目次
犯罪にはアクションがつきもの!おすすめのクライムアクション映画
おすすめのアクション映画11. ジョン・ウィック
平穏に暮らしていた伝説の殺し屋。寝た子を起こすとはまさにコレ
冒頭、孤独ながら静かに暮らしているジョン・ウィック。しかし亡き妻から贈られた犬が、車強盗に殺されてしまいます。復讐のために立ち上がり、アンダーグラウンドの世界に戻っていくジョン。なんとも悲しい背景が、主演キアヌ・リーブスの魅力をさらに引き立てています。
ロシアンマフィアが送り込んでくる殺し屋を全て倒し、最後は一匹の犬と一緒に去って行くジョン。殺しの依頼を必ず完璧にやり遂げる冷酷な面と犬を可愛がる優しい一面を併せ持つキャラクターが人気を呼び、現在のところシリーズは合計3作。さらに4作目も公開に向けて動いているとか。
たった一人で巨悪に立ち向かうジョン・ウィックから、しばらくは目が離せそうもありません。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2014年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | チャド・スタエルスキ/デヴィッド・リーチ |
出演者 | キアヌ・リーブス/ミカエル・ニクヴィストほか |
時間 | 101分 |
おすすめのアクション映画12. ジャンゴ 繋がれざる者
アメリカ映画史のタブー、南部の奴隷制度にタランティーノ監督が挑んだ問題作
アメリカの歴史の中で決して拭い去ることのできない人種差別問題と、まかり通っていた奴隷制度。かねてより西部劇を描きたいという希望を持っていたタランティーノ監督が、この重たいテーマを痛快なアクション映画へと昇華させたのが本作『ジャンゴ 繋がれざる者』といえるでしょう。
主人公の黒人奴隷ジャンゴはお尋ね者三兄弟の顔を知っていることから、ドイツ人の賞金稼ぎに助けられ、離れ離れになった妻を助けに行きます。賞金稼ぎの手伝いをしながら、周到な準備を重ね、ついにレオナルド・ディカプリオ扮する冷酷非道な男カルビン・キャンディと対峙します。果たしてジャンゴの復讐劇の行方は!?
映画の詳細データ | |
公開年 | 2012年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | クエンティン・タランティーノ |
出演者 | ジェイミー・フォックス/レオナルド・ディカプリオほか |
時間 | 165分 |
おすすめのアクション映画13. 死亡遊戯
カンフーアクションの最高峰にしてブルース・リーの遺作。今なお愛される一本
アクション俳優として活躍するビリー(ブルース・リー)は悪のシンジケートから契約を迫られ、それを拒否し続けたために命を狙われてしまいます。負の連鎖を断つべく自ら敵地へ赴き戦いを挑むビリー。そこで待ち受けていたのは……。
主演のブルース・リーが製作中に亡くなってしまい、過去の映像や吹き替えなどを使って仕上げた本作。若干のアラは隠せないものの、この黄色いジャージは彼のシンボルとして広く知られ、後の映画作品『キル・ビル』をはじめ数多くのアニメやゲームなどに影響を与えました。
ラスト15分、ブルース・リーの遺した最後のアクションシーンは、ワンフロアずつ敵を倒して昇って行くという過酷なダンジョン状態。『燃えよドラゴン』をはじめ、ブルース・リー映画は素晴らしい作品ぞろいですが、まずは最高峰『死亡遊戯』をおすすめします。カンフーアクションの世界をたっぷりご堪能ください!
映画の詳細データ | |
公開年 | 1978年 |
製作国 | イギリス/アメリカ |
監督 | ロバート・クローズ |
出演者 | ブルース・リー/ギグ・ヤングほか |
時間 | 100分 |
おすすめのアクション映画14. フロムダスクティルドーン
極悪兄弟が迷い込んだ店はヴァンパイアの城!
タランティーノが監督としてではなく、俳優として出演しているこの作品。次から次へとヴァンパイアに変身する出演者たちと、それを相手に繰り広げるアクションシーンがすごい!
前半は強盗事件のサスペンス、後半はホラー映画、そしてアクションといくつもの顔で楽しませてくれます。
特にアクションシーンで注目したいのは、逃亡中の凶悪犯・ゲッコー兄弟(この兄弟が主人公!)の人質となって連れ回される牧師の娘。彼女がマシンガンを持って立ち上がるシーンでは思わず拍手を送りたくなります。さっきまで囚われの身で怯えていた牧師一家が、共通の敵・ヴァンパイアを前にして悪人兄弟と協力し合う、なんていう場面もこの映画の見どころ!
映画の詳細データ | |
公開年 | 1996年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ロバート・ロドリゲス |
出演者 | ジョージ・クルーニー/クエンティン・タランティーノほか |
時間 | 108分 |
おすすめのアクション映画15. スーサイドスクワッド
人類の新たな敵に対抗すべく、極悪人が大集合!
「毒を以て毒を制する」とはこの映画のためにある言葉。スーパーマンが去り荒廃した世界で、邪悪な力を持つ太古の魔女の封印が解かれてしまいます。
人類を救うために政府が採った作戦は、なんと減刑と引き換えに刑務所から超極悪人たちを引っ張り出し対抗させるというもの!
悪役たちの隠された側面が浮き彫りになり、それぞれの能力を生かして魔女を倒し、彼らが手に入れたものとは一体何なのでしょうか?
DCコミック作品のヴィラン(悪党)が集結したこの映画は2016年のものですが、昨年リメイクもされています。両方見比べてみるのも面白いかも?
映画の詳細データ | |
公開年 | 2016年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | デヴィッド・エアー |
出演者 | ウィル・スミス/マーゴット・ロビーほか |
時間 | 123分 |
冒険心を呼び覚ませ!おすすめのアクションアドベンチャー映画
おすすめのアクション映画16. キングスマン ファーストエージェント
キングスマンのルーツに迫り、欧州歴史の勉強にもなるかも?
『キングスマン』『キングスマン:ゴールデンサークル』に続く3作目は、彼らの組織がいかにしてできあがったのか、その誕生秘話。現代が舞台となった前2作とは一転、話はなんと1914年まで遡ります。
「闇の狂団」が世界を戦争の道へと引き込むべく、各地に刺客を送り込んでおり、それと英国貴族、オックスフォード卿が対峙するというのが大まかなストーリー。怪僧ラスプーチン、二重スパイのマタ・ハリなど、世界史好きなら一度は聞いたことがあるであろうキャラクターが飛び出す何とも壮大な物語になっています。
過激なアクションシーンもなぜかダンスのように優雅に見えてしまいますが、根底に流れるテーマはズバリ「反戦」。世界の平和に必要なのは教養と真の知性だということを教えてくれる映画でもあります。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2021年 |
製作国 | イギリス/アメリカ |
監督 | シュー・ヴォーン |
出演者 | レイフ・ファインズ/ジェマ・アータートンほか |
時間 | 131分 |
おすすめのアクション映画17. フリーガイ
モブキャラにだって感情はある。彼の起こした小さな革命を目撃せよ!
フリー・シティで毎日同じことを繰り返している銀行員のガイ。毎日コーヒーを買い、毎日仕事をし、毎日職場に銀行強盗がやってきて……。そんな日常のなか、ガイは一人の女性に一目惚れをし、彼女を追いかけようとある行動に出ます。
実はこの彼、ゲームの中のモブ(その他大勢)キャラ。単調な日々を過ごしていたガイが、サングラスをかけた「アバター」の仲間入りを果たしたことで冒険が始まります。ゲーム会社は大騒ぎになり、社長はサーバーを破壊!
ゲーム内ならではのアクションシーンが次々に飛び出すのが楽しい本作。根底に流れているのは「脇役なんかいない、誰もが主役なんだ」というメッセージではないでしょうか。
現実世界のルーティンに嫌気がさしたら、ガイのように冒険に飛び出すのもいいかも!そんなことを感じさせてくれる映画です。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2021年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ショーン・レヴィ |
出演者 | ライアン・レイノルズ/ジョディ・カマーほか |
時間 | 115分 |
おすすめのアクション映画18. レイダース/失われたアーク《聖櫃》
冒険といえばインディアナ・ジョーンズ。40年以上経っても輝き続ける名作
スピルバーグ×ルーカスといえば『スター・ウォーズ』ですが、この二人がタッグを組むとなぜこんなに長く愛される映画ができあがるのでしょうか。この『レイダース/失われたアーク』は二人がスターウォーズを製作しながらアイデアを共有していった作品といわれています。
大学で教鞭を振るうジョーンズ博士と、鞭を持って遺跡に挑むインディアナ・ジョーンズ。この二つの顔がまさにギャップ萌え!手に汗握る仕掛けが満載で、今も色褪せないこの映画、後世に語り継ぐべき名作です。
チュニジアでのロケで赤痢にかかってしまったハリソン・フォードが殺陣の動きに耐えられず、剣を振り回す悪党を銃で倒すことになったというエピソードはあまりにも有名。
映画の詳細データ | |
公開年 | 1981年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | スティーブン・スピルバーグ |
出演者 | ハリソン・フォード/カレン・アレンほか |
時間 | 115分 |
おすすめのアクション映画19. フック
ダスティン・ホフマンVSロビン・ウイリアムズのアクションシーンは必見!
冴えない中年男のピーターがイギリスに里帰りした際、子供たちが何者かに誘拐されてしまいます。祖母から「本当はあなたはピーターパンだ」と告げられたピーター。戸惑いながらも子供たちを救出しにネバーランドへ向かい、徐々に記憶を取り戻していきます。
要約すると「ピーターパンとして覚醒していくおっさんの物語」というわけですが、その変化がさすが名優!映画の冒頭と終盤ではもう別人のように顔が変わってしまいます!対するダスティン・ホフマンの化けっぷりもお見事。
ファンタジーと冒険、そしてアクションと夢の溢れたこの映画。フック船長のおとぼけっぷりも楽しく、ぜひ家族で観ていただきたい一本です。
映画の詳細データ | |
公開年 | 1991年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | スティーブン・スピルバーグ |
出演者 | ロビン・ウイリアムズ/ダスティン・ホフマンほか |
時間 | 144分 |
おすすめのアクション映画20. バーフバリ 伝説誕生
古代インドで繰り広げられる王様誕生の物語
インド映画といえばインターミッション的にダンスシーンが挟まれるというのが定番ですが、こちらはひたすら「王の伝記」というテイストで進行していきます。冒頭、赤ちゃんを抱いたまま滝に落ちる老女シヴァガミ。川から幼子を救いあげた村人たちは、自分たちのもとで大切に育てます。そう、この子供こそがのちに王となる男なのです。
インドの神話『マハーバーラタ』を下敷きにつくられた本作。親子三代にわたるストーリーはとにかく壮大で、主人公が本当にかっこいい!インドでは観客が「バーフバリコール」をしながら楽しんだというだけあって(映画鑑賞中に感情移入し歓声を上げるというのはインドでは日常的な光景だそう)、冒頭から迫力あるアクションシーンが惜しみなく続きます!
二部構成なので『バーフバリ 王の凱旋』も続けて楽しんでくださいね。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2015年 |
製作国 | インド |
監督 | S・S・ラージャマウリ |
出演者 | プラバース/ラーナー・ダッグバーディほか |
時間 | 138分 |
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
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【筆者】MIHO-G
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古典落語や歌舞伎、文楽にお神輿と日本の伝統文化が大好きだけど、お酒も音楽も同じくらい愛するX世代。
楽しいことならなんでも興味津々。あらゆることに首を突っ込める、という理由で編集の仕事を長らく続けています。
これからもジャンルを問わずどんどん首を突っ込んで、面白おかしく紹介していきたいと思っています!