山の辺の道 x 寺社仏閣・史跡
山の辺の道のおすすめの寺社仏閣・史跡スポット
山の辺の道のおすすめの寺社仏閣・史跡ポットをガイドブック編集部が厳選してご紹介します。魔除け・学業成就を願うならぜひ訪れたい「安倍文殊院」、藤原氏ゆかりの神社で紅葉観賞「談山神社」、古代から信仰される美しい三輪山がご神体「大神神社」など情報満載。
- スポット:35 件
- 記事:2 件
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山の辺の道のおすすめの寺社仏閣・史跡スポット
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安倍文殊院
魔除け・学業成就を願うならぜひ訪れたい
日本三文殊にも数えられ、学業成就の寺として知られる。獅子にまたがった本尊の騎獅文殊菩薩像は国宝であり、日本最大(約7m)。鎌倉時代の名仏師・快慶の手による傑作である。また、境内には遣唐使・安倍仲麻呂、陰陽師・安倍晴明をお祀りしている。
安倍文殊院
- 住所
- 奈良県桜井市阿部645
- 交通
- JR桜井駅から奈良交通石舞台行きバスで7分、安倍文殊院前下車すぐ
- 料金
- 本堂拝観料(参拝記念品付)=大人(中学生以上)700円、小学生500円/金閣浮御堂霊宝館(七まいりおさめ札・お守り付)=大人(中学生以上)700円、小学生500円/二か所共通拝観券=大人(中学生以上)1200円、小学生800円/ (障がい者本堂拝観料1割引)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:00(閉門)
談山神社
藤原氏ゆかりの神社で紅葉観賞
のちに天智天皇となる中大兄皇子と藤原鎌足が本殿裏山で大化改新にまつわる談合を行なったのが名前の由来。鎌足の長男が鎌足にゆかりのこの多武峰(とうのみね)へと墓を移したとされる。静かな山中に浮かび上がる朱色の社殿が美しい。
談山神社
- 住所
- 奈良県桜井市多武峰319
- 交通
- 近鉄大阪線桜井駅から桜井市コミュニティバス談山神社行きで25分、終点下車、徒歩3分
- 料金
- 拝観料=大人600円、小学生300円/ (障がい者手帳持参で本人と同伴者1名半額)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:30~16:30(最終受付)
大神神社
古代から信仰される美しい三輪山がご神体
日本最古の神社といわれる。三輪山がご神体のため本殿はなく、拝殿と独特の形をした三ツ鳥居のみが立つ。方除・商売繁盛・縁結びや厄除けなど生活の守護神として信仰されているほか、酒造りの神としても知られる。卜定祭や酒まつりなど、数々の由緒ある祭りも開催されている。
石上神宮
おごそかな雰囲気に包まれた古社
古墳時代の豪族・物部氏の総氏神。境内は深い緑に囲まれ、神さびた雰囲気。古代より朝廷の崇敬があつく、多くのご神宝を収蔵している。老杉に包まれた境内に建つ檜皮葺きの拝殿は、白河天皇が宮中の神嘉殿を寄進したと伝わる。
石上神宮
- 住所
- 奈良県天理市布留町384
- 交通
- 近鉄天理線天理駅からタクシーで10分
- 料金
- 無料
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 5:30~17:30(楼門)、9:00~17:00(授与所)、時期により異なる
玄賓庵
謡曲「三輪」の舞台となった小さな庵
平安初期、俗事を嫌って三輪山麓に隠棲した玄賓の庵で、世阿弥の作といわれる謡曲『三輪』の舞台として知られる。かつては三輪山の檜原谷にあったが、明治の廃仏毀釈の影響で現在地に移された。
景行天皇陵
大和古墳群の中で最大規模
日本武尊の父といわれる第12代景行天皇の墓。大和古墳群の中でも最大の前方後円墳で全長300m。周囲に濠をめぐらし、古墳の近くには陪塚がある。
景行天皇陵
- 住所
- 奈良県天理市渋谷町
- 交通
- 近鉄天理線天理駅から奈良交通桜井駅行きバスで16分、渋谷下車、徒歩8分
- 料金
- 無料
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 8:30~17:00(閉園)
平等寺
廃寺からよみがえった聖徳太子ゆかりの寺
寺伝では聖徳太子を開基とし、かつては大神神社の神宮寺だった。一時荒廃したが、現在は本堂や二重塔などが再興されている。聖徳太子作と伝わる本尊の十一面観世音菩薩や釈迦如来像、熱とり地蔵、聖徳太子像などを祀る。
平等寺
- 住所
- 奈良県桜井市三輪38
- 交通
- JR桜井線三輪駅から徒歩10分
- 料金
- 拝観料=300円/
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 境内自由(本堂内特別拝観は8:00~17:00<閉堂、要予約>)
長岳寺
晩春のツツジなど四季の花が彩る
天長元(824)年に弘法大師空海が創建。本尊の阿弥陀三尊やわが国最古という鐘楼門など、多くの文化財を有する。また、1万2000坪もの境内には、四季折々の花が咲き、秋の紅葉は「全国紅葉百選」に選ばれている。狩野山楽による作品「極楽地獄図」は、毎年10月23日~11月30日の間のみ、本堂で開帳され、適時住職によるコミカルな絵解き説法が行われる。
長岳寺
- 住所
- 奈良県天理市柳本町508
- 交通
- JR桜井線柳本駅から徒歩20分
- 料金
- 拝観料=大人400円、高・大学生350円、中学生300円、小学生250円/ (30名以上の団体は割引あり、障がい者手持参で拝観料100円)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~17:00(最終入場)
金屋の石仏
泥板岩に線彫りした2体の歴史ある石仏
古墳石棺の蓋だった泥板岩を利用して浮き彫りされた、釈迦如来像と弥勒如来像が祀られている。いずれも高さが2.14m、幅が83.5cm、厚さ21.2cmで、平安時代後期~鎌倉時代の作といわれている。
崇神天皇陵
大和王権を築いた天皇の墓とされる
全長242mで、古い文献には「山辺道勾岡上陵」と記されている。周囲には水をたたえた濠がめぐらされ、土堤沿いに一周歩くことができ、散歩コースとしてもおすすめだ。
内山永久寺跡
明治の廃仏毀釈によって廃寺となった大寺院跡
12世紀の初期の創建、鎌倉時代には五町四方の境内に坊舎52、堂宇も多数という大寺院だったが、明治の廃仏毀釈によって廃絶した。現在は本堂池だけが残る。
竹之内環濠集落
山の辺の道沿いにある環濠集落
山の辺の道沿いにある竹之内町には、周りに濠をめぐらせた集落がある。中世の大和の集落では、外敵の侵入を防ぐため、このような濠を設け、橋を出入口に掛けていた。
竹之内環濠集落
- 住所
- 奈良県天理市竹之内町
- 交通
- 近鉄天理線天理駅から奈良交通桜井駅行きバスで9分、三昧田下車、徒歩15分
- 料金
- 情報なし
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 見学自由
檜原神社
山裾にたたずむ由緒ある古社
大神神社の摂社で、ご祭神は天照大御神。本殿や拝殿はなく、独特の形をした三ツ鳥居が立ち、その奥の神籬・磐座にご祭神が祀られている。境内からの眺めが良く、「三輪の檜原」として『万葉集』などにも詠まれ、山の辺の道の歌枕とされている。
檜原神社
- 住所
- 奈良県桜井市三輪
- 交通
- JR桜井線三輪駅から徒歩30分
- 料金
- 情報なし
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 境内自由(社務所は8:45~16:30<閉所>、12~翌2月は~16:00<閉所>)
聖林寺
海外での評価も高い天平彫刻の最高傑作
藤原鎌足の長男・定慧が創建。大悲殿(観音堂)には、奈良時代末期に作られたという国宝の十一面観世音菩薩立像が安置されている。本尊の子安延命地蔵尊は、安産や子授けにご利益があるとして地元の人々に親しまれている丈六の大石仏(祈祷仏)だ。
聖林寺
- 住所
- 奈良県桜井市下692
- 交通
- 近鉄大阪線桜井駅から桜井市コミュニティバス談山神社行きで9分、聖林寺下車、徒歩3分
- 料金
- 拝観料=600円/ (障がい者拝観料半額)
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 9:00~16:30(閉門)
黒塚古墳
「卑弥呼の鏡」の出土で有名
大和古墳群にある全長約130mの前方後円墳。1面の画文帯神獣鏡と33面の三角縁神獣鏡などの副葬品が出土した。三角縁神獣鏡は「卑弥呼の鏡」と呼ばれる。
黒塚古墳
- 住所
- 奈良県天理市柳本町1118-2
- 交通
- JR桜井線柳本駅から徒歩5分
- 料金
- 展示館入館料=無料/
- 営業期間
- 通年
- 営業時間
- 見学自由(展示館は9:00~17:00)
大和神社
戦艦大和の乗組員(関係者)も出発前に参拝した「道しるべの神」
崇神天皇時代の創建と伝わる古社。約1万3000坪の神域をもち、参道は深い森に包まれている。奈良時代、朝廷の命により唐の国へ渡って学ぶ唐遣使が、出発に際して参詣し、交通安全を祈願した。また「戦艦大和」の守護神として、艦内に祀られていた。
箸墓古墳
女王・卑弥呼の墓との伝説も
全長約280mの前方後円墳。『日本書紀』には、崇神天皇のころに造られた倭迹迹日百襲姫命の墓とされる。『日本書紀』によると、この古墳を昼は人が造り、夜は神が造ったと伝えられている。卑弥呼の墓との説もある。