更新日: 2023年2月3日
ドッグフードでアレルギー対策!おすすめフード10選 ~肌や耳、体中がかゆいの、もうイヤ!!~
人間と同様に犬にも食物アレルギーがあります。
原因となる食べ物は、鶏、牛、豚、大豆、小麦、米などさまざま。
それによって引き起こされる皮膚の炎症や下痢などのつらい症状から愛犬を絶対に守りたいですよね…!
今回は、アレルギー対策フードを10種類ご紹介。
愛犬の健康的な生活のために、ぴったりのフードを選びましょう。
目次
ドッグフードでアレルギー対策!フードの選び方のポイント
いろいろなメーカーから発売されているドッグフード。まずは、アレルギー対策フードの選び方のポイントをご紹介します。
①たんぱく質源が単一のもの
肉類や乳製品などはアレルギーの原因になりやすい食材です。つまり、たんぱく質源が「牛肉」、「チキン」、「ラム肉」など単一のものなら、症状が出た際にアレルゲンを特定できるということです。また、卵白がアレルゲンとなる場合もあるので、全卵使用しているか、卵黄のみかも確認しましょう。「卵」と表記されている場合は、全卵を使用しています。
②グレインフリー・グルテンフリー
小麦や豆類、トウモロコシなどの穀物(グレイン)そのものや、小麦などに含まれるたんぱく質(グルテン)は、犬にとってアレルゲンとなる場合が多いのです。また、アレルギーを持っていなくても、犬は肉食寄りのため穀物の消化が得意ではなく、内蔵に負担がかかる場合も。ヘルシーな食材としてドッグフードに使用されていることもありますが、心配な方は避ける方が安心です。
③不要な添加物は避けよう
ドッグフードには、嗜好性を高めるために香料や着色料などの添加物が使用されている場合がありますが、アレルゲンとなる場合があるので、避けるのが無難です。また、「酸化防止剤」は、ドッグフードの酸化を防ぐために欠かせない添加物。しかし、中には酸化防止剤の代わりに天然由来のローズマリーを使用しているものもあります。心配な方は、天然のものを選びましょう。
④成長段階に合わせたドッグフードを選んで
犬のライフステージによって必要な栄養素や量が異なるので、対象年齢に合わせてドッグフードを選ぶのが大事。もし、対象と異なるフードを食べて体調が悪くなった場合、アレルギーか、栄養バランスが崩れているのか、その原因の特定も難しくなります。
粒の大きさについては基本的に犬のサイズに合わせれば問題ありませんが、早食いがクセづいている小型犬には大粒を食べさせてみるなどの工夫も◎。まずはきちんと食べさせることが重要です。
ドッグフードでアレルギー対策!おすすめフード10選をご紹介
次は、人気のアレルギー対策フードをご紹介。牛肉や鶏肉のようなアレルギーの原因となりやすいお肉以外に、鹿肉や馬肉、鴨肉などバラエティー豊かなドッグフードが展開されています。もちろんお魚系も充実しているので、お肉全般NGのワンちゃんでもOK。愛犬の好みももちろん考慮しながら、安心して食べさせられるフードを選びましょう。
ドッグフードでアレルギー対策!おすすめフード①「Natural Balance」スウィートポテト&ベニソン
遺伝性による原因が大半を占める食物アレルギー。“たんぱく質”と“炭水化物”によってアレルギーを引き起こされることがもっとも多いですが、このフードはその元となりやすい牛肉、鶏肉、ラム肉、白米、小麦粉、穀物類などを一切使用していません。
その代わりに、新鮮な鹿肉を使用し、良質なたんぱく質を摂ることができます。亜鉛も豊富なので、皮膚の状態も良好に!
エネルギー源はスウィートポテト。良質な炭水化物を摂ることができ、消化性にも優れています。その他の食材も、人間が食べられることを基準にセレクトされていて、安心して食べさせられます。ドッグフードならではの臭いも気にならず、い草のようなさわやかな香りなので扱いやすいのもうれしいポイントです。
ドッグフードでアレルギー対策!おすすめフード②「アカナ」グラスフェッドラム
自然豊かなカナダ西部で獲れた食材を使い、地元の工場で製造を行うアカナ。その中でも、グラスフィッドラムは、アレルギーを持つワンちゃんのためのフードです。
動物性たんぱく質源としてラム肉のみを使用しているので、アレルゲンを特定しやすいことが特徴。ラム肉には体内で合成できない必須アミノ酸が含まれていて、健康な体の維持に◎。さらに、L-カルニチンも多いので、ダイエット効果も期待できます。
アレルギーを引き起こしやすい米、トウモロコシ、小麦などの穀物やジャガイモを一切使用せず、その代わりに豆類を使用した低カロリーフード。うんちが緩めだったり、便秘気味だったりするワンちゃんの調子が改善されることもあるそう。
ドッグフードでアレルギー対策!おすすめフード③「go!SOLUTIONS」LID サーモン
「go!SOLUTIONS」は食物アレルギー対策のため、単一たんぱく源で穀類フリー・グルテンフリー・ポテトフリーの商品をそろえるドッグフードブランドです。その中でも今回はサーモンをご紹介。こちらは、たんぱく源にサーモンのみを使用しているので、お肉やほかのお魚にアレルギーのあるワンちゃんにおすすめ。さらに、サーモンの赤身に含まれるアスタキサンチンには、ビタミンEやベータカロチンが豊富に含まれており、健康維持に役立ちます。
また、製造工程の中で超高温で加工する通常のドライフードと違って、こちらは低温でじっくり調理することが特徴です。そのおかげで栄養を壊すことなく、ワンちゃんが喜ぶおいしさがつまっています。
ドッグフードでアレルギー対策!おすすめフード④「now FRESH」グレインフリー スモールブリード フィッシュアダルト
クローバー型でかわいいこちらのフードは、超小粒タイプなので小型犬でも食べやすくておすすめです。
原材料はグレインフリーなだけでなく、乾燥肉やミートミールも不使用。マス、サーモン、ニシンなどの魚がメインなので、お肉や穀類にアレルギーのあるワンちゃんにぴったりです。さらに、魚はすべて乾燥魚などではなく、新鮮な生魚を使用しているので安心!フルーツと野菜も20種類以上も配合していて、おいしさと栄養バランスも◎。消化酵素や善玉菌もしっかり配合されているので、お腹に優しいのもポイントです。
素材の持ち味を生かす調理にこだわり、通常高温で加工する工程でSCSB製法(低温料理)を採用しているためおいしさも保証できます。
ドッグフードでアレルギー対策!おすすめフード⑤「FORZA10」デイリーフォルツァ アダルトミニホース
イタリアの獣医師・セルジオ氏が22年もかけて研究し、開発したFORZA10。デイリーフォルツァは、アレルギーを持つワンちゃんに配慮した単一たんぱくのシリーズです。種類は、フィッシュ、ポーク、ホースの3種類。お肉の中でもアレルゲンとなる可能性が低い馬肉は、低脂肪、低カロリーなので肥満対策にももってこいです。さらに、高たんぱくでビタミンも豊富!
また、マイタケ、朝鮮人参、パイナップル、ザクロなどの健康素材も贅沢に使用していて、涙ヤケや各部炎症などの改善にも期待できます。
幼犬用は健康のために胃腸にやさしいフィッシュのみですが、成犬には3種類をローテーションで食べさせると、ワンちゃんも食事を楽しめそうです。
ドッグフードでアレルギー対策!おすすめフード⑥「アーテミス」オソピュア・グレインフリー ダック&ガルバンゾー
アーテミス オソピュア・グレインフリーは、肉食動物本来の消化機能に着目した穀物不使用のフード。こちらのダック&ガルバンゾーの原材料は、ペットフード界で近年注目を集める鴨肉。鴨肉は、ビタミンB1やB2、不飽和脂肪酸が豊富なうえ、ヘルシーなところが特徴です。
また、主なたんぱく質源は、ひよこ豆と親しまれるガルバンゾー。ひよこ豆は、たんぱく質、ビタミンB1、カルシウム、カリウムなどの栄養が豊富です。ほかの食材と比べてひよこ豆の食物繊維は、血中脂肪をコントロールする効果が大きく、腸内で有害物質や糖質の吸収を阻害し、その排泄を促す作用があります。
ほかには、原材料にサーモンを使用した種類も。
ドッグフードでアレルギー対策!おすすめフード⑦「ブリスミックス」ポーク 小粒
こちらは、主な原材料にポークを使用し、アレルギーの原因になりやすい肉副産物や人口保存料、着色料不使用の小粒タイプのフードです。材料は、冷凍の肉や野菜ではなく冷蔵保存されたものを使用しているため、高い嗜好性を保っています。好き嫌いのあるワンちゃんにもおすすめ。
また、口腔内善玉菌K12を配合しているところが特徴。お口の状態を整えてくれて、臭いが改善されます。さらに、抗炎症や関節のケアに効果があるヒアルロン酸やコンドロイチン硫酸を豊富に含んだ緑イ貝や、肌の潤いをアップさせるたんぱく質が豊富なプロテオグリカン、長期保存や人工栽培が難しく「神のキノコ」とも呼ばれるアガリクス茸などの材料も贅沢に使用されています。
ドッグフードでアレルギー対策!おすすめフード⑧「ヒルズ」プリスクリプション ダイエットドッグフード z/d ULTRA ゼッドディー ウルトラ プレーン
栄養学に基づいて開発されたプリスクリプション・ダイエットシリーズは、特別療法食なので給与するには獣医師の指示が必要です。体重管理や尿ケア、消化ケアなど、お悩みに合わせた種類を展開。なかでも食物アレルギーは皮膚や被毛、耳、消化器官などの不調を招く場合があり、適切なケアを行わないといけません。
こちらのフードの原材料には、食物アレルギーを引き起こしにくい加水分解たんぱく質が含まれたチキンを使用。炭水化物源としてはコーンスターチを使用し、消化のしやすさにも配慮しています。
品質にもこだわり、信頼できる会社から原材料を仕入れ、自社と外部の機関によってしっかりと検査。安全性が保障されたもののみを使用しています。
ドッグフードでアレルギー対策!おすすめフード⑨「Pinnacle」ピナクル ダック&スイートポテト
次にご紹介するこちらのフードは、主なたんぱく源に鴨を使用。動物性たんぱく質の中でもアレルギー源となる可能性が低いうえに、風味が豊かなので食いつきにも期待できます。スイートポテトも入っており、多くの食物繊維によって腸を活性化。便秘改善につながります。さらに、ダックはピナクルシリーズの中でもっとも低カロリー。ダイエット中にもぴったりです。
また、「キヌア」を使用していることも特徴のひとつ。キヌアは玄米と比べてたんぱく質が2倍、カルシウムは7倍、鉄分は6倍、食物繊維は10倍も含まれ、栄養価が高いので“スーパーフード”と呼ばれることも。キヌアは穀物ですがグルテンが含まれていないので、アレルギー対策もばっちり。
ドッグフードでアレルギー対策!おすすめフード⑩「Nutro」ナチュラル チョイス 鹿肉&玄米 超小型犬~小型犬用 成犬用
最後にご紹介するのは、原材料に鹿肉を使用したドッグフード。鹿肉は低脂肪でたんぱく質を多く含む良質な自然素材で、その上アレルゲンとなりにくいので、安心して食べさせることができます。
また、玄米やオートミールなども配合されていて、食物繊維をバランスよく摂ることができます。犬の体に合わせて消化・吸収しやすいよう設計されていて、たんぱく質や炭水化物、脂質、ビタミンなどの健康維持に欠かせない栄養素がいっぱい。
さらに、リノール酸を豊富に含むひまわり油や亜鉛も配合しているので、美しくすこやかな皮膚・被毛への改善が期待できます。
小粒タイプなので超小型犬でも◎。食べムラがあるワンちゃんにもぜひ試してみてください。
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