好みの白ワインの見つけかた
白ワインを選ぶポイントは分かりましたでしょうか?ここからはもう少し深掘りして、自分好みの白ワインを見つける方法を紹介していきます。
好みの白ワインを見つけるポイントは3つ。
1.好みのタイプを知る
2.好みの国を知る
3.好みの品種を知る
それでは各ポイントについて詳しく見ていきましょう。
好みの白ワインの見つけかた1.好みのタイプ(主に甘口・辛口)を知る
ライトボディ・ミディアムボディ・フルボディと、味わい(やアルコール)のボリューム感で分類される赤ワインと比べ、白ワインはざっくりと、甘口から辛口に分けられます。
極甘口の白ワインはデザートワインと総称され、アイスワインや貴腐ワインなどが有名。それ以外の白ワインは、大まかに、やや甘口→やや辛口→辛口と分けられるので、飲み比べて好みのタイプを見つけてみましょう。
好みの白ワインの見つけかた2.好みの国を知る
ワインの生産地は「オールドワールド(旧世界)」と「ニューワールド(新世界)」に大きく分けられます。
前者は、フランスやイタリア、ドイツ、スペインなどワイン造りの歴史があるヨーロッパを指し、後者は南米やアメリカ、オーストラリアやニュージーランド、南アフリカ、そして日本も含んだ近現代にワインが造られ始めた地域を指します。
味わいの違いを(もちろんどの地域によっても最終的には生産者の特徴が出るものですが)この区分に沿ってものすごくざっくりと説明すると、以下のようになります。
オールドワールドの白ワイン
現代のように様々な技術が発展するずっと前から白ワイン造りをしているため、それぞれの土地の特性が大きく反映されています。
そのため、その土地の料理との相性が抜群。繊細で上品な味わいを求めるならば、オールドワールドの白ワインがおすすめです。
・フランス
ブルゴーニュのシャルドネから、ボルドーのソーヴィニヨン・ブラン、アルザスのリースリングまで、地方ごとの特性を生かした白ワイン造りがフランスの特徴。歴史ある生産地から出ている高級白ワインが有名ですが、リーズナブルに飲める白ワインももちろんあります。
どれも基本的に共通しているのが、繊細で品のある味わい。複雑で豊かな味わいのものも多いので、ここぞという時にはフランス産の白ワインを選ぶのがおすすめです。
・イタリア
イタリアの白ワインは、味わいも価格も親しみやすいものが充実!もちろん高級白ワインもありますが、基本的には明るく楽しく飲めるものが主流と考えて良いと思います。
パスタなど、カジュアルなイタリアンに気軽に合わせて飲みたい!という時は、迷いなくイタリアの白ワインをおすすめします。
・スペイン
スペインは世界中の白ワイン造りに使用されているメジャー品種よりも、スペイン固有の品種を用いた白ワインが多いのが特徴です。
スペインの白ワイン品種の代表格は、アルバリーニョとヴェルデホ。こちらもイタリアワイン同様、親しみやすい味わいと価格で、飲む人をあまり選ばない白ワインと言えるでしょう。
スペインは日本同様に魚介を使った料理も多いので、日本食に合わせるのもおすすめです。
・ドイツ
白ワインの銘醸地であるドイツ。美味しい赤ワインもたくさんありますが、ドイツといったらやはりキリッとした繊細な白ワインがおすすめです。
ドイツの白ワインに使われている代表的な品種はリースリング。原産地でもあり、生産量でもトップを誇ります。
ドイツのリースリングの白ワインはボトルもシュッとした細長いタイプのものが多く、ヴィジュアルでもわかりやすいかもしれませんね。
ニューワールドの白ワイン
こちらは土地の特徴よりも、それぞれの品種の味わいが前面に出ているのが特徴。そして何より価格がリーズナブル!
果実味が強く、複雑味というよりはシンプルなわかりやすさを持っているため、品種別の特性を覚えたい場合は、まずはニューワールドの白ワインから飲んでみるのをおすすめします。
・アメリカ
後発のワイン生産国でありながら、科学やテクノロジーを駆使してグイグイとワイン造りのレベルを上げ続けているのがアメリカ。
圧倒的に広大な国土があるため、それぞれの地域に適したブドウを栽培することが可能。今ではヨーロッパに負けないほど安定した品質を誇ります。
紙パックの大容量ワインなども生産しているため、アメリカ産の白ワインはどこかで一度は口にしているかもしれないですね。
・オーストラリア
こちらも広大な国土を有するため、それぞれの土地にあったブドウの栽培で品質の高い白ワインを作り続けているオーストラリア。
栽培量が最も多いのはシャルドネ。ニューワールドらしく、果実味が濃厚で厚みのある味わいが特徴です。
・ニュージーランド
ニュージーランドのワインといえば、白ワインのソーヴィニヨン・ブラン。特にマルボロ地域のものが高品質かつ有名です。
ニュージーランドのワインの輸出量のなんと8割がソーヴィニヨン・ブランということからも、そのメイン度合いが測れますね!
どれもスッキリとして香り高く、フレッシュな青草の香りが特徴なため、とにかくスッキリとした美味しい白ワインが飲みたい!という人におすすめです。
高価格帯のワインでもスクリューキャップ率が高いのも特徴かもしれません。
・チリ
シャルドネとソーヴィニヨン・ブランの2大品種を使った白ワインを1,000~2,000円台の価格で買えてしまう、最強コスパを誇るのがチリ。
ブドウが病気になる率が低い地形のため、オーガニックワインも多くあります。ボトルに品種名が明記してあるものが多いので、ワイン初心者にはとにかくおすすめ!
・アルゼンチン
チリと並ぶコスパ最強国のアルゼンチン。
シャルドネとソーヴィニヨン・ブランの2大品種のワインはもちろんですが、ぜひおすすめしたいのがアルゼンチン固有の品種であるトロンテスを使った白ワイン。
フルーツや花々の香りが華やかで個性的なこちらは、アルゼンチン産でしか飲めない白ワインです。
・南アフリカ
暑いイメージのアフリカですが、南半球において屈指のブドウ栽培に適した地域である南アフリカ。
主要栽培品種のシュナン・ブランから造られた白ワインは、原産地であるフランスのロワール地方に負けない品質を誇ります。
同じ品種でも甘口から辛口まで幅広い味わいのものが造られているので、飲み比べもおすすめ!
・日本
日本固有の白ブドウ品種といえば甲州。日本らしい爽やかで繊細な味わいの甲州は、世界の和食ブームも合間って海外からも注目を集めています。
白ワインを楽しむ上で、一度は飲んでおきたいですね!
好みの白ワインの見つけかた3.好みの品種を知る
白ワインの原料となる白ブドウには様々な種類がありますが、白ワイン初心者~中級者が押さえておきたい品種は以下となります。
必ず押さえておきたい白ワインのメジャー品種
・シャルドネ
・ソーヴィニヨン・ブラン
・リースリング
次に押さえておきたい白ワインの準メジャー品種
・シュナン・ブラン
・ヴィオニエ
・ゲヴェルツトラミネール
・ピノ・グリ
・ミュスカデ
知っておきたい特定地域の固有品種
・トレッビアーノ
・アルバリーニョ
・ヴェルデホ
・トロンテス
・甲州
品種別の特徴とおすすめ白ワインを紹介
白ワインについて解説をしてきましたがいかがだったでしょうか?ここからは品種別におすすめの白ワインを紹介します。
数ある白ワインの中から厳選して31本を集めました。どれも美味しい白ワインなのできっとお気に入りが見つかりますよ!
品種別おすすめ白ワイン:シャルドネ
フランスのブルゴーニュ原産の言わずと知れた白ワイン品種の女王。環境への順応性が高く、病気に強いため、ほぼ全てのワイン生産国で栽培されている品種です。
特徴は、これ!といった強い特徴がないこと。個性がないように聞こえてしまうかもしれませんが、実はそれが最大の個性。
樽による熟成ではバニラやナッツのような香りが加わった濃厚な味わいになり、ステンレスタンクでの熟成ではスッキリと引き締まったシャープな味わいとなるなど、栽培地の特色や醸造家の個性が遺憾なく発揮されるのがシャルドネなのです。
シャルドネのおすすめ白ワイン1.ウィリアム・フェーブル シャブリ
ブルゴーニュ地方のシャブリ地域で造られるシャブリ。太古の昔は海だった土壌から造られるシャブリは、ミネラル感溢れるスッキリとした味わいが特徴の白ワインです。よく「牡蠣と合う」と言われるのはそのため。
こちらのシャブリはまさにシャブリのお手本といえるフレッシュさ溢れるクリーンな味わい。とてもスッキリとしているため、天ぷらなどの揚げ物とも好相性。
フランス、ブルゴーニュのワインを飲むのならば一度は味わっていただきたいおすすめの白ワインです。
内容量:750ml
アルコール度数:13%
品種:シャルドネ
味わい:辛口
参考価格:2,895円
シャルドネのおすすめ白ワイン2.モンテス・アルファ シャルドネ
チリを代表するワイナリー、モンテスの看板ワインであるアルファシリーズ。ニューワールドのシャルドネらしい、パイナップルやアプリコットなどのトロピカルプルーツがぎゅっと凝縮された果実味が力強い味わいの白ワインです。
樽熟成によるコクとバターのような味わいは、まさにいくらでも変幻自在なシャルドネの本領発揮といったところ。アルコールのボリュームも高いため、リーズナブルな価格で飲みごたえのある白ワインをお探しの方におすすめです。
容量:750ml
アルコール度数:14.5%
品種: シャルドネ
味わい:辛口
参考価格:2,186円
シャルドネのおすすめ白ワイン3.ブレッド&バター シャルドネ
2014年設立ながら、急成長企業トップ500にワイン生産者として唯一選出された、今大注目の新興ワイナリー。こちらのシャルドネは、「樽香が効いたシャルドネが好き!」という方に是非是非おすすめしたい一押しの白ワインです。
名前の通り、焼きたてのパンのような香ばしい香りと、濃厚なバターのような香りがとてもクリーミー!オバマ元米大統領主催の首脳会議ランチミーティングの際にも供された白ワインです。
内容量:750ml
アルコール度数:13.5%
品種:シャルドネ
味わい:辛口
参考価格:3,700円
シャルドネのおすすめ白ワイン4.ルイ・ジャド ムルソー
シャルドネの美味しさに目覚めてきたら是非飲んでおきたいのがムルソー。ムルソーとは、フランスのブルゴーニュ地方の白ワイン造りにおいて最高峰である村(の一つ)の名前と、そこで造られた白ワインのこと。
こちらは柑橘系のフルーツ、白桃や洋梨などの甘い香りに、ヘーゼルナッツや蜂蜜のような芳醇な香りが広がる、とてもふくよかな味わい。これぞフランスの白ワイン!というのをお探しの方におすすめの1本です。
内容量:750ml
アルコール度数:13%
品種:シャルドネ
味わい:辛口
参考価格:3,700円
シャルドネのおすすめ白ワイン5. ルイ・ラトゥール ピュリニー・モンラッシェ ブラン
世界最高峰の白ワインの銘醸地と言われているフランスブルゴーニュ地方。その中でもルイ・ラトゥールはこの地を代表する200年以上も続く家族経営の造り手です。
柔らかいミネラルと柑橘の香りに、澄んだ酸、上品な樽香が最高のバランスを奏でており、飲む人皆を虜にしてしまうこと間違いなし。特別なお祝いをしたい時に是非ともおすすめの白ワインです。
内容量:750ml
アルコール度数:13.5%
品種:シャルドネ
味わい:辛口
参考価格:7,754円
品種別おすすめ白ワイン:ソーヴィニヨン・ブラン
レモンやグレープフルーツや青リンゴ、ハーブや刈りたての芝生のような青々とした爽やかな香りが特徴のソーヴィニヨン・ブラン。
栽培される地域によって、フルーツのニュアンスが熟したものへと変化する、ユニークな特性も持ちわせています。
さっぱりとした味わいのため、和食との相性もバッチリ。キリッとした辛口が主なので、夏に冷やして飲むのがおすすめの白ワインです。
ソーヴィニヨン・ブランのおすすめ白ワイン6. ムートン・カデ ソーヴィニヨン・ブラン
フランスワインの銘醸地ボルドーにおいて格付け頂点に位置するシャトー・ムートン・ロスチャイルドのカジュアルに楽しめるシリーズのムートン・カデ。
セカンドラインの白ワインとは思えないほどの圧倒的な品質はさすがの一言。柑橘系やハーブ、白桃の香りが広がる爽やかさは、飽きのこない飲み口。
カジュアルなフランスの白ワインを飲みたい時におすすめの1本です。
内容量:750ml
アルコール度数:12%
品種:ソーヴィニヨン・ブラン
味わい:辛口
参考価格:2,098円
ソーヴィニヨン・ブランのおすすめ白ワイン7. パスカル・ジョリヴェ サンセール
フランスロワール地方の有名生産地のサンセールは、ソーヴィニヨン・ブランで有名な地。その土壌の個性から、ミネラルが豊富で上質な酸の白ワインであるのが特徴です。
その中でも自然派の造り手として名を馳せるこちらは、オーガニック栽培によるソーヴィニヨン・ブランそのもののピュアな味わいが人気。
多くの三つ星レストランでも取り扱われているので、上質なソーヴィニヨン・ブランをお探しの際におすすめの白ワインです。
内容量:750ml
アルコール度数:-%
品種:ソーヴィニヨン・ブラン
味わい:辛口
参考価格:4,560円
ソーヴィニヨン・ブランのおすすめ白ワイン8. インヴィーヴォ マールボロ・ソーヴィニヨン・ブラン
ソーヴィニヨン・ブランを覚える際に必ず飲んでおきたいのが、ニュージーランドのマルボロ地方の白ワイン。今回おすすめしたいマルボロのソーヴィニヨン・ブランは、2007年設立の新興ワイナリー、インヴィーヴォのもの。
グレープフルーツやライムなどのフレッシュな果実味溢れる爽やかな香りに、透明感あふれる酸のバランスが取れた見事の味わいは、レモンを合わせた魚介料理との相性が抜群!
これぞニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン!というものが飲みたいという時におすすめの白ワインです。
内容量:750ml
アルコール度数:13%
品種: ソーヴィニヨン・ブラン
味わい:辛口
参考価格:2,790円
ソーヴィニヨン・ブランのおすすめ白ワイン9. ラ・モット ソーヴィニヨン・ブラン
シュナン・ブランのイメージが強い南アフリカですが、果実味溢れるフルーティーさが満載のソーヴィニヨン・ブランもおすすめ。
こちらの白ワインはライムやレモンなどの柑橘系とハーブなどの特徴を押さえつつ、パイナップルや洋梨の香りが豊かな1本。
ハーブや青草よりもフルーティーさが前面に出た白ワインを飲みたい時におすすめです。
内容量:750ml
アルコール度数:13%
品種:ソーヴィニヨン・ブラン セミヨン
味わい:辛口
参考価格:2,517円
ソーヴィニヨン・ブランのおすすめ白ワイン10. コノスル ソーヴィニヨン・ブラン 20バレル リミテッド・エディション
チリのコスパ最強ワイナリーのコノスル。
同一の品種でも、お手軽ナヴァラエタルから、オーガニック、熟成期間の長いレセルバと様々なラインナップを打ち出していますが、今回おすすめしたい白ワインは、コノスルの中でも最高級のシリーズ(とはいえ非常にリーズナブル!)。
青リンゴやグレープフルーツ、白桃などのボリューム感ある果実味が、様々な料理と好相性。リーズナブルに美味しい白ワインが飲みたい!という時にとにかくおすすめの1本です。
内容量:750ml
アルコール度数:13%
品種: ソーヴィニヨン・ブラン
味わい:辛口
参考価格:2,320円
品種別おすすめ白ワイン:リースリング
ライムやレモンのようなキリッとした香りに、桃や洋梨などの白い果物のニュアンスが華やかなリースリング。ソーヴィニヨン・ブランと似た印象ですが、最大の特徴は「ペトロール香」と呼ばれる香りがあること。
ペトロールとは、「石油」のこと。ほんのりとガソリンのような香りがするのがリースリング一番の特徴と言えるでしょう。
ドイツの他には、フランスのアルザス地方のものが有名です。甘口から辛口まで、様々なスタイルの白ワインが造られているので、飲み比べてみるのもおもしろくておすすめです。
リースリングのおすすめ白ワイン11. ファミーユ・ヒューゲル リースリング・クラシック
グリーンの細長いボトルにマスタードイエローのラベルがシグニチャーのファミーユ・ヒューゲルは、リースリングの銘醸地であるフランスアルザス地方の超老舗ワイナリー。
そんな正統派が手がけるリースリングは、伝統的な辛口白ワイン。上品なアロマにシャープな酸がこれぞリースリング!という味わいです。
リーズナブルですが、特別な席での1本にもおすすめの白ワインです。
内容量:750ml
アルコール度数:13%
品種:リースリング
味わい:辛口
参考価格:2,360円
リースリングのおすすめ白ワイン12. ゲオルク・ブロイヤー テラ・モントーサ ラインガウ リースリング Q.b.A トロッケン
リースリング造りの天才と称されるワイナリーのゲオルグブロイヤー。
2つの畑から造られたリースリングが見事な割合でブレンドされているこちらの白ワインは、キリッとした酸とミネラルが絶妙なバランスの味わい。
エレガントなボトルも相まって、特別な日や贈り物にもおすすめの辛口白ワインです。
内容量:750ml
アルコール度数:11.3%
品種:リースリング
味わい:辛口
参考価格:5,711円
リースリングのおすすめ白ワイン13. シュロス・ゴベルスブルク リースリング
ドイツのお隣オーストリアの最も古いワイナリー発のリースリングらしいリースリング。
1138年にシトー派の修道僧によって造られたワインの伝統を受け継いだ、老舗にしか出せない味わいが特徴の白ワインです。
柑橘系のアロマに優しいフルーティーさが加わった上品な味わいは中辛口なので白ワインが苦手な人にもおすすめ。
内容量:750ml
アルコール度数:12.5%
品種:リースリング
味わい:中辛口
参考価格:2,330円
リースリングのおすすめ白ワイン14. ブリー ホワイト・リースリング
一見ハードリカーのように見えるスタイリッシュなボトルのこちらは、中辛口のリースリング。
ブリーは、「見て、飲んで楽しむワイン」がコンセプトの、女性による女性のためのワインブランド。リーズナブルな価格ですが、ベルリンワイントロフィー金賞受賞の実力派です。
ほのかな甘みとスッキリとした酸が調和したバランスの良いエレガントな味わいは、白ワインが苦手な女性におすすめ。
内容量:750ml
アルコール度数:11%
品種:リースリング
味わい:甘口
参考価格:1,124円
リースリングのおすすめ白ワイン15. ジャパンプレミアム リースリング・フォルテ
リースリングと、日本の固有品種「甲州三尺」を掛け合わせた品種のリースリング・フォルテ。
発酵と熟成は樽ではなくステンレスタンクで行われているため、その特徴が最大限活かされており、柑橘系やりんごのフレッシュな果実の香りと爽やかな酸味が特徴のさっぱりとした白ワインに仕上がっています。
日本食に合わせる白ワインを探しているけれど、甲州ではないものが欲しいな、という時におすすめです。
内容量:750ml
アルコール度数:11.5%
品種:リースリング
味わい:辛口
参考価格:1,870円
品種別おすすめ白ワイン:シュナン・ブラン
フランスロワール地方原産のシュナン・ブランは、りんごのような甘く爽やかな香りに、花や蜂蜜などの芳醇な香りが特徴。こちらもリースリングと同じく、甘口から辛口まで幅広いタイプが作られています。
現在では南アフリカのものが有名。パイナップルやアプリコットなどのトロピカルフルーツが凝縮された味わいなので、果実感たっぷりの白ワインが飲みたい時におすすめです。
シュナン・ブランのおすすめ白ワイン16. ドメーヌ・デ・ギュイヨン ソミュール・キュヴェ・ヴァン・デュ・ノール・ブラン
フランスのシュナン・ブランらしいシュナン・ブランが飲みたい人におすすめしたいのがこちらの白ワイン。
農薬を始めとした化学物質を極力使わないことをポリシーとしている夫婦経営の小規模ワイナリーながら、フランスの三つ星レストランでも出されている実力派白ワインです。
熟した桃のような果実味とミネラル感が楽しめますよ。
内容量:750ml
アルコール度数:12.5%
品種:シュナン・ブラン
味わい:辛口
参考価格:1,845円
シュナン・ブランのおすすめ白ワイン17. ド・トラフォード シュナン・ブラン
南アフリカの銘醸地ステレンボッシュで造られているオーガニックのシュナン・ブラン。
果実味と樽熟成の風味が複雑さを醸し出す奥行きの深いこちらは、フランスの銘醸地のものにも全く引けを取りません。
果実味とボリューム感を感じるため、余韻の長い白ワインを楽しみたい人におすすめです。
内容量:750ml
アルコール度数:13.5%
品種:シュナン・ブラン
味わい:辛口
参考価格:3,412円
品種別おすすめ白ワイン:ヴィオニエ
フランス南部のコート・デュ・ローヌ原産。
日照りの多いところを好むため、栽培が難しいと言われているブドウ品種ですが、とても芳醇な味わいで一度飲んだら癖になる人も多い白ワイン。
バラや金木犀のような強い花の香りと、蜂蜜のようなニュアンスで、酸味が少ないく厚みのある味わいが特徴です。とにかく芳醇な白ワインが飲みたい人におすすめ。
ヴィオニエのおすすめ白ワイン18. E.ギガル コート・デュ・ローヌ ブラン
南仏コート・デュ・ローヌを代表するワイナリーのE.ギガルが打ち出すコスパ最強白ワイン。
レモンイエローに輝く色や、白い花の香り、アプリコットの風味がまさにヴィオニエのお手本のような1本。
ある程度白ワインを飲んでいる方は、この芳醇さとふくよかさでこの値段!?と驚くこと間違いなし。どんな食事との相性も抜群の非常に優秀な白ワインです。
内容量:750ml
アルコール度数:13.5%
品種:ヴィオニエ、ルーサンヌ、マルサンヌ、クレレット、ブールフーラン、グルナッシュ・ブラン
味わい:辛口
参考価格:1,298円
ヴィオニエのおすすめ白ワイン19.ヤルンバ エデン・ヴァレー ヴィオニエ
ヤルンバは、オーストラリアで最古の家族経営ワイナリー。オーストラリアの先住民の言葉で「全ての土地」を意味します。
エデン・ヴァレーという産地で造られているこちらは、ヤルンバのワインの中でも上位品。完熟メロンや金木犀の香りが豊かに広がる、ヴィオニエらしい華やかさを存分に感じられる白ワインです。
コクのあるクリーム系の料理やエスニック料理と合わせるのがおすすめ!
内容量:750ml
アルコール度数:13.5%
品種:ヴィオニエ
味わい:辛口
参考価格:3,526円
品種別おすすめ白ワイン:ゲヴェルツトラミネール
ゲヴェルツ=スパイスという意味を持つこちらの品種は、バラやライチのようなエキゾチックで華やかな香りが特徴。こちらも一度飲んだらハマる人はハマる、独特の味わいの白ワインです。
フランスのアルザス地方のものが有名。辛口タイプからデザートタイプの甘口まで造られる品種ですが、辛口のものはとても甘い香りなのに飲み口は辛口!とうユニークさも魅力。
華やかな個性派ワインを探している方におすすめの白ワインです。
ヴィオニエのおすすめ白ワイン20.トリンバック ゲヴェルツトラミネール
トリンバックは400年以上もの歴史を持つアルザスの老舗ワイナリー。12代目のピエール・トリンバック氏は有名ワイン雑誌で「世界のトップ10白ワインメイカー」に選ばれるほど高い評価を得ています。
樽熟成を行わないため、ゲヴェルツトラミネールの魅惑的な個性がしっかりと味わえるおすすめの白ワインです。
内容量:750ml
アルコール度数:14%
品種:ゲヴュルツトラミネール
味わい:辛口
参考価格:3,855円
ヴィオニエのおすすめ白ワイン21.ホフスタッター ゲヴェルツトラミネール ジョセフ
イタリア北部の家族経営ワイナリーであるホフスタッターのゲヴェルツトラミネールは、他の国のゲヴェルツトラミネールよりも糖度が低く、引き締まった味わいの辛口が特徴の白ワイン。
バラやライチ、ドライフラワーのような妖艶なアロマに心地よい酸の味わいは、エスニック料理とも好相性。華やかで個性的な白ワインを探している方におすすめです。
内容量:750ml
アルコール度数:14%
品種:ゲヴェルツトラミネール
味わい:辛口
参考価格:3,961円
品種別おすすめ白ワイン:ピノ・グリ
グリ=灰色の意味のように、皮の色がうっすらとグレーがかった品種。黒ブドウのピノ・ノワールの変異種で、爽やかな酸味とボディのしっかりした味わいが特徴の白ワインです。
造り方によって香りと味わいに変化が大きい品種ですが、フランスアルザス地方のものは、トロピカルフルーツのような芳醇な香りとボリューム感が長い余韻をもたらします。
シャルドネなどのメジャー品種以外で、造り方手の個性が出る白ワインを探している時におすすめです。
ピノ・グリのおすすめ白ワイン22.クラウドライン オレゴン ピノ・グリ
マイナーなイメージのあるピノグリですが、実はアメリカオレゴン州ではシャルドネを抜く生産量を誇るほどの人気品種。
白桃、メロン、レモンなどの果実に白い花々の豊かなアロマと優雅な味わいは、ヨーロッパのピノ・グリに並ぶほどのクオリティです。
個性豊かでありながらも、バランスのとれた白ワインを探している方におすすめです。
内容量:750ml
アルコール度数:13%
品種:ピノ・ノワール
味わい:辛口
参考価格:3,240円
ピノ・グリのおすすめ白ワイン23.アーサー・メッツ ピノ・グリ
100年以上の歴史を誇るアルザスの名門ワイナリーであるアーサー・メッツが手がけるピノ・グリは、甘みのある香りにバランスのとれた酸の端正な辛口の白ワイン。
少しグレーがかったイエローの色味に、桃やパイナップルのような芳醇な甘い香り、ミネラル感あるキリッとした味わいが素晴らしい1本です。
こってりとした料理と合わせたいけれど、シャルドネではない白ワインが欲しい時におすすめ!
内容量:750ml
アルコール度数:12.5%
品種:ピノ・グリージョ
味わい:中辛口
参考価格:2,100円
品種別おすすめ白ワイン:ミュスカデ
別名「ムロン・ド・ブルゴーニュ」=「ブルゴーニュのメロン」のミュスカデは、メロンのような葉っぱを持つ白ワイン品種。
大部分のミュスカデは、澱に触れさせたまま発酵させ、瓶詰めの際は澱を漉さずに上部のみをすくう「シュール・リー」という製法で造られるのが特徴です。ミネラル感も強いため、ほんのりとした潮気のニュアンスがあり、魚介料理や和食とよく合います。
和食に合わせる白ワインに迷ったらミュスカデを選ぶとほぼ間違いないでしょう。
ミュスカデのおすすめ白ワイン24.ドメーヌ・ド・ラ・ノエ ミュスカデ セーブル・エ・メーヌ シュール・リー
様々なワインコンクールで金賞を受賞しているバランスの良いミュスカデ。柑橘系の果実味に、キリッとした酸味が非常に爽やかなため、魚介料理はもちろん、天ぷらなどの揚げ物とも相性抜群の白ワインです。
和食に合うエレガントなヨーロッパの白ワインを探している方に、是非ともおすすめしたい1本です。
内容量:750ml
アルコール度数:12%
品種:ピノ・グリ
味わい:中辛口
参考価格:2,200円
ミュスカデのおすすめ白ワイン25.ドメーヌ・ド・ラ・バジレル ミュスカデ セーヴル エ・メーヌ シュール・リー
ロワールワインのコンクールや、その他のワインコンクールで10年近く連続して金賞を受賞し続けている実力派のミュスカデ。
日本でも「リアルワインガイド(https://amzn.to/3Pe0iQS)」にて「旨安大賞」を受賞しており、大人気の白ワインです。
柑橘系のフレッシュな香りとイキイキとした元気のある酸が軽やかでスイスイ飲めてしまいそう!
とにかくフレッシュな白ワインが飲みたい!という時におすすめです。
内容量:750ml
アルコール度数:12%
品種:ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ)
味わい:辛口
参考価格:1,637円
品種別おすすめ白ワイン:トレッビアーノ
非常にイタリアっぽい名前ですが、フランスではユニ・ブランと呼ばれ、ブレンド用のワインやブランデーの原料として、実は最も多く栽培されているブドウです。
イタリアでも全土で栽培されており、レモンや柑橘系の香りに、スッキリとした酸味が強い味わいが特徴。カジュアルな場で気軽に楽しみながらスイスイ飲める白ワインが欲しい!という時におすすめです。
ピノ・グリのおすすめ白ワイン26.カンティーナ・モンテフィアスコーネ エスト!エスト!!エスト!!!
一度聞いたら忘れられないユニークな名前のこちらは、ローマがあるラツィオ州で作られている白ワイン。
「エスト」は「ある!」という意味で、美味しいワインの場所を示している、ということ。爽やかでフルーティー、陽気で軽快な味わいはイタリアのカジュアルワインの代表格です。
これぞイタリアの白ワイン!というものを飲みたい時におすすすめです。アルコール度数も低いため、様々な食事と一緒にゴクゴク飲めてしまいますよ。
内容量:750ml
アルコール度数:10.5%
品種:トレッビアーノマルヴァジーア・ビアンカロセット
味わい:辛口
参考価格:1,448円
品種別おすすめ白ワイン:アルバリーニョ
スペインの固有品種であるアルバリーニョは、海の近くの産地で栽培されていることが多く、そのため、ミネラル感の強い味わいが特徴。
豊かな果実味と酸のシャープさのバランスがよく、魚介類とも非常によく合います。
さっぱりとした和食にもおすすめの白ワインです。
ピノ・グリのおすすめ白ワイン27.アルバ・ベガ アルバリーニョ
上質な白ワインの産地で知られるスペインのリアス・バイシャス産の白ワイン。フレッシュな柑橘系と白い花の上品な香りに、イキイキとした酸のバランスのとれた味わいで、まさに王道のアルバリーニョ。
リアルワインガイド(https://amzn.to/3Pe0iQS)で旨安大賞の受賞歴も持つため、スペインらしい白ワインが飲みたい時の強い味方です。どんな料理とも合うため、家庭用のストックとしてもおすすめですよ。
内容量:750ml
アルコール度数:10.5%
品種:アルバリーニョ
味わい:辛口
参考価格:1,540円
品種別おすすめ白ワイン:ヴェルデホ
こちらもスペインの固有品種。柑橘系とメロン(ウリ)系の爽やかな香りが特徴で、フレッシュでキレのある味わいの白ワイン。
アルコール度数が比較的高いものが多いので、スッキリしつつもしっかりとボリューム感のある白ワインを飲みたい時におすすめです。
ヴェルデホのおすすめ白ワイン28.フェリックス・ソリス ブルメ ベルデホ
スペイン白ワインの銘醸地ルエダ産のこちらも、スペインの白ワインの特徴がよくでた1本。
トロピカルフルーツやグレープフルーツの香りとフレッシュでフルーティーな味わいのバランスのとれた味わいの白ワイン。カルパッチョなどの軽い魚介料理はもちろん、手軽な具材で食べる手巻き寿司と合わせるのがおすすめです。
内容量:750ml
アルコール度数:13%
品種:ヴェルデホ
味わい:辛口
参考価格:1,356円
品種別おすすめ白ワイン:トロンテス
アルゼンチン原産のトロンテスは、片方の親にマスカットを持つ白ブドウ。
花のブーケのような華やかな香りと果実味あふれるボディが特徴で、キレのある辛口からやや甘口のタイプまで造られています。
香りが力強いため、ハッキリとした香りを感じたい時におすすめです。
トロンテスのおすすめ白ワイン29.グーゲンハイム トロンテス
赤ワインの産地で有名なアルゼンチンのメンドーサですが、もちろん美味しい白ワインも豊富。中でもおすすめしたいのがこちらのグーゲンハイムは、華やかな花と果実の香りが立ち上る様は、トロンテスならではの1本。
透明感のある酸がボリュームのある味わいに奥行きを加え、リーズナブルながら複雑味を感じられる白ワインです。
内容量:750ml
アルコール度数:13%
品種:トロンテス
味わい:辛口
参考価格:1,639円
品種別おすすめ白ワイン:甲州
日本原産の白(グリ)ブドウ。2010年には国際ぶどう酒機構のリスト入りを果たし、国際的に知られる品種となりました。あまり強い個性がないため、様々な工夫のしがいがあり、作り手の個性が出るブドウとも言えるでしょう。
日本産だけあって、鮎の塩焼きや山菜料理などとの相性は抜群。日本料理に合わせる王道白ワイン欲しい時には、迷わず甲州がおすすめです。
甲州のおすすめ白ワイン30.シャトー・メルシャン 玉諸甲州きいろ香
甲州ワインで是非ともおすすめしたシリーズが、シャトー・メルシャンの甲州きいろ香シリーズ。玉諸甲州は、ユズやカボスといった和の柑橘系を思わせる香りと、フレッシュな酸が楽しめる白ワインです。
発酵で生じた微量の炭酸ガスが心地よい清涼感をもたらしてくれる、食前酒としてもおすすめの1本です。
内容量:750ml
アルコール度数:10/5%
品種:甲州
味わい:辛口
参考価格:2,780円
甲州のおすすめ白ワイン31.丸藤葡萄酒工業 ルバイヤート 甲州樽貯蔵
スッキリとしたイメージのある甲州を樽熟成させたのがこちらの白ワイン。甲州の軽やかなフルーティーさに樽の甘い香りが加わり、ふくよかで奥行きの深い味わいとなっています。
しっかりとしたボリューム感のある甲州が飲みたい時におすすめの白ワインです。
内容量:750ml
アルコール度数:11~13%
品種:甲州
味わい:辛口
参考価格:2,640円
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】三野 勝博
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ミラノに本社のあるワインショップ「ワインティップ」を運営。
ワインを学ぶためイタリアミラノに5年間在住。在住時にイタリアソムリエ協会認定ソムリエ資格取得。
現在は日本でオールドヴィンテージのイタリアワイン販売サイトを運営している。
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