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オペラグラスについて知ろう!オペラグラスとは?
オペラグラスの歴史
対象物を大きく見るための道具は色々ありますが、そのおおもとは望遠鏡。
1608年、凸レンズと凹レンズの組み合わせでものが大きく見えることをオランダの眼鏡屋さんが発明。さらに天文学者ガリレオ・ガリレイがイタリアのガラス技術を使って大きく発展させ、星が見えるほどの望遠鏡(ガリレオ式望遠鏡)を生み出しました。
19世紀後半にこのガリレオ式望遠鏡を二つ並べて小型化したものが発明され、貴族の間でオペラ鑑賞の必需品となりました。これがオペラグラスです。
オペラグラスの定義
オペラグラスとは、舞台を鑑賞する際に周囲の人に邪魔にならないコンパクトなものを指し、その昔は内部にプリズムが入らないガリレオ式が主流でした。
その後、プリズム搭載のものでも小型・軽量化が進み、必ずしもガリレオ式=オペラグラス、というわけではなくなっています。今日ではオペラのみならず、舞台鑑賞のための双眼鏡をオペラグラスと呼ぶようになりました。
プリズム搭載のオペラグラスは美しく見える分様々な工夫がされており、値段も高くなります。またデザインも当初は美術品のような優美なものでしたが、時代とともにシンプルになっています。
オペラグラスQ&A
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商品に必ず表示してある「8×30」といった数字の意味は?
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先に出てくる数字は「倍率」、後ろの数字は「口径」を指します。
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双眼鏡の倍率はどのくらいがよい?
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高倍率であるほど手ブレが出てくる上に視界が暗くなりがちです。手持ちで使う双眼鏡の場合は5〜10倍くらいがおすすめです。
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対物レンズ径の大きさはどのくらいがよい?
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持ち運びしやすいものが良ければ、レンズ口径の数字は「25(mm)」くらいまでを選ぶのがおすすめです。
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ひとみ径とは?
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対物レンズの口径÷倍率が「ひとみ径」。これは対物レンズ側から覗いた時に見える丸い部分の直径で、ちゃんとした双眼鏡ならおよそ2.5〜7mmが目安です。
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双眼鏡のレンズコートとは?
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双眼鏡のレンズの反射を防ぎ、光をより多く取りこむために、口径と合わせてとても大事なのがレンズコート。コーティングにはモノコートとマルチコート、そしてフルマルチコートの3種類があります。
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アイレリーフとは?
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瞳から接眼レンズまでの距離は「アイレリーフ」と呼びます。 眼鏡をかけている場合はその分双眼鏡を近づけることができないため、数値が15mm以上の製品を選ぶのが良いでしょう。
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【筆者】MIHO-G
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古典落語や歌舞伎、文楽にお神輿と日本の伝統文化が大好きだけど、お酒も音楽も同じくらい愛するX世代。
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