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【オレンジワインおすすめ12選】ワイン好きなら知っておきたいオレンジワインの魅力と「イタリア・フリウリのワイン」「ジョージアワイン」を中心にご紹介します!

【オレンジワインおすすめ12選】ワイン好きなら知っておきたいオレンジワインの魅力と「イタリア・フリウリのワイン」「ジョージアワイン」を中心にご紹介します!

「オレンジワイン」と聞いて、どんなワインを思い浮かべますか?
「ブドウ以外のフルーツでもワインってあるよね、もちろんオレンジでできたワインでしょ?」
いえいえ。「オレンジワイン」のオレンジは赤ワイン、白ワインと同じように、オレンジの色を示しているのです。

数年前から世界中で注目されている「オレンジワイン」。日本でもワイン専門店やビストロなどでもよく見かけるようになりました。
ワイン好きならぜひ知っておきたい「オレンジワイン」の魅力とおすすめのオレンジワインをご紹介します。

オレンジワインってどんなワイン?

オレンジワインってどんなワイン?
最近お店でもよく見かけるオレンジワイン

オレンジワインを語る前に知っておきたいワインの種類

そもそもワインとは、ブドウの果汁を発酵させてできたお酒のことをいいます。まずは、よく知られる赤ワイン、白ワイン、ロゼワインの製法から見ていきましょう。

赤ワイン
赤ワイン用のブドウ(黒ブドウ)を皮や種などもいっしょに発酵させてつくるため、味わいにタンニンと呼ばれる渋みが伴います。この渋みが飲みごたえや個性になって、複雑な飲み口が味わえます。
白ワイン
おもに白ワイン用のブドウ(白ブドウ)の果汁だけを発酵させてできるワインです。果汁だけを使っているため、赤ワインに比べて雑味がなく、スッキリした飲み口が特徴です。
ロゼワイン
いくつかの製法がありますが、一般的には赤ワイン用の黒ブドウを赤ワインと同じ製法で皮や種ごと発酵させて、ある程度果汁に色がついた時点で、果汁以外の皮や種を取り除いて、以降は白ワインと同様に果汁のみを低温発酵させて造られます。

オレンジワインはどうやって作られるの?

それでは、オレンジワインはどのようにしてつくられるのでしょうか?

オレンジワインは、白ワイン用の白ブドウを赤ワインと同じ製法でつくられるのです。

ロゼワインは赤ワイン用の黒ブドウを皮や種ごと発酵させて途中でそれらを抜き出すのですが、オレンジワインは白ブドウの皮や種を抜き出さずに発酵を進めます。

オレンジワインのオレンジ色は、皮の成分がそのまま抽出されるためについた色なのです。

オレンジワインはいつからあるの?

イタリアの北東に位置するフリウリ地方の自然派ワインの生産者が、よりナチュラルなワインを生み出すために試行錯誤を重ねてつくられたワインのひとつといわれています。皮や種とともに発酵させることによって、酸化防止剤となる亜硫酸を減らすことができるのです。

しかし、この白ブドウの皮・種ごと発酵するワイン製法は、じつは世界最古のワイン産地といわれるジョージアで古くから実践されていたのです。ジョージアでこの製法でつくられたワインは「オレンジワイン」という言い方はされておらず、現地では「クヴェヴリワイン」と呼ばれています。前述のイタリア・フリウリの生産者も、試行途中にジョージアのワイン製法を参考にしたといいます。

オレンジワインはどんな味?飲み口は?

オレンジワインはどんな味?飲み口は?
オレンジワインは友だち同士の集まりにもおすすめ

オレンジワインの味や飲み口は品種や発酵期間によって変わってきますが、白ブドウを皮や種ごと発酵させているため、赤ワインのような渋みがあり、飲み口も白ワインよりもしっかりとした味わいです。そして、アルコール度数も白ワインよりもやや高め。
発酵期間が長いほど赤ワインに近いしっかりとした飲み口になりオレンジの色も濃くなります。逆に発酵期間が短ければ白ワインに近いスッキリとした飲み口で、淡いオレンジ色になります。
赤ワインのどっしりとした重めの飲み口が苦手な人でも、オレンジワインなら比較的飲みやすいものもあるでしょう。

一般的には白ワインはキリっと冷やして、赤ワイン15~20度くらいが適温とされますが、オレンジワインはそのときどきによって、冷やしても赤ワインと同じ温度でもおいしく味わえるのも特徴です。
また、いろいろな料理にも合わせやすく、とくに醤油や味噌を使った和食やアジア系の料理によく合うので、われわれ日本人にはうれしい限りですね。

人気のオレンジワインは、今や世界中で生産されていて、さまざまな白ブドウ品種でつくられています。生産者もブドウ品種や季節ごとに発酵期間を変えるなど、現在も試行錯誤が重ねられています。

ここでは、オレンジワインを飲むなら押さえておきたいジョージア、イタリア・フリウリ地方の中心に、そのほかの地域のおすすめオレンジワインをご紹介します。

オレンジワインおすすめ:ジョージアワイン

オレンジワインおすすめ:ジョージアワイン
画像:123RF

ジョージアの伝統的なオレンジワインは「クヴェヴリワイン」と呼ばれています。クヴェヴリとは土甕(つちかめ)の中面に蜜蝋を塗ってコーティングさせたもの。このクヴィヴリに白ブドウの皮・種ともに漬け込み地中に埋めて発酵させてつくられます。伝統的な製法でつくられたワインはオレンジよりもやや濃い琥珀色に近いものが多く、「アンバーワイン」とも呼ばれています。

ジョージアの土着品種を使用していることが多く、地中のクヴェヴリ内で発酵させるため、力強い飲み口のものが多い印象です。

ジョージアのオレンジワインおすすめ: マカシヴィリ ワイン ヒフヴィ

ジョージアのオレンジワインおすすめ: マカシヴィリ ワイン ヒフヴィ
画像:Amazon

ジョージア東部カヘティ地方でおもにつくられている白ブドウ品種「ヒフヴィ」のオレンジワイン。収穫量が少なく現地でも希少価値が高いブドウ品種といわれます。自然派のワインを手掛ける生産者は、さまざまなコンクールで高い評価を受ける歴史あるワイナリーです。
色はオレンジよりも濃くアンバー(琥珀)色。味わいは、ドライフルーツのような甘い風味に適度な酸味が加わり、ジョージアワイン初心者にも比較的飲みやすい口当たりです。
ワイン発酵に使われるクヴェヴリは、なんと120年以上前のもの!ロマンを感じながら味わいたいオレンジワインです。

生産者:マカシヴィリ・ワイン・セラー
産地:ジョージア・カヘティ地方
品種:ヒフヴィ

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ジョージアのオレンジワインおすすめ: ヴィノ・マルトヴィレ ムツヴァネ・カフリ

ジョージアのオレンジワインおすすめ: ヴィノ・マルトヴィレ ムツヴァネ・カフリ
画像:楽天

ジョージア西部サメグレロ地方の白ブドウ品種「ムツヴァネ・カフリ」でつくられたオレンジワイン。「ムツヴァネ」は寒さに強く糖度が高いため甘口ワインに使われることが多い品種ですが、適度に酸味もあり甘酸っぱさが魅力のワインにも仕上がります。

色は金色に近い濃い目のオレンジ色。品種の特徴でもあるアロマティックな香りと、リンゴやアプリコットのようなさわやかな酸味、まろやかな渋みとわずかな苦みがナチュールワインっぽさが醸されます。いい意味でジョージアワインらしからぬ洗練された飲み口です。

生産者:ヴィノ・マルトヴィレ
産地:ジョージア・イメレティ地方
品種:ムツヴァネ・カフリ100%

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ジョージアのオレンジワインおすすめ: テリアニ・ヴァレー ルカツィテリ クヴェヴリ

ジョージアのオレンジワインおすすめ: テリアニ・ヴァレー ルカツィテリ クヴェヴリ
画像:Amazon

ジョージア・カヘティ地方ではポピュラーな白ブドウ品種「ルカツィテリ」でつくられたオレンジワイン。酸味があり辛口でしっかりした味わいのオレンジワインは、アプリコットや柑橘系のさわやかな香りがありつつも、タンニンもたっていてバランスのとれた味わいです。
この生産者が手掛けるオレンジワインは、自然派製法でていねいにつくられているのですが、比較的安価で購入できるのも魅力のひとつです。

生産者:テリアニ・ヴァレー
産地:ジョージア・カヘティ地方
品種:ルカツィテリ

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ジョージアのオレンジワインおすすめ: ニコロズ アンターゼ ムツヴァネ アンバー

ジョージアのオレンジワインおすすめ: ニコロズ アンターゼ ムツヴァネ アンバー
画像:Amazon

生産者は19世紀まで王室用のワインを造るためだったブドウ畑を2006年に購入して、独学でクヴェヴリでのワインづくりを始めたといいます。土壌とブドウのポテンシャルを引き出す生産法にこだわってつくられたオレンジワインは、使用するブドウも樹齢50年近い古木のムツヴァネ品種。皮が薄くタンニンが出やすいムツヴァネは、どっしりしつつもなめらかな舌触り。塩味が効いた料理に合わせると、甘みが感じられます。

生産者:ニコロズ アンターゼ
産地:ジョージア・カヘティ地方
品種:ムツヴァネ100%

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