タッカーには主に「ハンドタッカー」「電動タッカー」「エアータッカー」「ハンマータッカー」の４つのタイプがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

ハンドタッカー

ガンタッカーとも呼ばれていて、手動で針を打ち込むタイプ。細かい部分を留めたい時や丁寧に仕上げたい作業におすすめです。手動なので連続で使用すると手が疲れてしまうのがデメリットです。

電動タッカー

電動タッカーはボタンを押すだけで針を打ち込めるため力が要らないタイプ。

充電式と電源コード式があり、充電式は広範囲にステープルを打ち込むときに便利です。一方、電源コード式はパワーがあるので、充電や電池切れの心配がなく一定のパワーで作業可能。

ハンドタッカーよりも少々価格は高くなるのがデメリットです。

エアータッカー

専門的な作業や建築現場などで主に使われるプロ仕様のタッカー。トリガーを引くと”プシュッ”と音がして、空気圧で針を打ち込むので、簡単に強く針を打ち込むことができます。

連続して打ち込めるものが多く、ハンドタッカーよりも効率的に作業が可能。

初心者の方にはここまでのスペックは不要かもしれませんが、本格的な作業を考えている方におすすめのタッカーです。

ハンマータッカー

ハンマーの機能を持った、こちらもプロ仕様のタッカー。

ハンドルを持って針を打ち付けると、先端についている針が刺さる仕組みになっています。慣れないと使いづらくかなりの衝撃を与えて使うので、素材が壊れやすいというのがデメリット。

厚みのある物に使用したい、工具の扱いに慣れている人におすすめのタッカーです。

これら４タイプ以外にも、タッカーとしての用途だけでなくホチキスのように紙も留めることができるモデルもあります。

ポスターの貼り付けから大量の書類を一回で留めるなど、1台で何役も対応できるため便利。家や学校で、ホチキスとしても使いたい人は要チェックです。

ホチキスの針は先端が折れ曲がって紙が止まるようにできていますが、タッカーの針はコの字型のまま刺さります。そのため、針の大きさが大きければ大きいほど、抑える力が強くなります。

ハンドタッカーと電動タッカーのどちらも、機種ごとに使えるステープルのサイズが決まっているので購入前に確認しましょう。

初めて使う人はステープル付きのセットがあるのでチェックしてみてください。

ステープルの種類

コ型：一番ホチキスに似た形の形状で、よく使われる一般的な形。

U型：ステープルと板の間にU字状の隙間ができ、コードなどを挟む時に便利な形状。

T型：ステープルの先がほとんど見えない釘のような形状。

ステーブルの種類については、負担がかかるところは接着力の強い「コ型」か「U型」、目に触れる部分は見た目が目立たない「T型」と使い分けるといいでしょう。

タッカーと同じメーカーのステープルを使うことで、故障のリスクを下げたり、長く使えたりすることができますよ。

タッカーは片手で持って作業するため、握力に自信がない人や打ち込みミスが心配という人は、タッカーのグリップに滑り止めが付いているか、握った時に力を入れやすいかをチェックしてください。

打ち込む素材によっては衝撃があるので、握りやすいものや滑らないものを選ぶのもポイント。電動タッカーの場合は、握りやすい形状になっているか、操作しやすいかなども合わせて注意しましょう。

タッカーとしても、ホチキスとしても使えるのが近与（KONYO）のSUN UP 2WAYメタルタッカー。

大型家具の補修などの設営作業から、紙をまとめる作業まで幅広く使用することができます。

グリップ部分はラバー付きで滑りにくく作業しやすいのが特徴。誤操作防止のロック付きなので安心して作業できます。

リーズナブルな価格で機能性の高いおすすめのタッカーです。

滑りにくいグリップが特徴的な角利サンドリー(SUNDRY)の2WAY強力ハンドタッカー&ホチキス。

針打ち込みの強さを調節できるつまみが付いているので、使用素材によって使い分けることができるタッカーです。

椅子の座面、バイクシート、壁紙、キャンバスの張り替え、断熱材止めなどのDIYから、木工、手芸などまで幅広く使えます。

いろいろな目的に使えるおすすめのタッカーです。

ホチキス最大手のマックスのガンタッカ TG-A(N)。
紙や布などの貼り付けだけではなく、外壁シートや断熱材の張り付けもできるプロ仕様です。

本体には150本のステープルを装填可能なので効率的に作業ができるのも特徴。

フェルトやシートを貼ったり、天井に材料を打ち込んだりするのに向いています。パワーがあるので固い木にも使用可能ですよ。

ハンドタッカーの中では少し高いですが、高品質のタッカーを長く使用したい人におすすめです。

３WAYで使用できるのが特徴のWORKPRO ガンタッカー ハンドタッカー ステープルガン ホチキス。

素材や作業シーンに合わせて、ガンタッカー、ホチキス、ケーブルタッカーと3通りの使い方ができます。

ガンタッカーは紙や布などの素材を木に打ち込むのに最適。ホチキスは紙を50枚程度留めることが可能です。その他にケーブルを壁面等へ固定するケーブルタッカーとしても使えます。

家庭やオフィスに1台あると便利なおすすめのタッカーです。

本体が頑丈につくられているのが特徴の高芝ギムネ製作所 ガンタッカー。ステンレス製ですがハンドルは柔らかく持ちやすいので、硬い木材もラクラク打ち込むことができます。

針の幅が10mmと12mmの２つに対応しているのも嬉しいポイント。フェルトやシールの貼り付け、断熱材を打ち付けることができます。

耐久性も良いので長く使い続けられるおすすめのタッカーです。

スチール製ハンドタッカーのラピッド ガンタッカー R-23。重量配分設計によりバランスが良く、手への負担を軽減。疲れにくい仕様で、細部までこだわり抜かれたタッカーです。

長時間の作業や何度も打ち込む必要があるときでも快適に作業可能。断熱材を止めたり、フェルトを張り付けたり、天井に素材を張り付けたりと使用用途は様々です。

打ち込み時の反動の軽減や部品の緩み防止機能など、機能的でおすすめのタッカーです。

軽量で綺麗に打つことができるマックスのホチキス 木に打てる ホチキス ガンタッカ TG-H。

一般的なタッカーとは違い、グリップの向きが逆になっているのが特徴。向きが逆になっていることで、力が入りやすく打ち込みしやすい設計になっています。

打ち込むところから距離がわかるようメモリが付いているのも便利。収納しやすいハンドルストッパー付きでスマートに収納できます。

女性や子どもも簡単に使用できる、安全性の高いおすすめのタッカーです。

打ち込みに力を入れやすいのがARROW イージーショット ハンドタッカー オレンジ #5650O-6J。

本体はポリカーボネート、ハンドル部はABS樹脂製。どちらの素材も剛性、硬度、耐久性に優れているので熱や衝撃に強いのが特徴です。

グリップと打ち込む位置が同直線上にあり、グリップを握る力がそのまま打ち込む力になるので、片手で打ち込んでも針が浮きにくいのがポイント。

ビラやポスター張り、椅子の布や革の張り替え、子供の工作などに向いています。軽くて打ち込みやすいので、力の弱い方や子供におすすめのタッカーです。

3種類の針を使い分けることができるGunplaの強力型タッカー 3-in-1。打ち込みたい素材や用途によってコ型、U型、T型と針を替えて作業できるのが特徴です。

本体の上部についているつまみで打ち込みの強弱を調節可能。DIYだけでなくハンドメイド作品を作るのにも向いているタッカーです。

打ち込みミスをした時にあると便利なステープルリムーバーも付属。便利で機能的なおすすめのタッカーです。

電動工具で有名なBOSCHのコードレスタッカー PTK3.6LIN。充電式の電動タッカーなのでコードがなく使いやすいのが特徴です。

軽量バッテリーを搭載しているので重量800gと電動式なのに軽いのがポイント。それでいてパワフルなので、いろいろな素材に打ち込むことができます。

本体を素材に押し付けないとステーブルが出ない仕組みを採用。誤って作動させてしまうのを防いでくれます。軽量でパワフルなおすすめのタッカーです。

日本の老舗工具メーカー高儀の電動タッカー EARTH MAN Home-Link 3.7V。

USB充電式でフル充電1回あたり約1000回の打ち込みが可能。選ばずに長く作業できるタッカーです。

針はコ型とT型の2種類を使い分けることができるので便利。紙、布、革製品から断熱材などあらゆるシーンで活躍します。

専用ケースはUSBケーブルなども一緒に収納できるので保管や持ち出しに便利。電動で力を必要としないおすすめのタッカーです。

プロの愛用者が多いHiKOKI（ハイコーキ）のコードレスタッカ マルチボルトシリーズ N18DSL(LXPK)。充電式のコードレスタイプになります。

狙ったところに正確に打ち込みができる「単発打ち」と、素早く連続で打ち込みできる「連続打ち」の２つの打ち方が可能。作業内容に合わせて使い分けることができます。

性能は抜群に良いですが気になるのが価格と重量。本格的なタッカーがほしいという人にはおすすめです。

プロ、アマチュア問わず人気のマキタ(makita)　充電式タッカ 18V　ST421DZK。電動タッカーの中では軽くてコンパクトなモデルになります。

優れた重心バランスにより打ち込みやすく、打ち込み時の反動を低減する低反動機能を搭載。少ない力で打ち込みができます。

持ちやすい設計としっかりした品質で、使いやすいだけでなく故障も少ないと好評のタッカー。簡単な作業から本格的な作業まであらゆるシーンで活躍します。

エアータッカーでおすすめはNEOのエアータッカー ステープル打機 フィニッシュネイラ。

500gと軽量でコンパクトサイズながらパワフルなのが特徴です。バイクのシートから家の内装、外装までハンドカッターでは少し頼りないといった作業に最適。

力を入れずに強い打ち込みができ、値段も比較的安いのでコストパフォーマンスが高いのも魅力です。

ハンドカッターのパワーでは不十分だと感じている人におすすめのタッカーです。

ハンマータッカーでおすすめはラピッドのハンマータッカー R19E。

ノーマルグリップ、ハンマーグリップ、ハイグリップ、ドラマーグリップン4種類の握り方で作業できます。

素早く強力に打ち込みができるので固い素材への打ち込みに最適。軽くてフィット感があるので扱いやすいのが特徴のタッカーです。

ハンマータッカーは使い方にコツがいるので、工具の扱いに馴れていない方や、作業にハンマータッカーが特段不要という方には、あまりおすすめできません。