更新日: 2023年5月1日
サイクリングや自転車旅に便利な「サドルバッグ」10選 種類や選び方をわかりやすく
簡単に荷物を携帯できる自転車用「サドルバッグ」。その名の通り、サドルの後ろに取り付けるバッグのことを指します。ペダリングに支障がなく、身体への負担を軽減できるため、多くのサイクリストが愛用しているアイテムです。
今回は、そんな「サドルバッグ」の選び方と、用途別のオススメモデルをご紹介!サイクリングや自転車旅をよりストレスなく楽しめる、自分にぴったりな一品を探してみてはいかがでしょうか。
サドルバッグの選び方①用途と容量
サドルバッグを選ぶ際には、もっとも重視したいのが用途と容量です。ひとえにサドルバッグといっても、使用するシーンにより全く容量が異なってきます。そこで用途別に、オススメの容量を解説していきましょう。
日帰りサイクリング
クロスバイクやロードバイクといったスポーツ自転車を購入した後、まず初めに5km〜30kmほどの日帰りサイクリングに挑戦する方も多いのではないでしょうか。
ちまたではポタリング(自転車で散歩をするようにゆったりと走ること)と呼ばれるスタイルも生まれており、休日にグルメを求めて自転車で隣町まで走るなど、短い距離を手軽に楽しむサイクリングも近年流行しています。
そんな日帰りサイクリングにオススメしたいのが、容量1リットル前後のコンパクトなサドルバッグです。各メーカーから数多くのモデルがリリースされています。
ポイントは、携帯工具やミニポンプ、タイヤレバーや替えチューブといったパンク修理キットが丸々入るサイズ感だということ。気軽に使えて、走行性能にも影響を及ぼさない軽さ・コンパクトさから多くのサイクリストに支持されています。
<例>1リットル前後のサドルバッグの目安
・携帯工具
・パンク修理キット(ミニポンプ・タイヤレバー・替えチューブ)
・ライト
ロングライド・中距離ツーリング
日帰りサイクリングに慣れてくると、次第に1日で走る距離や時間が増えていきます。最初は30kmでも長距離だと思っていた感覚が、いつのまにか100kmも当たり前になってくるのが自転車の怖いところです(笑)
場合によっては1泊2日以上の自転車旅を計画される方もいらっしゃるかもしれません。
そうなってくると、コンパクトなサドルバッグで全ての必要装備を携帯するのは難しくなってきます。水分や補給食を入れたり、替えチューブやタイヤを入れるためには、中型のサドルバッグがベターと言えるでしょう。
このサイズのサドルバッグについては、手がけているメーカーの数が限られていますが、根強い支持を得ているベストセラーモデルがいくつかあります。長距離走ることを想定しているため、必然的に防水性の高いモデルが多いです。
<例>5リットル前後のサドルバッグの目安
・携帯工具
・パンク修理キット(ミニポンプ・タイヤレバー・替えチューブ)
・ライト
・輪行袋
・水分や補給食
自転車旅・連泊ツーリング
従来、長い日数をかけて自転車旅や連泊ツーリングをする場合には、パニアバッグといって自転車のリアキャリアに大型のバッグを取り付けるのが一般的でした。
しかし近年は、大容量サドルバッグという新たなジャンルが誕生し、よりスマートなパッキングが普及してきています。大容量サドルバッグを一言で表すと、10リットル以上入るサドルバッグだということ。
主に着替類などかさばるものを入れますが、場合によってはテントを積載することもあります。
サドルの後方斜め上に突き出るように取り付けるため、ペダリングに干渉することなく使用することが可能です。
容量が大きくなると、その分重くなるため、重心の取り方に少しコツがいりますが、昨今のバイクパッキングのトレンドとなっています。
各メーカーが積極的に開発しており、メーカーの個性が一番現れている容量・サイズと言えるでしょう。
<例>10リットル前後のサドルバッグの目安
・携帯工具
・パンク修理キット(ミニポンプ・タイヤレバー・替えチューブ)
・ライト
・輪行袋
・水分や補給食
・着替え
・テント
その他大事な3つのポイント
サドルバッグ選びで一番大事な用途と容量について考えたら、その他の3つの大事なポイントを見ていきましょう。取り外しの方式、防水性、反射素材の使用有無。どれもストレスフリーかつ安全に使用するために、考慮したい項目です。
取り外しの方式
取り外しの方式は、大きくアタッチメント式とベルクロベルト式の二つのタイプがあります。実際の使用シーンを想定して、利便性の良い取り付け方を選択しましょう。
アタッチメント式:コンパクトなサドルバッグや、中型のサドルバッグに多い方式。ワンタッチで簡単に取り外しができますが、マウントをサドルに取り付ける必要があります。
ベルクロベルト式:どの容量のサドルバッグでも見られる方式ですが、大容量サドルバッグは基本的にこちらの方式。マジックテープやベルトで複数箇所を固定することができます。
防水性
突然の雨や泥水の跳ね返りにも対応できる防水性。ロングライドや中距離ツーリングに使用する、中型サドルバッグでは特に重宝する機能です。
完全防水のものを選べば、着替えやスマートフォンの充電器など、絶対に濡らしたくないものを無事に運べます。筆者もこれまで何度もサドルバッグに大事な荷物を救われてきました。
反射素材の使用有無
最後に大事にしたいポイントは、反射素材の使用有無です。サイクリングの途中、トンネルの中を走ったり、夜道を走る際には、反射素材が周囲の車にとって自転車を視認する目印となります。
暗い場所を走行する際には、リアライトやテールライトでの安全対策がメインですが、保険的な意味合いでも、できるだけ反射素材が使われたサドルバッグを選ぶことをオススメします。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】まっぷるライフスタイル編集部
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