おすすめレインウェア10選
それでは上記のポイントを踏まえて、おすすめの登山用レインウェアをご紹介します。
防水透湿性が分かるモデルについては具体的な数値も記載しているほか、各モデルごとにワンポイントの魅力も付しているので、ぜひ参考にしてみてください。
namelessage(ネームレスエイジ)レインウェア
耐水性:20,000mm以上/透湿性:表記なし防水性:★★★
透湿性:★
コストパフォーマンス:★★
ワンポイント!普段使い
2008年に誕生した新進気鋭のドメスティックブランド「namelessage」が手がけるハイパフォーマンスなレインウェア。リーズナブルな価格ながら20,000mm以上の耐水性を備えており、高い防水性を誇っています。
蒸れやすいという評価もある一方で、普段使いにも最適という声も多く、登山・ハイキングに加えて、タウンユースでも活躍しそうです。日帰りでサクッと出かけることの多いハイカーにおすすめのモデルです。
MIZUNO(ミズノ)ベルグテックEXストームセイバーV レインスーツ
耐水性:30,000mm以上/透湿性:16,000g/m²防水性:★★★
透湿性:★★
コストパフォーマンス:★★★
ワンポイント!上下セット
日本を代表するスポーツメーカーの一つ「MIZUNO」のスタンダードなレインウェア。長時間の雨や豪雨を想定したベルグテックEXという独自素材を使用しており、30,000mm以上という極めて高い防水性を備えているのが特徴です。
これほど高い品質を備えていながら、上下セットで約15,000円ほどとコストパフォーマンスも抜群。初めての登山用レインウェアを買い揃える時、有力候補に入るでしょう。
HELLY HANSEN(ヘリーハンセン)レイネライトジャケット
耐水性:20,000mm/透湿性:20,000g/m²防水性:★★★
透湿性:★★
コストパフォーマンス:★★
ワンポイント!汎用性
本格的なアウトドアメーカーでありながら、カジュアルなテイストの「HELLY HANSEN」が手がける、優等生的なレインウェア。シンプルな見た目と、バランス良く高い防水透湿性、1万5千円程度と落ち着いた価格が魅力です。
登山・ハイキング以外にも、旅行やサイクリングといったマルチパーパスで使用できるオールラウンドなソフトシェルは、一着持っておくとあらゆるシーンで重宝します。
SALOMON(サロモン)アウトラック 2.5L ジャケット
耐水性:20,000mm/透湿性:20,000g/m²防水性:★★★
透湿性:★★
コストパフォーマンス:★★
ワンポイント!伸縮性
トレラン向けギアで絶大な支持を得ている「SALOMON」が手がける本格的なレインウェア。先ほどのHELLY HANSENのソフトシェルと同じく、耐水性20,000mm、透湿性20,000g/m²と安定したスペックを誇っています。
メカニカルストレッチファブリックを採用しているため、伸縮性と回復性を備え、軽量性も実現しているのが魅力。見た目もおしゃれで高機能・高品質なレインウェアとして、マニアなファンも多いモデルです。
mont‐bell(モンベル)レインハイカージャケット
耐水性:20,000mm/透湿性:8,000〜20,000g/m²防水性:★★★
透湿性:★★
コストパフォーマンス:★★
ワンポイント!スタンダード
日本が誇るアウトドアブランド「mont-bell」が手がけるレインウェア。リーズナブルかつ高品質のウェアは、登山・ハイキングにおけるスダンダードと言える役割を担っています。
高い防水透湿性に加えて、軽量性と運動性を高める独自のカットパターン「K-Mono カット」も、レインハイカージャケットの隠れたこだわり。初心者から中級者まで末永く付き合えるベストセラーモデルです。
finetrack(ファイントラック)エバーブレスフォトンジャケット
耐水性:20,000mm/透湿性:10,000g/m²防水性:★★★
透湿性:★
コストパフォーマンス:★★★
ワンポイント!汎用性
本気のアウトドアフリークが集い、本当のウェア・ギアを創り上げるというコンセプトを掲げる「finetrack」が手がける高品質なレインウェア。運動性と着心地、防水透湿性を高い次元で両立する、独自素材エバーブレスフォトンを採用してたモデルです。
エバーブレスフォトンジャケットの魅力は、圧倒的な汎用性です。どんな時にも着用したくなる抜群の着心地と性能は、山岳シーン以外でも大活躍。耐久性もかなり高く、一度購入したら末永く付き合うことができる、筆者も愛用するモデルです。
Mammut(マムート)マサオ ライト ハードシェル フーデッド ジャケット アジアンフィット
耐水性:20,000mm以上/透湿性:24,300g/m²以上防水性:★★★
透湿性:★★
コストパフォーマンス:★★
ワンポイント!プレミアムスタンダード
多くの登山愛好家に重宝される「Mammut」が手がける高品質レインウェア。高い防水透湿性を備え、全天候での使用を想定するウェアと相性が良い、パーテックス・シールド(PARTEX SHIELD)を採用しています。
高いスペックに加えて、重量は243gと非常に軽量でコンパクト。防水性ジッパーやヘルメット対応フードなどの機能も加えられており、本格登山におけるプレミアムスタンダードと言える付加価値の高いモデルとなっています。
MILLET(ミレー)ティフォン50000ウォームストレッチジャケット
耐水性:20,000mm以上/透湿性:50,000g/m²防水性:★★★
透湿性:★★★
コストパフォーマンス:★★★
ワンポイント!妥協なきスペック
Mammutと同じく登山愛好家からの人気が高い「MILLET」が手がける高品質レインウェア。通常、上位モデルはGORE-TEXをはじめとする高品質な生地を採用することが多いのですが、ティフォン50000ウォームストレッチジャケットは独自素材で作り上げたハイエンドモデルとなっています。
防水性も20,000mm以上と高いのですが、透湿性はなんと50,000g/m²。圧倒的な快適性を備えているのが魅力です。MILLETらしいすっきりとしたシルエットや見た目も秀逸。価格は張りますが、スペックに妥協したくない方にオススメです。
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)マウンテンレインテックスジャケット
耐水性:30,000mm以上/透湿性:25,000g/m²以上防水性:★★★
透湿性:★★★
コストパフォーマンス:★★
ワンポイント!ベストセラー
山岳シーンからタウンユースまでファンの多い「TEE NORTH FACE」が手がけるレインウェアのベストセラー。高い防水透湿性を備えているだけでなく、ファッショナブルな見た目のマウンテンレインテックスジャケットは、多くのアウトドアフリークに愛用されています。
基本的なスペックが高いだけでなく、細部に散りばめられているこだわりも満載。視界の追従性を調整するフード後部のアジャスターコードや、バックパックのウエストハーネスに干渉しない位置にサイドポケットなど、使い勝手も抜群です。
SHIMANO(シマノ)GORE-T EX エクスプローラーレインジャケット
耐水性:30,000mm以上/透湿性:25,000g/m²以上防水性:★★★
透湿性:★★★
コストパフォーマンス:★★★
ワンポイント!穴場
世界的に有名な釣具&自転車部品メーカー「SHIMANO」が手がける高品質レインウェア。あまり知られていませんが、GORE-TEXを採用したコストパフォーマンスの高いモデルとなっています。
元々、フィッシング用途で設定されたモデルのため、とても快適に設計された腕周りが特徴。両手のストレッチ2重袖口も、より風雨の侵入を効果的に高めてくれます。人と被りたくないという方におすすめのモデルです。
ワークマンのレインウェアを試してみました
ここまで高品質な登山用レインウェアをご紹介してきましたが、最後に近年話題を呼んでいるワークマンのレインウェア「INAREM(イナレム)ストレッチレインスーツ」をレビューしたいと思います。
抜群のコストパフォーマンス
まず抜群のコストパフォーマンスに尽きるでしょう。
なんと上下のセット5,000円アンダーで、耐水性:20,000mm以上/透湿性:25,000g/m²以上とアウトドアブランドの上位レインウェアに匹敵するスペックを備えているのです。
しかしそれだけではなく、ストレッチ素材により高い運動性も確保されています。腕の上げ下げがしやすく、ウェアのごわつきもありません。
さらには止水ファスナーや収納可能なフード、3つのポケットなど細部までしっかりと配慮されています。
低価格とは思えない抜群のクオリティを誇っています。
雨の中、近所の里山を4時間ほど歩いてみたのですが、全く浸水せず、何と言っても蒸れの少なさに驚きました。それでいて、脚や手に引っかかることなくスムーズに歩くことができます。
安価なレインウェアですが、山でも使ってみたい!と感じさせる性能と使い心地でした。
なおワークマンのレインパンツについては、元々趣味の雪山登山で愛用してきた筆者。INAREMレインスーツの上下セットで揃えても良いですし、下だけワークマンのパンツを導入するのもおすすめです。
本格的なレインウェアと比較してみました
次に筆者が愛用しているfinetrackエバーブレスフォトンジャケットと比較してみたいと思います。
主な観点は以下の通りです。
①性能
防水性では大差ありませんが、さすがは透湿性25,000g/m²のワークマン「INAREMレインスーツ」。透湿性においては、ワークマンがやや一歩リードという印象でした。価格差は5倍以上あるのに驚きです。
②着用感
生地感としてややワークマン「INAREMレインスーツ」の方が厚手で少しだけ重量がある印象です。軽くさらっと着られるという意味では、finetrack「エバーブレスフォトンジャケット」が優れている気がします。
③ディテールの差
両者ともディテールの差はほとんどありません。唯一、ワークマン「INAREMレインスーツ」には脇のベンチレーションがありませんが、高い透湿性でカバーされています。
④折り畳み時
折り畳み時ですが、若干ワークマン「INAREMレインスーツ」の方が分厚く、嵩張るかな?という印象ですが、そこまで気になる差ではありませんでした。付属の収納袋も大きめに作られていて、収納しやすいです。
⑤その他
着用時のサイズ感については、少し改善の余地があるかなぁ、というのが正直の感想。かなりスリムにデザインされているので、レイヤード(重ね着)にあまり向いていないかもしれません。
ただ少しタイト目が好きな方にはぴったりだと思いますし、着心地もサラリとしているので、快適に着用できます。
最後にラインナップについて。2022年10月現在で、ベージュ、ブラック、オレンジ、オリーブの4色が展開されています。ワークウェアブランドとは思えない、おしゃれなデザインも魅力です。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】まっぷるライフスタイル編集部
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