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またたび商品の種類と特徴について知ろう! 効き目の違いはあるの?
またたび商品には「粉末タイプ」や「スプレータイプ」の他に枝や実、葉など天然素材そのままの商品もあります。
それぞれの効き目の違いや特徴を見てみましょう。
またたび商品の種類:粉末タイプ
またたびの実を乾燥させて粉末にしたもの。一番スタンダードな商品です。
「ドングリ型」の通常の実を使用したものと「ちゅうえいか※」を使用した商品があります。またたび商品の中で最も強い効き目があるため、使用する際は少量から。
水分を含むと粉末の色が残ってしまう部分が難点。猫用ベッドやカーペットなど布製品に使用する場合は注意が必要です!
※ちゅうえいかとは……またたびの実は通常の「ドングリ型」と、特定の虫が寄生した「虫こぶ型」の2種類があり、通常のまたたびの実よりも有効成分が多く含まれている「虫こぶ型」の実が「ちゅうえいか(虫癭果)」と呼ばれています。
またたび商品の種類:スプレータイプ
またたびから抽出したエキスを使用しているため効き目も強め。使用しているまたたびの種類と含有量の違いで効き目に差が出ます。
無色透明なので布製品に吹き付けて使用することも可能。またたび含有量の詳細が記載されていないため、猫の様子を見ながら少しずつ使用しましょう。
またたび商品の種類:またたびの枝
天然またたびの枝を乾燥させたもので、細いものから太いものまでサイズは色々。細い小枝サイズは猫のパワーですぐに折れてしまうので、太めのものを選ぶ方が長持ちします。効き目は弱いので反応しない猫もいますが、強いまたたびを使う前に様子を見たいという人に向いています。
興奮して枝をかじる猫は誤飲する可能性があるため、必ず飼い主さんの見ているときに与え、遊び終わった後は猫が触れない所に保管しましょう。
またたび商品の種類:またたびの実
天然またたびの実を乾燥させたもの。通常のまたたびの実は効き目が弱く、虫こぶ型(ちゅうえいか)の実の方が効き目は強め。乾燥させたまたたびの実はとても硬いので、ミルなどで挽くか包丁やナイフで削ってから与えます。
お手玉や人形の中に実をそのまま入れて、手作りの猫用おもちゃに使用する人も。ただし、またたびの実をそのまま与えるのはNG!興奮した猫が大きく硬い実を丸ごと飲み込む可能性があります!
またたび商品の種類:またたびの葉
天然またたびの葉を乾燥したもので、細かく砕いて与えます。
本来猫は肉食のうえ、腸が短く植物を消化することに向いていません。猫が食べても安全な葉ですが、大量に与えると消化不良を起こす可能性があります!与えるときは少量を砕いてから与えましょう。
ただし効き目は弱く、まったく反応しないという声もあります。
またたび商品の種類:キャットニップ (西洋またたび)
「イヌハッカ」といわれるハーブを乾燥させたもので、海外でまたたびといえばこの「キャットニップ」のこと。効き目はまたたびより若干弱いのですが、またたびと同じ反応を示します。砕いて与えたり、手作りのおもちゃに入れる人も。
ただしキャットニップには子宮刺激作用があるので、妊娠中や妊娠の可能性がある猫には与えてはいけません!
またたび商品の種類【番外編】:おやつタイプ
またたび粉を練りこんだ商品が多く、種類や味も豊富。またたびの含有量は商品によって様々なため、効き目や与える分量はそれぞれの商品によって異なります。
ちなみに、またたびの効き目の強さの順位はこちら。
1位:粉末
2位:スプレー
3位:実
4位:キャットニップ
5位:枝
6位:葉
※番外編のおやつは含まれていません。
いずれのタイプにおいても「ちゅうえいか」を使用しているものは、効き目や反応が強く出る猫が多いようです。
おすすめの猫用またたび商品10選
ここからは選りすぐりの猫用またたび商品を10アイテムご紹介します!さっそく見ていきましょう。
おすすめの猫用またたび商品1. ペットライブラリー『納得素材 またたび 5g』
雑菌検査などにもこだわって製造され、国産またたびの「ちゅうえいか」を100%使用した「粉末タイプ」のまたたび。ふりかけやすいボトル式なので、使いかけでも保存しやすく便利!
布製品に使用するとまたたび粉末の色がついてしまうので要注意!お皿などの容器に入れて与える方がいいでしょう。内容量は5g、開封後は冷蔵庫で保存してくださいね。
おすすめの猫用またたび商品2. イトスイ『コメット タウリン入りまたたび 3g』
1988年から発売されているコメットのまたたびは豊富なラインナップが魅力。その中でも猫にとって非常に大切な栄養素である必須アミノ酸「タウリン」を配合した商品です。
内容量3gのボトル式で「粉末タイプ」、使いたい分だけ使えて保存も簡単!
こちらも布製品に色がつくため注意が必要です。同シリーズは他に通常の「またたび」や「キトサン入りまたたび」「グルコサミン入りまたたび」があります。
おすすめの猫用またたび商品3. Charm『フリーズドライ 国産またたびの粉 虫エイ果 効き目(強)3g』
国産またたびの「ちゅうえいか」をフリーズドライ加工にした「粉末タイプ」。粉末は薄緑色でもちろん着色料や保存料は不使用です。チャック付きパッケージで保存にも便利!プシュッと吹き出る便利な容器も入っています。
内容量は3g、開封後は冷蔵庫で保存してください。「フリーズドライ 国産またたびの粉 ドングリ型 効き目(弱)3g」もあります。
他では見かけないフリーズドライのまたたび粉末、興味のある人は是非!
おすすめの猫用またたび商品4. イトスイ『コメット またたび抽出液スプレータイプ 20ml』
国産またたびの「ちゅうえいか」抽出液を使用した「スプレータイプ」の商品。無色透明で布製品に色が残らず、気軽に使えるところが利点!合成保存料や防腐剤などの添加物は一切使用していません。
1~3プッシュを目安に猫の様子を見て少しずつ使用してください。20ml入りで約120回分スプレーできます。開封後は冷蔵庫で保存しましょう。「徳用 またたび抽出液スプレータイプ 50ml」もあります。
おすすめの猫用またたび商品5. マタタビ LAB『天然100% マタタビ乾燥実 九州産 10g』
九州産またたびの「ちゅうえいか」のみを天日干しで乾燥させた天然素材100%の商品。内容量は10g、実の大きさは様々で一袋に約10~15粒入っています。
乾燥させた実はとても硬いので、ミルやフードプロセッサーで挽いてから与える方法がおすすめ!(実を丸ごと猫に与えると、噛まずに飲み込んでしまう場合があり危険です)
保存に便利なチャック付き。今回ご紹介した10g入りの他に30g入りもあります。
おすすめの猫用またたび商品6. ポンポリース『BIGまたたびの木 枝タイプ(2本入)』
国内産のまたたび原木を国内で乾燥加工した商品。天然素材のため形は色々ですが、太さがあるためパワフルに遊んでも折れにくく長持ちします。
ガサガサの樹皮がそのままついているので遊んだ後は掃除が必要になることもありますが、このガサガサが猫にはたまらなく魅力的!
興奮して激しくかじってしまう猫もいるので誤飲しないよう飼い主さんの管理下で与え、遊んでいないときは猫の届かない場所へ保管してください。
おすすめの猫用またたび商品7. Charm『国産またたびの葉(5g)と実 虫エイ果(3~4個)』
低温でじっくり乾燥させたまたたびの葉とフリーズドライ加工した「ちゅうえいか」がセットになった商品で、どちらも国産のものを使用しています。
フリーズドライにした「ちゅうえいか」は手で砕くことができ、乾燥させた実よりも手軽!……とはいえ、やはり猫に実を丸ごと与えるのは危険なので、砕いてから与えてください。
またたびの葉は効き目が弱いため、猫によっては無反応なことも。色々試してみたい人におすすめ!
おすすめの猫用またたび商品8. マウンテンフィールズオーガニック『キャットニップ 30ml ミニボトル【パープル】』
またたびよりも低刺激なキャットニップ、欧米で「またたび」と言えばこちらが一般的。マウンテンフィールズオーガニックの商品は、ワシントン州レーニア山の麓で栽培されたキャットニップを厳選、葉と花部分を使用しています。
今回ピックアップした【パープル】はキャットニップとまたたびをブレンドし、タブレットタイプにしたもの。おもちゃに仕込んだり、別売りの「コットンバッグトイ」に入れて与えます。もちろんそのまま与えることもでき、噛むことでオーラルケアとしても使用可能。
キャットニップを試してみたい人はこのミニボトルサイズ(内容量30ml)がおすすめ!
※子宮刺激作用があるため、妊娠中や妊娠の可能性がある猫に「キャットニップ」は使用できません。
おすすめの猫用またたび商品9. ペティオ『またたびプラス 毛玉ケア キューブタイプ ササミ 30g』
またたびと鶏ササミをキューブ状にした「おやつタイプ」の商品。約7㎜角のキューブでほど良い硬さ、少し独特な匂いがあるので好き嫌いが分かれる可能性もあります。
食物繊維も配合されていて毛玉ケアにも配慮。チャック付きパッケージで保存にも便利。内容量30g、開封後は冷蔵庫で保存してください。
我が家の三代目猫に与えたところ、食いつきも良く寝転がりクネクネしていましたが、またたびの効き目としては弱め。またたび入門編としておすすめです!
おすすめの猫用またたび商品10. スマック『またたび玉 15g』
ドライフードに「ちゅうえいか」粉末をコーティング、国内工場で製造した「おやつタイプ」のまたたびです。チャック付きパッケージで内容量15g、DHA配合。
またたび玉は約6mmの大きさでドライフードと同様の硬さ。一日に与える量は3~5粒、週2~3回までを目安に与えすぎないようにしましょう。
こちらもうちの三代目猫に与えたところ「またたび粉末」を与えたときと同じ反応が!「もっと欲しい!」と激しいため、見えない所に保管中です。
ただし、硬さもあり大きさ的にも噛まずに飲み込んでしまう猫には注意が必要です。飲み込むタイプの猫には砕いてから与えた方が良いでしょう。
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【筆者】にゃっぷる編集部
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