更新日: 2023年2月8日
ベルモットとは?ベルモットについて解説!おすすめ10選 ソムリエが基本知識とおすすめの飲み方を解説
今回はベルモットをご紹介!
ベルモットと聞くと、「マティーニとかのカクテルに使われるお酒でしょ」と浮かぶ方が多いかもしれませんが、実は単品で飲んでもとても美味しい「フレーバード白ワイン」。
今回は、そんなベルモットを楽しむための基礎知識と、おすすめ10選をご紹介します。
ベルモットとは?
ベルモットとは、白ワインにハーブやスパイスなどを配合して造られた「フレーバードワイン」のこと。
ベルモットは英語で「vermouth(ヴァームース)」ですが、その語源となっているのはドイツ語でニガヨモギを意味する「wermut(ヴェルムト)」と言われています。
後述しますが、辛口のドライベルモットはフランス、甘口のスイートベルモットはイタリア発祥と言われており、現在でもその二カ国が主な生産国。
カクテルの材料としてだけでなく単品で楽しめるお酒なので、いろいろな飲み方を楽しみたい人には是非ともおすすめしたいお酒です。
ベルモットの種類
ベルモットの種類は、辛口の「ドライ」と甘口の「スイート」の2種類。スイートはさらに白の「ビアンコ」と赤の「ロッソ」に分けられます。
ベルモットの種類1.ドライベルモット
辛口のベルモット。ハーブなどの香りが際立つとてもスッキリとした飲み口が特徴です。ハーブやスパイス入りの白ワインなので、白ワインの代わりに料理に使うのにもおすすめ。
イタリアやフランスなどでは、食前酒としてもよく飲まれています。カクテルのマティーニに使われるのがこちらのベルモット。
ベルモットの種類2.スイートベルモット
甘口のベルモット。果実や甘味料などのフレーバーも加えられているため、ドライベルモットに比べて味わいの癖が(もちろん良い意味で)強いのが特徴です。
カラメル等で色付けされたものが赤い「ロッソ」、そのままのタイプが白い「ビアンコ」と呼ばれています。ロッソでも、ベースとなっているのは白ワイン。赤ワインが使われることはありません。
食前酒としてはもちろん、ストレートで食後酒として飲んだり、ロックやソーダ割り、カクテルにしても美味しいので、様々な楽しみ方をしたい人におすすめ。カクテルの「マンハッタン」に使われるのがこちらのベルモットです。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】三野 勝博
SNS
ミラノに本社のあるワインショップ「ワインティップ」を運営。
ワインを学ぶためイタリアミラノに5年間在住。在住時にイタリアソムリエ協会認定ソムリエ資格取得。
現在は日本でオールドヴィンテージのイタリアワイン販売サイトを運営している。
>>ワインティップジャパンWEBページ