

更新日: 2023年2月6日
お月見で心のデトックス!季節を感じ、秋の深まりに思いをはせましょう
今回はお月見がテーマです。
誰もが知る風流な催し「お月見」ですが、「最近やったのはいつ?」と聞かれると「……?」となってしまう人が多いのではないでしょうか。
せっかくの雅な習慣を「古臭い過去のもの」で片付けてしまうのは、とてももったいないこと。季節の催しには必ずいわれがあり、その季節ごとに、大事にされてきた「それなりの理由」があるのです。
そんなお月見をより盛り上げ、深みのあるものにしてくれる「お月見のよきお供」をご紹介していきます。
目次
そもそもお月見って?
月見の風習は、奈良時代に中国から伝わったと言われています。最初は貴族たちが太陰暦の8月15日の夜に、月をめでながら詩を読んだり、音楽を楽しんだりしていました。それが鎌倉時代には武士や庶民にまで広がっていったとされています。
また太陰暦の9月13日の夜は「後(のち)の月」と呼ばれます。ちょうどこのころ食べごろを迎える枝豆や栗をそなえることから、豆名月や栗名月といった呼び方もあります。
さらに太陰暦の10月10日は十日夜の月、または三の月と呼ばれ、この夜がその年の収穫の終わりを意味するとされていました。
ちなみに今年の「十五夜」は、9月10日。
向こう5年(2022年~2026年)のお月見スケジュールはこちら。
2022年 | 2023年 | 2024年 | 2025年 | 2026年 | |
十五夜 | 9月10日(土) | 9月29日(金) | 9月17日(火) | 10月6日(月) | 9月25日(金) |
後の月(十三夜) | 10月8日(土) | 10月27日(金) | 10月15日(火) | 11月2日(日) | 10月23日(金) |
三の月(十日夜) | 11月3日(木) | 11月22日(水) | 11月10日(日) | 11月29日(土) | 11月18日(水) |
お月見につきものの「おそなえ」といえば?
お月見のおそなえといえば、ススキとだんごが頭に浮かびます。
ススキを飾るのは、神様や精霊がよりつくための「よりしろ」という意味があります。その役割として本来は稲穂を使うのですが、お月見の時期には稲穂が間に合わなかったため、形が似ているススキを使った、という説もあります。だんごは色と形が満月を表しており、収穫への感謝と健康への祈りの意味合いがあります。
また全国各地には「お月見泥棒」という風習があり、お月見のだんごは子どもたちが盗んで食べてもよい、とされています。これは、「子どもは月からの使者である」という考え方に基づいています。
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

【筆者】まっぷるライフスタイル編集部
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