ノンアルコールシャンパン15選　ソムリエが基本知識と選び方を解説

最初にお伝えしておきたいのが「ノンアルコールシャンパンというものはない！」ということ。

「シャンパン」とはフランスのシャンパーニュ地方で厳格な規定に則って作られたスパークリングワインにのみ与えられる名称。その規定には、もちろんアルコール度数も含まれます。

そのため、正確にいうと「ノンアルコールシャンパン」というものは存在しません。つまり、「ノンアルコールシャンパン」と呼ばれているものは、正確には「ノンアルコールスパークリングワイン」のこと。

現在ではワインの知識も一般にだいぶ浸透してきた印象ですが、日本では「スパークリングワイン＝シャンパン」という認識が長く定着していたため、こちらの呼び方に馴染みがあるようです。

ということで、この記事内では「ノンアルコールスパークリングワイン」のことを「ノンアルコールシャンパン」として進めていきたいと思います。（ワインに詳しい方にはもどかしいですが、どうぞお許しください！）

言葉通り、ノンアルコールのシャンパン（正確にはスパークリングワイン）のことですが、日本の酒税法ではアルコール分1%未満のものをノンアルコールと規定しているため、1%未満のアルコール分が含まれているものも多くあります。状況により、アルコール度数の表示をしっかりと確認してから飲むことをおすすめします。