目次
- 大山周辺ってどんなエリア?
- 春の大山山麓をめぐるモデルコース<1日目>
- 鳥取県唯一の村で、フォトジェニックな春の風景を満喫【日吉津村チューリップ畑】
- 大山山麓・日吉津村〜南部のおすすめランチスポット【お食事処いとが】
- 桜まつりも開催される賑やかなお花見スポット【法勝寺川沿いの桜並木】
- 田んぼの中に突然現れる、不思議な森の正体とは!?【小原神社】
- 木の温もりを伝える、寄木細工の製作体験が人気【白谷工房】
- 大山山麓・江府町周辺で宿泊するなら?
- 春の大山山麓を巡るモデルコース<2日目>
- 天然水を育む奥大山で工場見学!【サントリー天然水奥大山ブナの森工場】
- 美しい自然と調和したレトロな木造建築【俣野ふれ愛学舎(旧俣野小学校)】
- 鳥取最長の清流・日野川と桜のコラボレーション【日野川沿いの桜並木】
- 大山山麓・日野のおすすめランチスポット【そば道場たたらや】
- 全国から参拝者が訪れる、金運アップのパワースポット!【金持神社】
- 心ときめく春旅を満喫!大山山麓&日野川流域へ出かけよう
- 大山山麓・日野川流域観光推進協議会
大山山麓・江府町周辺で宿泊するなら?
JR伯備線江尾(えび)駅から徒歩圏内には、数件の旅館があります。日野川流域で獲れる鮎をはじめ、川魚や山菜、大山おこわや大山そばなど、ご当地ならではの食材や郷土料理が味わえるお宿もあり、ゆったり旅気分が味わえます。また、奥大山の高原に立つリゾートホテルもあるので、好みや予算に応じて選びましょう。
春の大山山麓を巡るモデルコース<2日目>
2日目はまず、自然豊かな奥大山にあるサントリーの工場を見学。日野川沿いの桜並木で春を感じつつ、金運アップのパワースポットとして有名な神社を目指します。道中では、チロル風のレトロ建築を見学し、蕎麦の名店にも立ち寄りましょう。
<モデルコース>
●サントリー天然水奥大山ブナの森工場
↓ 車で17分
●俣野ふれ愛学舎(旧俣野小学校)
↓ 車で12分
●日野町舟場の川沿いの桜並木
↓ 車で13分
●そば道場たたらや
↓ 車で5分
●金持神社
天然水を育む奥大山で工場見学!【サントリー天然水奥大山ブナの森工場】
「サントリー天然水奥大山ブナの森工場」は、山梨県の白州と熊本県の阿蘇に続く天然水第三の水源として、鳥取県の奥大山に建てられた工場です。奥大山とは、大山の南麓に位置するブナ林に囲まれた高原地帯のこと。そこはまさに、美しい自然環境と豊富な水量に恵まれた、理想的な水のふるさとです。
事前に予約をすれば、工場の見学ツアーに参加して、天然水の製造工程を実際に見て学ぶことができます。
工場見学の見どころをチェック!
工場見学ではまず、どのようにして天然水が育まれるかを紹介。工場周辺の山々をかたどった大きなジオラマに、プロジェクションマッピングが投影され、わかりやすく学ぶことができます。
上映後は、奥大山のブナの森のような「ふかふかの土」と普通の「硬い土」、どちらが水をたっぷり蓄えられるのか実験!天然水を育む大地の秘密に迫ります。
続いては製造ラインへ。こちらの工場では、2ℓのペットボトルを1分間に最大365本も製造しています。ペットボトルの容器製造から、天然水のボトリング、容器の包装まで、各工程をじっくりと見学しましょう。
製造ラインの後は、雪室(ゆきむろ)を見学。冷たい部屋のなかに貯蔵されている雪は、毎年冬、工場周辺に多く降り積もった雪を集めたもの。これは省資源・省エネルギーの取り組みとして、工場から出る温排水の冷却などに利用されているそうです。
見学終了後には、試飲タイムも。「サントリー天然水<奥大山>」のほか、工場で製造された自社ブランド製品の試飲を楽しむことができますよ。
工場のエントランスには、奥大山の風景が写し出されたパネルが設置されています。工場限定のキャラクター「ミズクマ」のぬいぐるみと一緒に、ぜひ記念撮影をしてくださいね。
■サントリー天然水奥大山ブナの森工場(さんとりーてんねんすいおくだいせんぶなのもりこうじょう)
住所:鳥取県日野郡江府町御机笠良原1177
電話:0859-75-6114(電話受付時間9:30〜12:00、13:00〜16:30)
アクセス:米子自動車道江府ICから15km
料金:見学無料
時間:9:30~16:30(ツアーの開催時間は時期により異なる、要予約)
休日:火・水曜不定休(臨時休あり)※1〜2月は冬季休業
駐車場:無料(30台)
美しい自然と調和したレトロな木造建築【俣野ふれ愛学舎(旧俣野小学校)】
「サントリー天然水奥大山ブナの森工場」をあとにして、県道113号を西へ向かうと、緑豊かな山あいにヨーロッパのチロル風の建物があります。このレトロな木造の建物は、もともと俣野小学校の校舎として建てられたもので、周辺の自然環境に溶け込む佇まいが評価され、平成6(1994)年には鳥取県景観賞の建築部門を受賞しました。
俣野小学校は平成21(2009)年に惜しまれながら廃校となりましたが、その後、平成31(2019)年には地域住民の公募によって「俣野ふれ愛学舎」と名称変更。俣野診療所が設置され、地域の人々が集う憩いの場や、医学生の研修施設として現在活用されています。
往時のままのレトロな外観は、校庭から常時見学可能。月・木曜の開館日には建物内を見学することもできるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
■俣野ふれ愛学舎(またのふれあいがくしゃ)
住所:鳥取県日野郡江府町俣野690-1
電話:0859-75-2211(江府町役場)
アクセス:米子自動車道江府ICから9km
時間:月・木曜の9:00〜17:00開館
駐車場:無料(10台)
鳥取最長の清流・日野川と桜のコラボレーション【日野川沿いの桜並木】
次の目的地は、日野町舟場周辺の桜並木です。舟場橋から日野中央浄化センターの先まで、鳥取県内最長の河川・日野川沿いに続く桜並木はとても美しく、晴れた日には山頂に雪が残る大山を望むこともできます。
対岸の国道181号線から眺めれば、日野川と桜が織りなす春の風景を堪能できます。またタイミングを合わせれば、JR伯備線を走る電車も一緒に撮影できるとあって、鉄道ファンからも人気のスポットだそう。
舟場橋から車で約3分の場所にある「塔の峰公園」も、ソメイヨシノが咲き誇るお花見スポットなので、時間があればこちらもぜひ立ち寄ってみてくださいね。
■日野川沿いの桜並木(ひのがわぞいのさくらなみき)
住所:鳥取県日野郡日野町舟場
電話:0859-72-2101(日野町産業振興課)
アクセス:米子自動車道江府ICから9km
駐車場:なし
大山山麓・日野のおすすめランチスポット【そば道場たたらや】
日野町でランチを食べるなら、JR伯備線根雨(ねう)駅の周辺に、昔ながらの食堂や川辺のレストラン、ちゃんぽんが人気のお店などがあります。日野町の根雨地区は、江戸時代に参勤交代の人々が行き交い、出雲街道の宿場町として栄えた場所。今もなおレトロな町並みが残り、のちほど訪れる金持神社(かもちじんじゃ)からもすぐ近くの場所です。
そのなかでも今回は、ミシュランガイドでも紹介された名店「そば道場 たたらや」をご紹介しましょう。
三たて蕎麦が味わえる名店で、金持神社とのコラボメニューをぜひ!
出雲街道沿いに立つ「そば道場 たたらや」は、休日には遠方からのお客さんも訪れる人気店。造り酒屋を改築した建物は、なんとも風情溢れる佇まいです。
かのミシュランガイドにも認められた店主のこだわりは、厳選して仕入れた玄蕎麦を石臼で自家製粉し、挽きたて・打ちたて・茹でたての「三たて」で提供すること。清流・日野川が流れるこの土地は水にも恵まれ、硬度約20という超軟水を使うことで、角のないまろやかな味わいの蕎麦になるそうです。
鴨せいろや山かけ蕎麦など、約10種類のメニューのなかでもおすすめは、大山どり金箔そばです。こちらは金持神社とコラボした一品で、出汁に浮かぶ金箔や小判をイメージしたトッピングが、「参拝の前後に食べると、金運アップにご利益がありそう!」と話題に。天然の利尻昆布や数種類の鰹節をブレンドして旨味を引き出し、大山どりの上質な脂が溶け込んだ出汁も絶品です。すべて飲み干せば、特注品の器の底に金持神社の銘が現れるという心にくい仕掛けがあるので、ぜひ注目してくださいね。
店内では、明治10(1877)年に創業した奥大山の酒蔵「大岩酒造」の地酒も販売しています。オリジナルラベルのにごり原酒や、奥日野の銘酒・金持酒など、旅のおみやげにもおすすめですよ。
■そば道場たたらや(そばどうじょうたたらや)
住所:鳥取県日野郡日野町根雨679-1
電話:0859-72-2261
アクセス:米子自動車道江府ICから10km
時間: 11:00〜13:30
休日: 水曜
駐車場:無料(第一駐車場3台、第二駐車場6台)
全国から参拝者が訪れる、金運アップのパワースポット!【金持神社】
日野町の金持(かもち)地区にある「金持神社」は、金運招福・商売繁盛・願望成就にご利益があるといわれるパワースポットです。「金持」という縁起の良い地名は、全国を探してもここだけ!この土地はかつて、「黄金にも勝る」といわれた鉄の一大産地として知られ、3つの鉄山を有する村であったことが名前の由来とされています。
長い石段を上った先には、深い緑に包まれた小さな拝殿が現れます。社記によれば弘仁元年(810)年、出雲国の神主の次男が伊勢神宮へ参拝に向かう途中、お守りとして身につけていた玉石が急に重くなり、時を同じくして神夢があったことから、この土地に宮造りをしたといいます。
その後、後醍醐(ごだいご)天皇に仕えて活躍した金持景藤(かもちかげふじ)が戦の必勝祈願をしたり、平家滅亡後に再起を図った長谷部信連(はせべのぶつら)の開運伝説が語り継がれたりと、長い歴史のなかで金持の氏神として崇められてきました。
目指すは金運アップ!参拝のポイントを伝授
拝殿には、天之常立命(あめのとこたちのみこと)、八束水臣津努命(やつかみずおみずぬのみこと)、淤美豆奴命(おみずぬのみこと)の三神が祀られています。金運アップを願うならまず、心を込めて二礼・二拍手・一礼でお参りしましょう。
拝殿の中には、日野町出身の濱田珠鳳氏が描いた「龍神之図」が飾られています。こちらは「指画」とよばれる中国の伝統技法によって、筆を一切使わず、指や爪などで描かれた貴重な作品。「福が訪れるように」との願いが込められているので、ぜひご覧ください。
拝殿のすぐ隣にある授与所では、絵馬を授かることができるので、ぜひ願い事を書いて奉納しましょう。ちなみに駐車場の近くにある金持神社札所(売店)には、所願成就のお礼が書かれた当選絵馬がずらりと並び、そのなかには「宝くじで1等当選しました!」という夢のような報告も。全国から参拝者が押し寄せる、人気のスポットだということが窺えます。
授与所には、金運アップのお札やお守りもあります。福袋や小判をモチーフにしたストラップ型の「金運の小袋」や、肌身離さず持ち歩ける「財布用 金運御守」など、ぜひチェックしてくださいね。
■金持神社(かもちじんじゃ)
住所:鳥取県日野郡日野町金持74(社務所は鳥取県日野郡江府町江尾1974)
電話:0859-75-2591(御祈願の予約は090-4659-5035)
アクセス:米子自動車道江府ICから12km
料金:参拝無料
時間: 参拝自由
休日: 無休
駐車場:無料(50台)
「金持神社札所(売店)」で金運&開運グッズをGET!
金持神社から駐車場へ戻る途中には、「金持神社札所(売店)」があります。店内には、オリジナルの扇子や財布など、金運&開運グッズがずらり。そのなかでも人気なのは、草木染めの布に金持神社の刺繍をほどこした「黄色いハンカチ(1200円)」です。肌身離さず持ち歩くもよし、宝くじを包んで神棚などに飾るもよし。思い思いの使い方で、金運アップを祈りましょう!
■金持神社札所(売店)/かもちじんじゃふだしょ(ばいてん)
住所:鳥取県日野郡日野町金持1490
電話:0859-72-0481
アクセス:米子自動車道江府ICから12km
時間:10:00〜16:00
休日:無休
駐車場:無料(50台)
神社からひと足伸ばして「金持テラスひの」で運試し!
金持神社から車で約7分の場所にある「金持テラスひの」は、日野町の賑わいづくりを担う複合施設です。施設内には、金持神社の分祠と運試しができるスポットがあるので、ぜひ立ち寄ってみましょう。日野町の特産品や季節の野菜を販売するコーナーもあるので、おみやげ探しにもおすすめですよ。
■金持テラスひの(かもちてらすひの)
住所:鳥取県日野郡日野町根雨170-1
電話:0859-70-1730
アクセス:米子自動車道江府ICから9km
時間: 10:00〜16:00(特産品コーナーは9:00〜)
休日: 無休
駐車場:無料(70台)
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