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【北陸 大人旅】北陸で最高の旨いに出会う Re-VISIT HOKURIKU by「Re」

Re(アール・イー)

更新日: 2019年10月1日

【北陸 大人旅】北陸で最高の旨いに出会う Re-VISIT HOKURIKU by「Re」

旅の幸せは訪ねた先のおいしいものを食べるとき。
豊かな海や大地に育まれたごちそうがそろう北陸で、旬の旨いもんの魅力に逆らうなんてもったいない。誘惑に引き寄せられるままに、それが正解。
新創刊「Re(アール・イー)」から、北陸のおすすめグルメをご紹介します。

「Re(アール・イー)」とは?

行動力があり目利き力も高い、今どきの大人世代(50~60代)をターゲットとした、旅のプランニングができて携帯性も兼ね備えた国内エリアガイドブック。

見ることも、食べることも、買うことも好き、さらに知的探求を満たしたい…。旅でやってみたいこと、若い時分にできなかったことなど、大人世代の旅の欲望を編集長独自の視点でおすすめ。
ホンモノ志向にトレンドをプラスした特集と、時にはユーモアを交えた情報紹介により旅の楽しさを再発見できる一冊。

目次

  • ダントツブランド【越前がに】
  • 氷見に揚がる【ひみ寒ぶり】
  • 濃厚で小ぶりながらも肉厚【能登かき】
  • 日本海からの直行便 【漁港めし】
  • そば処・福井の【越前おろしそば】
  • 旅は右手に【カップ酒】

ダントツブランド【越前がに】は厳しい冬の日本海からの贈り物

毎年11月6日は福井の漁師にとって特別な日。冬の福井を代表する味覚「越前がに」の解禁日だ。

漁港の一つの三国港では、全国でも珍しい夕方にセリが行われる。港から漁場が近く、早朝出港した漁船がその日のうちに帰港し水揚げできるからだ。鮮度が命のカニにとって、タイムロスが少なく流通させることができるのも、格段に違う旨さの理由という。そして越前海岸の越前港も深夜から活気づく。漁場の海底は段々畑のような地形になっていて、カニにとって最高の生息地。漁港から近く、冬の寒さが海水に影響する海域であることも、極上の旨さを育てていると地元の人が教えてくれた。

店先で茹でられると鮮やかな朱色に変身する越前がに。値は張るが、この冬の贈り物にはそれ以上の価値がある。そしてまた来年が待ち遠しくなるという、人生の喜びが増える旨さなのだ。

やまに水産(福井県 三国)

老舗魚問屋の目利きの達人が選ぶ絶品

東尋坊を拠点とする創業80年の老舗魚問屋でカニの仕入れを担当するのは、仲買人として約30年の経験を持つベテラン。越前がにの旨さの理由を、エサが豊富な漁場で育ち、身の詰まり具合や甘みが違うからと話す。店では、水槽から好きなカニを選ぶことができ、予算に応じて調理してくれる。

やまに水産(福井県 三国)

透き通るようなカニ刺しはとろける舌ざわりで上品な味わいだ

TEL:0776-81-3420
営業時間:18:00〜17:00(夏季は〜18:00)
定休日:無休
席数:300席
住所:坂井市三国町東尋坊64-1
駐車場:50台

お食事処 うおいち(福井県 越前)

食べ放題の越前がにと60分1本勝負!

「越前がにミュージアム」隣の食事処が実施しているのは、まさかの“越前がに食べ放題”。料理長が「越前がにのおいしさを多くの人に届けたい」と、赤字覚悟で企画したものだ。脚が折れていたり、少し小ぶりだったりするが、ブランドタグ付きの一級品の越前がにだ。

お食事処 うおいち(福井県 越前)

バイキングは60分制で大人9800円(カニ解禁〜3月末まで)。「越前がに」を証明するタグが付いたカニが積まれた様子は本場ならではの風景。甘みのあるしっかりとした身や濃厚なミソがたまらない

お食事処 うおいち(福井県 越前)

9800円のバイキングメニュー。4月〜カニ解禁までは3000円のバイキングも実施

TEL:0778-37-2500
営業時間:10:30〜14:30(土・日曜、祝日は10:00〜)
定休日:火曜(11〜3月は第2・4火曜)
席数:50席
住所:越前町厨71-324-1 道の駅越前2F
駐車場:161台(道の駅越前駐車場)

うみの宿 さへい(福井県 南越前)

北前船の歴史が生んだ地元かに料理

南越前町の宿では、地元の河野地区に伝わる郷土料理「せいげ鍋」を味わう。鍋の中にはセイコガニ(ズワイガニの雌)とたっぷりの大根おろし、味付けは白味噌を入れて煮るだけという男気溢れる漁師料理だ。この味が出せるのは鮮度のよいカニを使っているからこそ。

うみの宿 さへい(福井県 南越前)

せいげ鍋4人前6000円(注文は2人前〜・要予約)。セイコガニの漁期である12月末までの期間限定。写真の鍋には4杯のセイコガニを使用している

うみの宿 さへい(福井県 南越前)

鍋の後半はご飯にかけて「せいげ丼」にして食べるのも格別

TEL:0778-48-2738
営業時間:11:30〜14:30、17:00〜21:00
定休日:木曜
席数:15席
住所:南越前町糠12-21
駐車場:10台

氷見に揚がる【ひみ寒ぶり】の旨さは、日本海の荒波と栄養豊富な富山湾が育む

氷見漁港に丸々として重量感のあるブリが並ぶ。全国トップブランドの味と質を誇る「ひみ寒ぶり」の圧巻の風景だ。

重さ6kg以上のものが「ひみ寒ぶり」ブランドとして出荷。証明書とともに入れられる専用の青い箱(通称:氷見箱)がその証だ

11月〜1月頃の期間に、産卵前の脂がのり切った状態で捕獲され、1000本単位で水揚げされる日もあるという。この時期、氷見では「ひみぶりフェア」を開催。期間中は飲食店をはじめ、旅館や民宿などでもブリ料理を提供する。

ぶりしゃぶ、お造り、ぶり大根…、余すところなく味わいつくして、期間限定の特別幸せな満腹感に浸りたい。

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

行動力があり目利き力も高い、今どきの大人世代(50~60代)をターゲットとした、旅のプランニングができて携帯性も兼ね備えた国内エリアガイドブック。