットデザインを日本のアニメーター・貞本義行が担当、SFチックなイラストがクラプトンのアルバムとしては珍しいと話題になりましたが、貞本氏へのオファーは昔から彼のファンだったというクラプトン自身が行ったと言われています。

大人デートで聴きたいエリック・クラプトンの名曲⑦: Motheless children(マザーレス・チルドレン)

1974年にリリースされたアルバム「461 Ocean boulevard(461 オーシャン・ブールヴァード)」のオープニングチューンです。

原曲は1920年代の盲目のゴスペルミュージシャン“Blind” Willie Johnson(ブラインド・ウィリー・ジョンソン)の曲ですが、このクラプトンバージョンは、ほとんど原曲の原型をとどめないほどにアレンジされていて、もはやクラプトンの新曲といった趣の曲に仕上がっています。イントロの高速ギターリフから、衝撃的なドラムのフィルイン、そして流れるようなトレインビートへと続くと息つく間もない展開で、まさにノリノリのサウンドがドライブデートなどにピッタリのナンバーです。

できれば、この曲をかけながら、アルバムジャケットの写真のような椰子の木並木の大通りをオープンカーで駆け抜けたいところですが‥。実は、歌詞は母親が死んでしまった子供をテーマにしたもので、それなりにヘビーな内容なのですが、疾走感溢れる曲調と、クラプトンの青空に抜けるようなスライドギターの音色が最高にゴキゲンな1曲に仕上がっています。

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