更新日: 2023年12月26日
【2024年】おすすめゾンビ映画30選!怖いだけじゃない、たかがゾンビと侮ることなかれ
みなさん、ゾンビ映画はお好きですか?
もともとゾンビはブードゥー教から来ていますが、映画の世界ではこれに様々な想像を加えながら進化を続けています。
1932年に生まれた『ホワイト・ゾンビ』以来、数々の変遷を経て現在では一つのジャンルを確立。それは「ゾンビに襲われる」という極限状態で現れる人間性を描くことで、世界が抱える社会問題があぶり出されることや、人間の生死やそれを目の当たりにして見つめ直される人生観など、見た目の恐ろしさとは別に、深いテーマに迫っているからではないでしょうか。
今回は数あるゾンビ映画の中から、なるべくホラー要素が苦手な人でも楽しめるものを30本選びました!
笑いあり、涙あり、そして人生について考えてしまうものありの魅力的な一面を持つゾンビ映画、固定概念を捨ててお楽しみください。
おすすめのゾンビ映画1~10
この記事では、おすすめのゾンビ映画を10作品ごとに紹介していきます。最初に選んだのは、やっぱり外せないあの名作映画!
おすすめゾンビ映画1. ナイト・オブ・ザ・リビングデッド
すべてのゾンビ映画のルーツ。これを見ずしてゾンビを語ってはいけない
今回ご紹介するもののみならず、ほとんどのゾンビ映画の原点と言ってもいい元祖・ゾンビ映画がこの『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』。なぜなら「ゾンビ」を作り上げたのがこの映画だからです。
ゾンビといえば思い浮かぶ①死んだ人が蘇る、②人を襲う、③襲われた人もゾンビになる、という定義も監督のジョージ・A・ロメロが作り上げたもの。それだけでなくこの映画は当時の黒人差別などの社会問題も鋭くえぐりだしており、様々な意味で必見の一本と言えるでしょう。
今では当たり前のような存在のゾンビ映画ですが、当時初めてこれを見た人はかなり衝撃を受けたはず!
映画の詳細データ | |
公開年 | 1968年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ジョージ・A・ロメロ |
出演者 | デュアン・ジョーンズ/ジュディス・オーディアほか |
時間 | 96分 |
おすすめゾンビ映画2. THE DEAD DON’T DIE
ジム・ジャームッシュが繰り出すゆるゆる不思議ゾンビコメディ
映画好きな方ならご存知のジム・ジャームッシュ監督独特の飄々とした雰囲気がゾンビ映画にも生かされています。アメリカの片田舎に蘇るゾンビの群れ、街を守る三人の警官……最後までなんとも不可解なイメージの映画ですが、登場人物の豪華なこと!コーヒー大好きゾンビにイギー・ポップ、謎の剣士(?)ティルダ・スウィントン、そして警官役のアダム・ドライバーはスター・ウォーズネタでいじられ……。
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の影響を色濃く受けるこの映画、登場するゾンビは近年では珍しいゆっくり型。生前の欲求に左右されるゾンビたちの動きがなんとも言えない味を醸し出しており、物欲にまみれた現代社会への警告にもなっています。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2019年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ジム・ジャームッシュ |
出演者 | ビル・マーレイ/アダム・ドライバーほか |
時間 | 104分 |
おすすめゾンビ映画3. カーゴ
タイムリミットは48時間。切なくて悲しいお父さんのためのゾンビ映画
舞台はオーストラリア。もはや生き残った人間は数少なく、ゾンビに噛まれると48時間でゾンビ化するため、タイムリミットを示す時計を身につけるという謎ルールがある世界です。
自分に残された時間がわかっているという重たい話ですが、こういう極限状態に置かれた時に自分だったらどうするだろう?と鑑賞中何度も考えてしまいます。幼い娘を守り続けるお父さんが時折見せる人間の弱さがせつない。
お父さん役はちょっと困った顔が素敵なマーティン・フリーマン。短編ムービーをリメイクし、「泣けるゾンビ映画」として話題になった作品です。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2018年 |
製作国 | オーストラリア |
監督 | ヨランダ・ラムケ/ベン・ハウリング |
出演者 | マーティン・フリーマン/アンソニー・ヘイズほか |
時間 | 104分 |
おすすめゾンビ映画4. プラネットテラーinグラインドハウス
片足マシンガンで戦うパワフル美女の旅立ち
ロバート・ロドリゲス全開のゾンビ映画がこちら!「グラインドハウス」というのは1970年代にアメリカにあったB級映画専門の映画館。そこで上映されていたような世界観の映画を、というタランティーノの提案で作られた二本立てのうちの一本が、この『プラネットテラー』(ちなみにもう一本はタランティーノ監督の『デスプルーフ』)。
いきなり映画の予告から始まったり、途中でフィルムが途切れたりと遊び心いっぱい。ロドリゲス監督の代表作『マチェーテ』やジェイソン・アイズナー監督の『ホーボ・ウィズ・ショットガン』はこの予告編から生まれているという、映画ファンに愛される一本です。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2007年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ロバート・ロドリゲス |
出演者 | ローズ・マッゴーワン/ブルース・ウィリスほか |
時間 | 105分 |
おすすめゾンビ映画5. ゾンビの中心で、愛をさけぶ
ゾンビ映画で「愛」について見つめ直してみるのも一興
すごい邦題がついていますが、原題は『ZOO』。れっきとしたゾンビ映画ですが、ゾンビはほとんど出番がなく、すべてが主人公夫妻が暮らすマンションのなかで密室劇のように進行していきます。崩壊寸前だった二人の結婚生活は、この苦難をどう乗り越えるのか。コロナで家にいることが多かったから、身につまされる人も多いと思います。
いろいろな見方があるでしょうが、ゾンビとは別の意味でちょっと怖い。「愛」ってなんだろう?そう考えてしまう人も少なくないのでは!?是非原題の意味を考えながらご覧ください。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2019年 |
製作国 | スウェーデン/デンマーク |
監督 | アントニオ・トゥーブレン |
出演者 | ゾーイ・タッパー/エド・スーペリアスほか |
時間 | 95分 |
おすすめゾンビ映画6. ゾンビーワールドへようこそ
友情と青春。ボーイスカウトたち大奮闘のゾンビコメディ
ボーイスカウトはもはや過去の遺物なのでしょうか。全く人の集まらない組織になってしまったボーイスカウトの少年3人は恋したいし遊びたいのに学校ではいつもバカにされる存在。そんなある時、研究所のラボから流出したウイルスによりゾンビが増殖しはじめます。少年達がサバイバルをかけて繰り出すスカウトの知恵とは!
イケてないティーンエイジャーが大人になっていく、いかにもアメリカらしいナンセンスギャグに溢れたゾンビコメディです。ゾンビ退治は結構エグいしくだらないギャグ満載だけれど、なぜか爽やかさも感じる一本。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2015年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | クリストファー・ランドン |
出演者 | タイ・シェリダン/ローガン・ミラー/ジョーイ・ローガンほか |
時間 | 93分 |
おすすめゾンビ映画7. ショーン・オブ・ザ・デッド
とにかく面白い!フラれたダメ男のドタバタコメディゾンビ映画
デブでニートの親友がいつもデートについてくることが原因で彼女にフラれた主人公が、その彼女や家族をゾンビの群れから救うために親友とともに立ち上がる。全編とにかくテンポよくどんどん展開し、飽きることなく楽しめるイチオシの映画です。
登場人物がみんな憎めないキャラクターなのもGOOD。監督のエドガー・ライトと主演のサイモン・ペッグはゾンビ映画の父とも言われるジョージ・A・ロメロの大ファンだそうで、なんとこの映画がきっかけでロメロ監督の『ランド・オブ・ザ・リビングデッド』にカメオ出演しているそうです。
親友役のニック・フロストとのコンビが抜群の『ホット・ファズ〜俺たちスーパーポリスメン』『ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う』と合わせて楽しんでいただきたい一本。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2004年 |
製作国 | イギリス |
監督 | エドガー・ライト |
出演者 | サイモン・ペッグ/ニック・フロストほか |
時間 | 99分 |
おすすめゾンビ映画8. キュアード
ゾンビウイルスのパンデミック後、世界はどうなる?
元感染者=キュアード。ウイルスに感染し、一度はゾンビになりながら回復した人々が、一般社会に戻るところから始まる物語。せっかく戻れたのに身内を襲ってしまった記憶も残っていて、かつ差別も受ける……というかなりヘビーな映画です。
世界各地で問題になっている「差別」。差別は良くない、と言うのは簡単ですがゾンビに家族を奪われたら、そしてそのゾンビが人間に戻って目の前に現れたら、元どおり人間として受け入れられるだろうか。
監督のデヴィッド・フレインはこれが初めての長編だそうですが、差別は恐怖から生まれるのかもしれない、そんなことを問いかける社会派の映画です。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2020年 |
製作国 | アイルランド/フランス |
監督 | デヴィッド・フレイン |
出演者 | エリオット・ペイジ/サム・キーリーほか |
時間 | 95分 |
おすすめゾンビ映画9. 新 感染 ファイナル・エクスプレス
仕事人間のお父さんに是非見ていただきたい、泣けるゾンビ映画
家族と向き合わず、仕事ばかりしているお父さんが主人公。別居中のお母さんの元へ行きたいという娘と一緒に乗ったKYXの中でゾンビパニックに襲われてしまいます。主人公は果たして娘を守り抜くことができるのか?
前半にさりげなく仕込まれた伏線を回収するラストシーンで思わず落涙すること間違いなし。パニック要素あり、感動あり、同じ列車に乗り合わせた乗客たちの様々な人間模様も相まって、緊張感あふれる映画となっています。
この作品の前日を描いたアニメ『ソウル・ステーション/パンデミック』、4年後を描いた続編の『新 感染半島ファイナル・ステージ』とともに楽んでください。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2017年 |
製作国 | 韓国 |
監督 | ヨン・サンホ |
出演者 | コン・ユ/チョン・ユミ/マ・ドンソクほか |
時間 | 118分 |
おすすめゾンビ映画10. アイアムアヒーロー
うだつの上がらない漫画家志望の英雄はヒーローになれるのか?
2016年公開のこの作品は花沢健吾作のベストセラーコミックの映画版です。
冴えない男の日常に突然襲いかかるゾンビ。路上にさまようゾンビたちによって壊れていく街の様子がリアルで怖い。途中で出会った女子高生を守るべくサバイバルを続ける英雄はSNSの情報を頼りに富士山へ向かいます。そこには生き残った人間たちのコミュニティがあるのですが、生きている人間がこれまた怖い。
ゾンビ化した「ZQN(ゾキュン)」たちが日常を忘れていないところにホロリとする一面も持つこの映画は、世界三大ファンタスティック映画祭を制覇。大泉洋さん演じる頼りない英雄の成長をドキドキしながら見届けましょう!
映画の詳細データ | |
公開年 | 2016年 |
製作国 | 日本 |
監督 | 佐藤信介 |
出演者 | 大泉洋/有村架純/長澤まさみほか |
時間 | 127分 |
おすすめのゾンビ映画11~20
おすすめゾンビ映画特集。続いての10本は、ここ数年で最も話題になったあの作品からご紹介します!
おすすめゾンビ映画11. カメラを止めるな!
クラウドファンディング発世界行き。2022年にはフランス版リメイクも!
ゾンビドラマをワンカットで生中継するという無謀な企画。その裏側で滑稽なまでに繰り広げられる制作者たちの姿。映画製作現場の裏側が垣間見える素晴らしいどんでん返し。前半のゾンビドラマ部分ではなんじゃこりゃ?となった人も多いのでは。
なんと300万円という低予算で作られた映画ですが、2018年の興行収入ランキング7位を獲得しています。SNSなどで話題を呼び、驚くべきことにスティーヴン・キングも「もしあなたが“ゾンビが暴れる系”の映画を全て見たと思っているなら、それは間違い。オリジナリティがありとても楽しかった」と称賛しています!
映画の詳細データ | |
公開年 | 2017年 |
製作国 | 日本 |
監督 | 上田慎一郎 |
出演者 | 濱津隆之、真魚、しゅはまはるみほか |
時間 | 96分 |
おすすめゾンビ映画12. アイアムレジェンド
SF・アクション・ゾンビ、多彩な魅力で今も人々を惹きつける秀作
もし、自分が地球の最後の一人になってしまったら、こんなに冷静に生きられるだろうか。そんな想像をしてしまう荒廃しきったニューヨーク。ゾンビとの戦いよりも何よりも、恐ろしいのは「孤独」かもしれません。そう思い始めた頃に描かれる愛犬との別れのシーンでは胸が締め付けられ涙がこぼれます。
実は自分が一人、世界中はみんなゾンビ、そんな世界では果たしてウイルスに対抗しようとする人間は「正」なのでしょうか。多数派と少数派という普遍的な問題も描いているこの映画、続編も製作されているようで、今からとても楽しみですね!
映画の詳細データ | |
公開年 | 2007年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | フランシス・ローレンス |
出演者 | ウィル・スミス/アリシー・ブラガほか |
時間 | 100分 |
おすすめゾンビ映画13. 王宮の夜鬼
朝鮮王朝時代のゾンビアクション。ヒョンビン王子が宙を舞う!
「ゾンビ」がまだ存在しない時代の話ですから、その名は「夜鬼(やき)」。でもやっぱり噛まれると感染します。そしてどんどん増えていく夜鬼。国家転覆を謀る側近とゾンビを相手に戦う王子ヒョンビン様が成長していく様子がなんともかっこいい!
韓国映画のクオリティは本当に素晴らしいですね。圧巻の韓流スター・新旧対決ともいうべきヒョンビンVSチャン・ドンゴンのアクションシーンは見応え抜群。ストーリーとしては単純ではありますが、『愛の不時着』でヒョンビン様の魅力にやられた韓国映画・ドラマファン垂涎の一本です。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2019年 |
製作国 | 韓国 |
監督 | キム・ソンフン |
出演者 | ヒョンビン/チャン・ドンゴン/イ・ソンビンほか |
時間 | 121分 |
おすすめゾンビ映画14. 高慢と偏見とゾンビ
18世紀のイギリス、男女のすれ違いラブストーリーにゾンビ!?
ジェーン・オースティンによって書かれた『高慢と偏見』という恋愛小説があります。18世紀のイギリスの中流階級の結婚事情を描いたラブストーリーとして有名なこの小説は『プライドと偏見』というタイトルで映画化もされています。
が!こちらはその名作小説の世界にゾンビを投入!主人公は少林寺拳法、お相手は日本刀でゾンビと戦います。ゾンビ要素は少なめですが、ヴィクトリア調の衣装で東洋の武術を繰り出す二人の姿が小気味よく、アクション映画としても楽しめます。
2005年に公開されたキーラ・ナイトレイ主演の映画『プライドと偏見』を観て予習しておくと面白さが倍増するので、ぜひ二本セットでお楽しみください。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2016年 |
製作国 | アメリカ/イギリス |
監督 | バー・スティアーズ |
出演者 | リリー・ジェームス/サム・ライリーほか |
時間 | 108分 |
おすすめゾンビ映画15. 東京ゾンビ
シュールでオフビート、メイドインジャパンの笑えるゾンビ映画
『ガロ』という雑誌を知っていますか?1964年から2002年まで発行されていた、独特の味を持つ漫画雑誌です。その出版社である青林堂にいた編集者が設立した青林工藝舎から発売された、花くまゆうさくの漫画を映画化した作品。
江戸川区の消火器工場で働くアフロとハゲが繰り広げるシュールなやりとり。そんなガロ的ワールドが好きな人におすすめしたい、危機感ゼロの脱力ゾンビ映画です。はっきり言って真面目な人は見ないほうがいいかも?でもこの世界観が好きな人にはたまらないはず!
産業廃棄物によって生まれたゾンビによって壊滅していく東京をなんとなく生き抜いてしまう浅野忠信と哀川翔のコンビが秀逸。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2005年 |
製作国 | 日本 |
監督 | 佐藤佐吉 |
出演者 | 浅野忠信/哀川翔ほか |
時間 | 103分 |
おすすめゾンビ映画16. ライフアフターベス
死んだ彼女がゾンビになって帰ってきた。その愛の行方は?
彼女が死んで悲しみにくれるザック。彼女が蘇って心から喜ぶザック。思いっきり愛し合う二人。だけど彼女はどんどん凶暴化していき、悩むザック。果たしてザックが下した結論は――。
主演のデイン・デハーンの苦悩っぷりがこの映画の雰囲気をシリアスなイメージにしている感じ。でもコメディです。ベスが徐々に真っ当な(?)ゾンビになっていく様子が怖いんだけどちょっぴり切なくもあり。女性としてはどの立場に立つかで見方が変わりそうな、コトによるとこの映画をどう見るかで恋愛観が診断できそうな、そんな映画です。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2014年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ジェフ・バエナ |
出演者 | デイン・デハーン/オーブリー・プラザほか |
時間 | 89分 |
おすすめゾンビ映画17. バタリアン
個性豊かなゾンビ満載!遊園地感覚で楽しめるゾンビコメディ
1985年の映画で、原題は『Retuen of the Living Dead』。つまりジョージ・A・ロメロ監督の『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の続編コメディです。子供の頃に金曜ロードショーで見た!というファンが非常に多く、昭和を懐かしむのにぴったりの一本といえます。
図々しくて強いおばさんのことを「オバタリアン」などと呼ぶ時代がありましたが、それはこの映画タイトルが語源になっています。配給会社のプロモーション戦略大当たりのこの映画、登場するゾンビにも「オバンバ」「タールマン」などの愛称が付けられ、ゾンビなんだけど親しみも湧いてしまうというゾンビ映画の新機軸を生み出した作品。
映画の詳細データ | |
公開年 | 1985年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ダン・オバノン |
出演者 | クルー・ギャラガー/ジェームズ・カレンほか |
時間 | 91分 |
おすすめゾンビ映画18. 永遠に美しく…
恐るべし女性の美への執念、ついにここに極まれり
いわゆる「ゾンビ」とは一線を画していますが、首が回ってしまったりお腹に穴が空いたりしても生きている、ということでゾンビ認定。何があっても永遠に美しくありたい、そんな女性の夢を打ち砕いてくれる映画です。
ロバート・ゼメキスといえば『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ』といった名作を生み出した巨匠ですが、もしや女性が嫌いなのかしら、と思ってしまうくらい、美を求める女性をブラックに描いています。落ち目の女優とその友人の、男と美をめぐる争い。散々殺しあっても死なない二人の姿はもはやトラウマ級。この映画は自分に置き換えたりせず、ブラックコメディと割り切ってみることをおすすめします!
映画の詳細データ | |
公開年 | 1992年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ロバート・ゼメキス |
出演者 | メリル・ストリープ/ブルース・ウィリスほか |
時間 | 104分 |
おすすめゾンビ映画19. 新選組オブ・ザ・デッド
新選組の「誠」の文字のパワー。幕末ゾンビ時代劇!
正直に言って、B級です。日光江戸村で撮影したのがバレバレだったり、前面に出ているバナナマンの日村さんはなくてはならない存在ながら坂本龍馬にいいとこ取りされていたり。ただ、そういうつもりで鑑賞すると、なかなか楽しい映画です。漫画や舞台にもなっているのが驚きですが、設定が面白いのでそんな展開も納得です。
幕末の京都で、外国人が見世物として連れてきたゾンビに襲われ、ゾンビ化してしまう日村さん。坂本龍馬の通訳により明らかになるメリケンゾンビの事情が切ないです。頭を空っぽにしてくだらない世界に身を委ねて笑いたい、そんな時にオススメ。
映画の詳細データ | |
公開年 | 2015年 |
製作国 | 日本 |
監督 | 渡辺一志 |
出演者 | 日村勇紀、渡辺一志、山本千尋ほか |
時間 | 72分 |
おすすめゾンビ映画20. ゾンビランド
ゾンビにかかわらず参考にしたい、生き残るための32のルール。
ゾンビランドと化してしまったアメリカで生き残った引きこもり青年が、一癖も二癖もある仲間と出会いつつ、ゾンビと戦いながら旅をするロードムービー。コメディ要素が強く明るいので、ファミリーでも楽しめる映画です。
素晴らしいのが主人公が考えた32のルール。「トイレに用心」「旅行は身軽であれ」「金品よりも食料」などなど、メモを取って日常生活で参考にしたくなってしまいます。ネタバレに繋がるので詳しくは書きませんが、ゴーストバスターズを思い出して楽しんでください!続編の『ゾンビランド・ダブルタップ』もオススメです!
映画の詳細データ | |
公開年 | 2009年 |
製作国 | アメリカ |
監督 | ルーベン・フライシャー |
出演者 | ウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、エマ・ストーンほか |
時間 | 88分 |
※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。
【筆者】MIHO-G
SNS
古典落語や歌舞伎、文楽にお神輿と日本の伝統文化が大好きだけど、お酒も音楽も同じくらい愛するX世代。
楽しいことならなんでも興味津々。あらゆることに首を突っ込める、という理由で編集の仕事を長らく続けています。
これからもジャンルを問わずどんどん首を突っ込んで、面白おかしく紹介していきたいと思っています!