更新日: 2023年2月13日
ソムリエがおすすめする果実酒15選をご紹介!果実とお酒の魅惑のコンビネーション!
さまざまな果実の味わいを楽しめることで人気の果実酒。
あまりお酒が得意でない方にも、「飲みやすいお酒」というイメージがあるのではないでしょうか。
今回は、果実酒の選び方からおすすめの果実酒15選をお伝えします。
お酒の正しい知識をご紹介
実は日本の酒税法で分類されている「果実酒」とは、「果実を原料として発酵させたもの」と定義されています。つまり、ブドウを発酵させたワインや、リンゴを発酵させたシードルなども該当します。
しかし、今回の「果実酒」紹介記事では、おそらく多くの人が「果実酒」と聞いてイメージする果物が使われた「リキュール」に絞ってご紹介。
リキュールとは、蒸留酒(スピリッツ)に果汁を加えたり、果物やハーブなどを漬け込んで味や香りを移したもの。日本で広く「果実酒」と認識されているものは「果物のリキュール」ということになります。
ちなみに、日本酒で造られた梅酒や、ワインにフルーツを漬け込んで造られたサングリア、ビールにフルーツ果汁などを入れて造られたフルーツビールなどは、ベースとなるお酒が蒸留酒ではなく醸造酒であるため、厳密に言うと果実酒には当たらず、これらはそのまま「日本酒」「ワイン」「ビール」とそれぞれのお酒の名称と同じ分類に区分されます。
しかし今回の記事では、果実酒としてこれらもご紹介。お酒の勉強をされている方は正確な区分に注意してくださいね。
果実酒の選び方
ここでは果実酒を選ぶポイントをご紹介。果実酒にはいろいろな種類があるのでまずは選び方のポイントを覚えましょう。
果実酒の選び方1.好きな果物で選ぶ
まずはこれに限ります!とにかく好みの果物が使われているものを選んでみてください。
商品の説明を読んで「美味しそう!」と思った直感を信じるのも、案外当たるのでおすすめです。
果実酒の選び方2.果物の使われ方(含有量)で選ぶ
その次にチェックしたいのは、その果物がどのくらいの割合で含まれているのかということ。
ジュースのようにとにかく果汁感を味わいたい!と言う方は、果汁が多く含まれているものを選ぶのがおすすめ。中には果汁50%という果実酒もあります。果汁が多く含まれる果実酒は、お酒の濃さも薄まるため、アルコール度数も低めのものが多くなります。
反対にお酒の風味を味わいたい方は、漬け込んだ果物の味と香りをお酒に移すタイプの果実酒がおすすめ。アルコール度数も、ベースとなるお酒の度数に近くなります。
果実酒の選び方3.ベースとなるお酒で選ぶ
こちらはお酒が好きな方におすすめの選び方。例えば同じ梅酒でも、定番のホワイトリカーで造られた果実酒から日本酒で造られたもの、ブランデーやウイスキー、ラムで造られたものまであり、同じ果物が使われていても果実酒の味わいは大きく異なります。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】三野 勝博
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ミラノに本社のあるワインショップ「ワインティップ」を運営。
ワインを学ぶためイタリアミラノに5年間在住。在住時にイタリアソムリエ協会認定ソムリエ資格取得。
現在は日本でオールドヴィンテージのイタリアワイン販売サイトを運営している。
>>ワインティップジャパンWEBページ