更新日: 2023年4月8日
おすすめのヒーロー映画25選!正統派からダメ人間まで、あなたが求めるヒーローは誰?
昔はヒーロー映画といえば「弾よりも速く、機関車よりも強く」がお決まり。
無敵のスーパーパワーを持っているかっこいい主人公がどこからともなく現れ、悪と戦い人々を救う、という定番ストーリーが主流でした。
しかし、徐々にヒーローの背景や事情が描かれるようになり、いつしかヒーロー映画はヒューマンドラマ的な要素を持った奥深いものへと変化していくことに。
人々はヒーローを求め、ヒーローに憧れるものですが、その裏側に持つ悩みや事情を垣間見た時、ヒーローはより一層身近な存在となって私たちを魅了します。
というわけで、今回はDCコミックやマーベルのスーパーヒーローのみならず、様々な側面からヒーローを描いた映画を25作品選んで解説していきます!
皆さんはどのヒーローが好きですか?
目次
おすすめのヒーロー映画!誰もが認める正統派のスーパーヒーロー編
おすすめのヒーロー映画1. ジャスティス・リーグ
ステッペンウルフから地球を守るため、 DCヒーロー大集合!
主役級のキャラクターが一堂に揃う、非常に贅沢な映画『ジャスティス・リーグ』。このリーグの歴史は古く、コミックに登場したのはなんと1960年!
長い年月を経て実写化された映画の舞台は、前作『バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生』でスーパーマンが亡くなってしまい、犯罪者が増えつつある地球。バットマンが仲間を求めて世界中を走り回り、そこに地球の危機を察知したワンダーウーマンが加わり、アクアマンが駆けつけ、なんと最後にはスーパーマンが帰ってくる!ヒーローが大集結して共に戦う姿は圧巻。
そして終盤、大金持ちのブルース・ウエイン邸がジャスティス・リーグの本拠地になるというのも個人的には胸熱の展開であります。贅沢にスカッとしたい方はぜひ!
映画の詳細データ | |
公開年 | 2017年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ザック・スナイダー |
出演者 | ヘンリー・カヴィル/ベン・アフレックほか |
時間 | 120分 |
おすすめのヒーロー映画2. アベンジャーズ
マーベルのヒーローはまるで神話?! 戦うヒーローたちから目が離せない
マーベルでは2008年から「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」という企画を立て、世界観や時系列が統一された状態でマーベルコミックスのヒーローたちを次々と実写化しています。
この『アベンジャーズ』はMCUのフェーズ1の最後に当たる作品かつ、ヒーロー揃い踏みの一作目。全人類の未来を背負ったヒーローたちですが、集結して戦うことへの抵抗も……。個々のヒーローが中心となって活躍する映画も素敵ですが、それぞれのヒーローが持つ心の傷や葛藤が浮き彫りになるのがこの映画の魅力。
『アベンジャーズ』はこれを皮切りに『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』と続き物となっているので、ぜひ最後までお楽しみください!
映画の詳細データ | |
公開年 | 2012年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ジョス・ウェドン |
出演者 | ロバート・ダウニー・Jr/クリス・エヴァンスほか |
時間 | 143分 |
おすすめのヒーロー映画3. ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
レイア姫やルークの活躍の陰に、名もなきヒーローが
1977年、初めて公開されて以来、全世界が夢中になった『スター・ウォーズ』シリーズ。この『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は初作となった『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の前日鐸です。
ルークやハン・ソロももちろんヒーローなのですが、ローグ・ワンに登場するヒーローたちの働きなくしては帝国軍を倒すことはできなかったでしょう。デス・スターを開発していたゲイレン・アーソの娘、ジンを中心に、反乱軍のスパイ、キャシアン・アンドー、盲目の剣士チアルート、その相棒ベイズ、そしてK-2SOドロイドなどなど、魅力的なキャラクターがたくさん登場。自らの命をかけ、フォースに導かれて戦う彼らの守ったディスクこそが「希望」だったのです。
本流のエピソード1〜9も素晴らしいのですが、この影のヒーローたちにも是非ご注目ください!
映画の詳細データ | |
公開年 | 2016年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ギャレス・エドワーズ |
出演者 | フェリシティ・ジョーンズ/ディエゴ・ルナほか |
時間 | 133分 |
おすすめのヒーロー映画4. ロボコップ
人間の「記憶」に問いかける鋼鉄のヒーロー
冒頭、いきなり殉職してしまうマーフィー警部。その遺体はサイボーグに作り変えられ、荒廃した近未来のデトロイトに平和を取り戻すべく働き始めます。しかしロボコップの脳内にはマーフィー警部の記憶が残っていました。果たして真の敵は誰なのか?という近未来アクション。
サイボーグと人間の境目を生きるロボコップの秘められた苦悩が、この鋼鉄のヒーローを一層魅力的なものにしています。また、さまざまな名作映画のオマージュがちりばめられているのもこの映画の魅力の一つ。例えばロボコップが動きだすシーンは『卒業』で主人公がダイビングスーツを着て登場するシーン、マーフィー警部の殉職シーンは『ゴッドファーザー』でソニーが蜂の巣にされるシーン。
単純なヒーロー映画でないところが今も多くの映画ファンを惹きつけてやまない一本です。
映画の詳細データ | |
公開年 | 1987年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | オール・バーホーベン |
出演者 | ピーター・ウェラー/ナンシー・アレンほか |
時間 | 103分 |
おすすめのヒーロー映画5. ダークナイト
真のヒーローとは。究極の決断を何度もせまられるバットマンの苦悩
DCコミックスから始まり、子供向けのアニメで親しまれ、何度も映画化されている大人気ヒーロー、バットマン。数あるバットマンを主人公とした映画の中でもクリストファー・ノーラン監督の三作は、ヒーローを通して様々な問題を提示してくる重めの仕上がりになっています。
三部作の順序としては真ん中に当たるのがこの『ダークナイト』。本当の姿を隠して夜毎悪に立ち向かってきたバットマンことブルース・ウェインとは対極の、爽やかな人気弁護士ハービー・デント。この二人の間で揺れ動くレイチェル、そこに食い込むように最悪の選択を突き付けるジョーカー。
次々に訪れる難題に胸を締め付けられるような緊張感が漂い、観ている者の感情を揺さぶると同時に、ヒーローについて考えさせられる映画です。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2008年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | クリストファー・ノーラン |
出演者 | クリスチャン・ベール/ヒース・レジャーほか |
時間 | 152分 |
おすすめのヒーロー映画!悪役かと思いきや、人を助ける一面も持つダークヒーロー編
おすすめのヒーロー映画6. ヴェノム
スパイダーマンに登場するヴィラン×正義感=???
正義感を持つジャーナリスト、エディが怪しい研究所を取材していると、宇宙からやってきた共生生物(シンビオート)に寄生され、体を乗っ取られてしまいます。人間を一飲みにしてしまう恐ろしい生物ヴェノムはひねくれ者ですが、エディとのやり取りはまるで息のあった漫才コンビみたい!
「最も残虐な悪」と言われているし見た目も恐ろしいのに、最後にはなんとなくヴェノムが可愛くなってしまうという不思議な映画です。エディ役のトム・ハーディも『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の時とは打って変わってダメダメな雰囲気なのが好感を持てます。
ヴェノムの身体能力とのギャップ、徐々に打ち解けて最後はちょっとした友情にまで発展していく二人の関係、そして次々に飛び出すアクションで飽きることのない映画。ぜひこの世界をご堪能ください。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2018年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ルーベン・フライシャー |
出演者 | トム・ハーディ/ミシェル・ウイリアムズほか |
時間 | 112分 |
おすすめのヒーロー映画7. シン・シティ
酒と暴力の街シン・シティで、権力に立ち向かう三人のヒーローの物語
コントラストの強いモノクロ画面に部分的に鮮やかな赤や緑が挿入されるという斬新な映像効果が話題を呼んだ映画『シン・シティ』。三つの短編で構成されていますが、どれも主人が愛する女性のために巨悪と戦うというストーリー。
愛の形も、戦い方も、命のかけ方もそれぞれなのですが、犯罪のはびこる退廃的な街で繰り広げられる物語は、その映像効果も相まって一層刺激的な仕上がりとなっています。
原作は、監督も務めているフランク・ミラーのコミックス。その原作の世界観を非常に効果的に映像化したというわけです。しかも独特の映画を繰り出すロバート・ロドリゲスに加えてゲスト監督にクエンティン・タランティーノ。この三つ巴で描かれたヒーローの姿、観ないわけにはいかないでしょう!
映画の詳細データ | |
公開年 | 2005年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ロバート・ロドリゲス/フランク・ミラー/クエンティン・タランティーノ(ゲスト監督) |
出演者 | ミッキー・ローク/ブルース・ウィリスほか |
時間 | 124分 |
おすすめのヒーロー映画8. ザ・ファブル
殺さない殺し屋 ザ・ファブル。「普通」を目指すもやはり戦う宿命?
『週刊ヤングマガジン』で連載された、南勝久による大人気漫画の実写化。原作漫画の人気が高いので、実写化するのもかなりハードルが高かったのではないでしょうか。
殺し屋として育てられた主人公が、相棒と共に大阪へ移住。ボスからは誰も殺してはいけない、という命令を受け普通の人間として暮らし始めるのですが、やはり周囲には色々と事件が起こります。その類まれな能力を使って、殺さずに事件を解決していく……というのが大まかなストーリーなのですが、原作とぴったりの配役、スピーディなアクション、主人公のとぼけた明るさと随所に差し込まれる笑い。
非常に魅力的なアンチヒーローを演じるのは岡田准一。なんと特殊部隊で訓練を受けたフランス人のアクション振付師を起用しているそうです!もちろん自ら考えたアクションもこなしている岡田くんの活躍ぶりをぜひご覧ください。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2019年 |
製作国 | 日本 |
監督 | 江口カン |
出演者 | 岡田准一/木村文乃ほか |
時間 | 123分 |
おすすめのヒーロー映画9. トランスポーター
寡黙なヒーローは決して弱者を見捨てない
漆黒のBMW735iを華麗に操るドライビングテクニックをもってどんな品物でも時間厳守で目的地に届けるのが主人公、フランク・マーティンの仕事。契約を厳守し、依頼者の名前も聞かず、また依頼品を開けてみたりしない、というルールを自ら課し、運び屋として高額報酬を得ています。
しかし、ある時預かった品物が動いていることに気づきます。そう、なんと女の子が荷物だったのです!それでも契約を守り目的地まで届けますが、その後、事件に巻き込まれていき――
裏稼業で稼ぎながらも特殊部隊で身につけた格闘技術とドラテクを武器に、悪と戦うクールなヒーロー。ジェイソン・ステイサムの魅力が大爆発するこの映画は、この後もシリーズ化され全部で4作。無敵のヒーローアクションを楽しみたい方、ぜひ『トランスポーター』の魅力にはまってください。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2002年 |
製作国 | フランス、アメリカ |
監督 | リュック・ベッソン/ロバート・マイク・ケイメン |
出演者 | ジェイソン・ステイサム/スー・チーほか |
時間 | 93分 |
おすすめのヒーロー映画10. ハンコック
嫌われヒーロー、ハンコックに秘められた三角関係
空を飛べて、銃で撃たれてもへっちゃら、そして怪力の持ち主で不老不死。なのに人助けをしてもやり方が荒っぽすぎて周囲をぶっ壊してしまい、みんなから嫌われてしまう孤独なヒーロー、ハンコック。
ある日列車にひかれそうになったレイを助け、レイの家族と共にディナーを楽しみながら、自分が記憶を失っていることを話しますが、実はレイの妻は……。ハンコックは失った記憶を取り戻し、愛されるヒーローに戻れるのでしょうか。
人並外れた能力を持っているだけではヒーローにはなれない。ではヒーローに必要なものは何なのか、ということをハンコックの境遇を通して教えてくれるのが、この映画の一番の魅力。自分がハンコックのようなスーパーパワーを持っていたら、という想像をしながら観てみてください。何か大事なことがわかるかも……。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2008年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ピーター・バーグ |
出演者 | ウィル・スミス/シャーリーズ・セロンほか |
時間 | 92分 |
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】MIHO-G
SNS
古典落語や歌舞伎、文楽にお神輿と日本の伝統文化が大好きだけど、お酒も音楽も同じくらい愛するX世代。
楽しいことならなんでも興味津々。あらゆることに首を突っ込める、という理由で編集の仕事を長らく続けています。
これからもジャンルを問わずどんどん首を突っ込んで、面白おかしく紹介していきたいと思っています!