更新日: 2023年12月26日
【2024年】SF映画のおすすめ6選! 近未来、宇宙、異世界、今日はどちらへ?
SF映画は、私たちをありとあらゆる場所へ連れて行ってくれます。
誰も見たことがない宇宙の果て。
見知らぬ惑星、見知らぬ種族。
または、ほんの少し先の未来。
往々にして「これでいいのか?」と首を傾げてしまうような未来。
場所はそのままに、異世界から何者かが侵略してくることもありますね。
本記事では近年の作品をメインに、各国のSF映画をセレクト。ヒット作から見逃しがちな良作まで、最新のSF世界に浸ってみるのはいかがでしょう。
目次
おすすめのSF映画1. DUNE/デューン 砂の惑星
舞台は砂漠! 全てが圧倒的な硬派SF
1965年発表の名作SF小説『デューン砂の惑星』を、『メッセージ』『ブレードランナー 2049』などのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が映画化した作品です。主演には、人気絶頂の若手俳優ティモシー・シャラメが抜擢されました。
本作の魅力は、とにかくその「SF濃度」の高さでしょう。
もしかすると内容は小難しく思えるかもしれません。でもそんなことを吹き飛ばす、泣く子も黙るSF感。映像、音響、トータルの世界観、全てが「これだよこれ!」という気持ちにさせてくれます。「SFらしいSFを観たい」方には、いま一番おすすめの映画です。
なお原作小説は後世の様々な作家・作品に影響を与えたとされており、身近なところでは宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ』などもその影響下にあるとか。なるほど確かに、あれもこれも『ナウシカ』に重なるといえば重なります。
ちなみにこちら、2部作の1作目です。このことは伏せて公開されたため、幕開け早々でかでかと映し出される「PART1」の文字に、公開初日の映画ファンはびっくり。2作目を作れるかどうかは興行収入次第だったようですが、ヒットを受けて無事に制作決定となりました。ぜひ今のうちにチェックしておいてください!
映画の詳細データ | |
公開年 | 2021年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ドゥニ・ヴィルヌーヴ |
出演者 | ティモシー・シャラメ/レベッカ・ファーガソン/ゼンデイヤ ほか |
時間 | 155分 |
おすすめのSF映画2. Arc アーク
あなたなら、不老化処置を受けますか?
「死が生に意味を与えるなんて、そんなの昔の人がでっち上げた神話だよ」
不老化技術が実用化され、人が永遠の命を手に入れた時代を描く物語です。ケン・リュウの短編小説『円弧(アーク)』を、『蜜蜂と遠雷』などの石川慶監督が実写化。芳根京子さんが「世界で初めて不老化処置を受けた女性」を演じます(17歳から100歳以上まで!)。
ディストピア一歩手前のような世界観で始まる作品ですが、驚くべきはそのテイストがどんどん変わっていき、最終的に全く別の映画を観ているような感覚にさせられること。これぞ映画マジック! また、現実味のある問いの数々にも思わず考え込んでしまうはずです。
「生き続けられる」という選択肢を与えられたとき、人はどんな反応を示すのか。不老化処置を希望者全員に公平に施すことは可能なのか。年齢や金銭的問題で「方舟=Arc」に乗れない人も出てくるのではないか。永遠の命を手に入れたとして、生きるモチベーションを持ち続けることはできるのか——。
併せて観たい国産SFとしては、本作にも重要な役どころで登場する倍賞千恵子さん主演の『PLAN 75』をご紹介しておきましょう。こちらは「75歳から自らの生死を選択できる制度」の施行された日本が舞台。同様の感情に呑み込まれる作品です。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2021年 |
製作国 | 日本 |
監督 | 石川慶 |
出演者 | 芳根京子/寺島しのぶ/岡田将生 ほか |
時間 | 127分 |
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】353
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ただの雑食な映画好き。——だったはずが、気付けば映画館スタッフに。
映画を観る時間がめっきり減ってしまうというジレンマと戦いながら、映画ブログ『353log』を時々更新中。
不勉強なことばかりですが、皆様に「観たい!」と思っていただけるようなご紹介ができるよう努めます。
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