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「泣ける映画」をもっと語りたい! 〜韓国映画編〜 画像:Amazon、楽天ブックス

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更新日: 2024年10月11日

「泣ける映画」をもっと語りたい! 〜韓国映画編〜

映画で涙を流すこと、それは心のデトックス。
まっぷるトラベルガイドでは「おすすめの泣ける映画50選! 心のデトックス、しませんか?」と題して、多種多様な「泣ける映画」をご紹介しました。

でも、書きたいのは「泣ける」ところだけじゃない! 前回の記事に入りきらなかった魅力や補足情報を、筆者が気ままに語ります。第2弾は《韓国映画編》です。

おすすめの泣ける映画50選記事はこちら

韓国映画だけではなく、ハリウッドやヨーロッパの映画、邦画など、各ジャンルでの定番どころから隠れた名作、アニメや短編、ドキュメンタリーまで、この記事では「泣ける」映画50本をセレクトしています。

もっと語りたい!泣ける韓国映画1. 建築学概論

もっと語りたい!泣ける韓国映画1. 建築学概論
画像:Amazon

タイトルからは予想のつかない、初恋ラブストーリー

建築士スンミンのもとに大学時代の同級生ソヨンが15年ぶりに現れ、自宅の設計を依頼する。ソヨンはスンミンの初恋の人だった――。400万人超の動員で韓国映画史を塗り替えるほどのブームを巻き起こした大ヒット恋愛映画です。観た人それぞれが自分の「初恋」を語り始めるという現象が韓国では当時起きたそうで、近年の日本映画にたとえるなら『花束みたいな恋をした』みたいなポジションの作品なのかもしれません。

そんな予備知識を抜きにして『建築学概論』の五文字を見聞きしたとき、ラブストーリーを思い浮かべる人は皆無かと思います。でもこれ、見当違いの邦題でもなんでもなくれっきとした原題直訳。その無味乾燥さがむしろ「名作」の予感を醸していて、個人的にはすごく好きなタイトルですね。

監督は実際に建築士でもあるらしく、言われてみれば建築面でのディテールが恋愛ドラマらしからぬ細かさです。また、劇中で重要な役割を果たす「ソヨンの家」は撮影後に一旦取り壊されたものの、映画の大ヒットを受けて再建。カフェとして済州島の観光名所となっているそう。観たら絶対に行きたくなります。

なお、『恋に落ちた家』のタイトルでNetflixが製作予定だった山下智久主演によるリメイク映画企画は、「オリジナル版に敬意を表することを優先」し中止の発表がありました。どういった経緯があったのかは不明ですが、それだけ本作『建築学概論』が大きな存在の作品であるということは間違いないでしょう。

映画の詳細データ
公開年 2012年
製作国 韓国
監督 イ・ヨンジュ
出演者 ペ・スジ/イ・ジェフンほか
時間 117分
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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

【筆者】353

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ただの雑食な映画好き。——だったはずが、気付けば映画館スタッフに。
映画を観る時間がめっきり減ってしまうというジレンマと戦いながら、映画ブログ『353log』を時々更新中。
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