電動サンダーの使い方
ここからは電動サンダー(オービタルサンダー)の使い方を解説します。電動工具を使ったことがない人にとって電動サンダーは敷居が高いイメージかもしれませんが、使ってみると仕組みはシンプルで簡単。
実際に電動サンダー「マキタ 仕上げサンダ M931」を用意して、セッティングから研磨まで行いました。
電動サンダーの使い方1.各部の名称
- スイッチの引金・・・スイッチは引くと入り、離すと切れます。
- ロックボタン・・・ロックボタンを押しこむと引金が固定されます。
- ダストバッグ・・・研磨作業で出た粉じんをパッドの穴から吸い込み、ダストバッグの中に集めます。
- パッド・・・サンドペーパーを取り付ける部分です。
- クランプ・・・サンドペーパーをクランプで挟みます。
電動サンダーの使い方2.サンドペーパーのセッティング
パッド部を見ると集塵用の穴があいているのが分かります。パッド部の穴とサンドペーパーの穴を合わせましょう。
市販のサンドペーパーを使用するときはパッド部に合わせてカットが必要。サンドペーパーはクランプで固定するので、パッド部から上下がはみ出すように長めにカットします。
カットしたサンドペーパーはパッド部の穴に合わせて穴をあけてください。
パッドにサンドペーパーを合わせたら、クランプで固定。クランプは前後にあるので両サイドで固定します。
ダストバッグが付属されている電動サンダーを使用する場合は、ダストバッグがしっかり固定されているかも確認しましょう。
これでセッティングは完了。本体のスイッチがオフの状態になっていることを確認してから電源プラグをコンセントに差し込んでください。
電動サンダーの使い方3.研磨の仕方
本体のロックボタンが解除さあれていることを確認。パッドを研磨したい素材に当て、スイッチの引き金を引くと研磨が行えます。
写真のように両手でしっかりと持ち、素材に対して水平を意識するのが重要。強く押し付けるのではなく一定の力で軽く押し付けるようにしましょう。
素材に対して、「水平を保つ」、「一定の力」、「軽く押し付ける」の3つを意識して作業するのがポイントです。
ランダムサンダーのセッティング方法もチェック!
おすすめの電動サンダー
電動サンダーの種類、使い方は分かりましたか?ここからはおすすめの電動サンダーを10選ご紹介します。
いろいろなタイプの電動サンダーを厳選したので、ぜひチェックしてみてください。
おすすめの電動サンダー1.マキタ 仕上げサンダ M931
日本を代表する国内メーカーマキタ製の仕上げサンダM931。プロの愛用者も多く、信頼度の高い電動サンダーです。
木材、家具などの表面仕上げや艶出しに最適。押さえつける部分の形状がしっかりしているので持ちやすく、さらにラバーで滑りにくいのが特徴。
ペーパーの取り付けはクランプ式なので、はさむだけで簡単に交換を行えます。自己吸塵機能とダストバック付きでクリーンな排気が可能。
DIYなど木材を研磨したいという人におすすめの電動サンダーです。
電力:コンセント
回転数:11000回転/分
ペーパー寸法:93×228mm
ペーパー付属:あり
吸塵機能:あり
参考価格:¥9,892
おすすめの電動サンダー2.マキタ 充電式ランダムオービットサンダ BO180DZ
同じく国内メーカーマキタ製の充電式ランダムオービットサンダ BO180DZ。充電式なので場所を問わず作業ができる電動サンダーです。
小型ですがパワフルで、低重心ボディなので扱いやすいのが特徴です。グリップが握りやすく女性でも簡単に作業ができますよ。
フル充電すれば20分ほど使用できるので作業時間としては十分。屋外やコンセントのない場所でも作業がしたいという人におすすめの電動サンダーです。
電力:バッテリー
回転数:11000回転/分
ペーパー寸法:125mm
ペーパー付属:あり
吸塵機能:あり
参考価格:¥14,672
おすすめの電動サンダー3.京セラ サンダ MS-30B
低コストで初心者でも扱いやすい電動サンダーを探しているなら、京セラのサンダ MS-30Bがおすすめ。
京セラはDIY用の一般ユーザー向け工具だけでなく、高性能なプロ用工具も製造している信頼の国内メーカーです。性能も良く、本体の設計も優れているので扱いやすいのが特徴。低価格ですがパワーも十分あります。
コストパフォーマンスの高い電動サンダーです。
電力:コンセント
回転数:11000回転/分
ペーパー寸法:93×185mm
ペーパー付属:あり
吸塵機能:あり
参考価格:¥4,300
おすすめの電動サンダー4.京セラ ランダムオービットサンダ・ポリッシャ RSE-1250
車のワックスがけにも向いている電動サンダーが、京セラ ランダムオービットサンダ・ポリッシャ RSE-1250。
木工研削はもちろん、車のワックスがけ、金属の研削研磨、塗装はがしにも向いています。DIYなどの研磨だけでなく車の手入れを自分で行っているという方におすすめの電動サンダーです。
研磨、研削対象に合わせて回転スピードを簡単に調節できる回転数調整ダイヤルは、シンプルで使いやすく便利。電動サンダーをマルチに使いこなしたいという人におすすめ。
電力:コンセント
回転数:12000回転/分
ペーパー寸法:125mm
ペーパー付属:あり
吸塵機能:あり
参考価格:¥10,260
おすすめの電動サンダー5.HiKOKI オービタルサンダ FSV10SA
プロ愛用の工具としてマキタと人気を二分するHiKOKI。HiKOKIのおすすめ電動サンダーは、オービタルサンダ FSV10SA。
握りやすい大型グリップですが、手にフィットするので疲れにくく操作しやすいのが特徴。ハンドル部分は大きめなのですが、全体的にはコンパクトで軽量な設計です。
信頼のおけるメーカーでコンパクトな電動サンダーを探している人におすすめです。
電力:コンセント
回転数:10000回転/分
ペーパー寸法:93×228mm
ペーパー付属:あり
吸塵機能:あり
参考価格:¥9,429
おすすめの電動サンダー6.HiKOKI ランダムサンダー FSV13YB
多用途に使うことができるHiKOKI ランダムサンダー FSV13YB。回転軸をずらしながら回転する仕組みが特徴です。高い研削能力でムラなくきれいに仕上げることが可能。
HiKOKIの工具はとにかく持ちやすいのが特徴です。グリップ形状の評価が高く長時間の作業でも疲れにくいと評判。
木材や金属の粗削りから表面仕上げ、塗装剥がし、サビ落としまで使える汎用性の高さが便利な電動サンダーです。
電力:コンセント
回転数:12000回転/分
ペーパー寸法:125mm
ペーパー付属:あり
吸塵機能:あり
参考価格:¥12,854
おすすめの電動サンダー7.Bosch ランダムアクションサンダGEX125-1AE
世界で人気の工具メーカーBosch。Boschの電動サンダーといえば、プロの愛用者も多いランダムアクションサンダGEX125-1AE。
1.3kgの軽量ボディなので片手でも楽に操作可能。取り回しに優れているのでストレスなく作業ができます。
コンパクトで手にフィットするグリップはエルゴノミクスデザイン。あらゆる角度で使用してもしっかり握ることができるので快適です。
微粒子フィルターを搭載しているので、吸い込んだダストをろ過してから排出。作業環境を考慮した機能が嬉しい電動サンダーです。
電力:コンセント
回転数:12000回転/分
ペーパー寸法:125mm
ペーパー付属:あり
吸塵機能:あり
参考価格:¥8,882
おすすめの電動サンダー8.Bosch 吸じんマルチサンダー PSM80A
コーナーや隙間の研磨に向いているBoschの吸じんマルチサンダー PSM80A。
0.9kgと超軽量でコンパクトボディ。小型で先端が尖っているので素材の角や隙間などの細かい部分を磨くのに最適です。
アイロンのような形状をしたマルチサンダーの特徴は、になった先端部分。他のタイプの電動サンダーとは違い繊細な作業ができます。
細かい作業もしやすい電動サンダーを探している人におすすめ。
電力:コンセント
回転数:11250回転/分
ペーパー寸法:93×93×93、93×60×100
ペーパー付属:あり
吸塵機能:あり
参考価格:¥8,536
おすすめの電動サンダー9.髙儀 ベルトサンダー EARTH MAN BSD-110
力強いベルトタイプのペーパーに対応している髙儀のベルトサンダー EARTH MAN BSD-110。
特徴は28,000回転の高速回転とリーズナブルな価格。ベルトタイプなので面積の広い作業もあっという間に研磨、研削できるので作業時間を短縮できます。
逆さまに固定することで、小物の研磨などにも利用可能。幅広い使い方ができます。
パワフルなモデルですが、値段は安くコストパフォーマンスの高い電動サンダーです。
電力:コンセント
回転数:28000回転/分
ペーパー寸法:サンディングベルト76×周長457mm
ペーパー付属:あり
吸塵機能:あり
価格¥5,905
おすすめの電動サンダー10.京セラ ベルトディスクサンダ BDS-1010
水平、垂直2方向から研磨できる据え置き型の電動サンダーが京セラ ベルトディスクサンダ BDS-1010。
本体サイズは長さ450×幅210×高さ290mmなのでテーブルの上に置き、ベルトに木材など当て使用するタイプです。広い面や側面の研削に便利で、水平、垂直に可動するサンディングアームは素材に合わせて使い分けることが可能。
鉄、ステンレス、アルミ、ボルト、ゴム、プラスチック部品など様々な素材に対応しているのでプロ並みの使い方ができる電動サンダーです。
電力:コンセント
回転数:2800回転/分
ペーパー寸法:サンディングベルト100×915mm、150mm
ペーパー付属:あり
吸塵機能:あり
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】池野誠
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旅行、デジタルガジェット、釣りが趣味のノマドワーカー、ドローン講師。各地の観光情報、空撮や360度カメラなどを活用した美しい映像を発信していきたいです。最近はDIYも始めました。