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大山周辺で宿泊するなら?

大山周辺で宿泊するなら?

大山の国立公園エリア内には、さまざまなタイプの宿泊施設があります。アットホームな寛ぎのステイを求めるなら、大山山麓にある「大山ペンション村」や、桝水高原の近くにある「アイノピアペンション村」がおすすめ。両村合わせて26のペンションは、それぞれのオーナーがこだわった空間になっており、山小屋風や洋館風の建物など好みに合わせて選べます。

大山周辺にはほかにも、豪華なキャンプが楽しめるグランピング施設や、高原のリゾートホテルなどもあるので、旅の目的やシーンに合わせて宿泊しましょう。

■大山ペンション村・アイノピアペンション村(だいせんぺんしょんむら・あいのぴあぺんしょんむら)
住所:鳥取県伯耆町
電話:各ペンションへ問い合わせ
アクセス:米子自動車道溝口ICから約5km
時間・料金:施設ごとに異なる(要確認)
駐車場:無料(共同駐車場利用)

秋の大山山麓を巡るモデルコース<2日目>

2日目の朝はまず、海辺のパワースポットで爽やかにスタート。白バラブランドの乳製品をおみやげに購入し、お昼は牛骨ラーメンを食べてご当地グルメを満喫します。午後は倉吉の白壁土蔵群や廃線跡など、フォトジェニックな観光スポットを散策しましょう。

<モデルコース>
鳴り石の浜
↓車で10分
カウィーのみるく館
↓車で3分
すみれ飲食店
↓車で25分
白壁倶楽部
↓車で20分
旧国鉄倉吉線泰久寺駅跡

大山山麓のパワースポットで、願いを込めておまじない【鳴り石の浜】

大山山麓のパワースポットで、願いを込めておまじない【鳴り石の浜】

琴浦海岸の西に位置する花見海岸は、通称「鳴り石の浜」とよばれるパワースポットです。

名前の由来は、海岸に集積するゴロタ石という楕円形の石が、波の満ち引きに合わせてぶつかり合い、カラコロと鳴ることから。石の音が“よく鳴る”が転じて、さまざまな物事が“良くなる”とゲンをかつぎ、縁起の良いスポットとして知られるようになりました。

地元では、鳴り石の浜の石に願い事を書いて海に投げ込むと願いが叶うといわれています。皆さんもぜひ試してくださいね。

浜に落ちている石を拾って願い事を書きます

駐車場から浜に降りる道の途中に木箱(写真左手)があり、中にはペンが置かれています

■鳴り石の浜(なりいしのはま)
住所:鳥取県東伯郡琴浦町赤碕1929-11
電話:0858-55-7811(琴浦町観光協会)
アクセス:山陰自動車道琴浦船上山ICから1.5km
時間:周辺自由
駐車場:無料(40台)

大山ブランドの人気みやげ② 白バラの乳製品&グッズ【カウィーのみるく館】

大山ブランドの人気みやげ② 白バラの乳製品&グッズ【カウィーのみるく館】
大山乳業のマスコットキャラクター・カウィーがお出迎え

店内では白バラブランドの商品を多数販売

国道9号を東へ向かって訪れたのは、大山乳業の工場に併設された直売所「カウィーのみるく館」です。組合直営のアンテナショップには、新鮮な牛乳やヨーグルトなどの乳製品をはじめ、バターやチーズを使ったお菓子、かわいいオリジナルグッズまで、白バラブランドの商品がずらり!

白バラ牛乳185円、白バラコーヒーと白バラフルーツは各198円

白バラブランドを代表する定番商品といえば白バラ牛乳。鳥取の豊かな自然のなかで、愛情たっぷりに育てられた牛の生乳を100%使用した成分無調整牛乳は、昔から変わらぬ味わいのロングセラーです。

生乳をたっぷり70%使用した白バラコーヒーや、生乳にリンゴ・バナナ・桃の果汁をミックスした白バラフルーツと合わせて、鳥取県民のソウルドリンクともいわれるほど愛される商品です。

水曜は1000ml白バラコーヒーが30%OFF、金曜は1000ml白バラ牛乳が20%OFFのサービスデーになっており、お得に購入できるのも直売所ならでは。牛乳やヨーグルト、シュークリームやチーズケーキなどの冷蔵商品は、クール便で郵送できるので、まとめ買いにもおすすめですよ。

白バラ牛乳ラングドシャ918円、大山バタークッキー1050円

白バラ牛乳を使ったバタークッキーにホワイトチョコを挟んだラングドシャや、自家製の大山バターを贅沢に使った香ばしいクッキーなど、焼き菓子も人気です。中身が個包装になっていて常温で持ち運べるので、職場や学校など大人数に配るおみやげにもぴったり。

白バラマスキングテープ各330円、白バラステッカー550円など

大山乳業が企画販売するオリジナルグッズは、自分用のみやげに欲しくなる物ばかり。学習帳やボールペンなどのステーショナリーをはじめ、ステッカーやキーホルダー、Tシャツやバッグなど、どれもかわいいデザインにひと目惚れ!

ソフトクリーム400円

店頭では、濃厚な味わいの白バラ牛乳を使用したソフトクリームも販売されています。

そして毎月第4土曜には、ここでしか味わえない白バラコーヒーのソフトクリームも登場!現在は月に一度の限定販売ですが、あまりにも好評なため、2024年以降は定番化を目指しているそうです。

■カウィーのみるく館(かうぃーのみるくかん)
住所:鳥取県東伯郡琴浦町保37-1
電話:0858-52-2234
アクセス:山陰自動車道琴浦東ICから2km
時間:9:30〜17:00
休日:無休
駐車場:無料(25台)

大山山麓のご当地グルメ・牛骨ラーメンを味わおう【すみれ飲食店】

大山山麓のご当地グルメ・牛骨ラーメンを味わおう【すみれ飲食店】

牛骨ラーメンは、鳥取県中西部で1945(昭和20年)頃から親しまれてきたご当地ラーメンです。その特徴はなんといっても、牛骨からじっくり煮出したスープ。ラーメンの出汁には豚骨や鶏ガラ、煮干しなど色々ありますが、「ラーメンといえば牛骨」が地元の定番になっているのは、昔から牧畜業が盛んな大山界隈ならではといえるでしょう。

2日かけて仕込む牛骨スープが絶品!行列のできる老舗・すみれ飲食店

2日かけて仕込む牛骨スープが絶品!行列のできる老舗・すみれ飲食店
昭和レトロな看板が目印

鳥取県中西部に数あるお店のなかでも、昭和28(1953)年創業の老舗として長年愛されてきたのが「すみれ飲食店」です。地元の常連客はもちろん、遠方からわざわざ足を運ぶ旅行客も多く、週末には行列ができるほど。ミシュランガイドでも紹介された、牛骨ラーメンの専門店です。

カウンターのほか、4人掛けのテーブルも完備

カウンターの奥で腕を振るうのは、創業当時からの味を受け継ぐ3代目店主の山根さん。スープに使う牛骨は国産にこだわり、朝から晩まで火を入れてじっくりと旨みを抽出します。さらにひと晩寝かせることで、角がとれてまろやかに、深みのある味わいになるのだそう。

ラーメン(並)650円

地元産の醤油をベースに粗塩・砂糖・みりんで味を整えた牛骨スープは、まさに飲み干したくなる旨さ!澄みきった牛脂の膜が表面に浮かんでいるため最後まで熱々で、中太の縮れ麺とも相性抜群です。

牛骨ラーメンの具材は、定番のモヤシ・ネギ・メンマに加え、鳥取県産豚の肩肉を使った自家製チャーシューを乗せるのがすみれ流。プラス150円のチャーシュー麺には、鳥取県産豚のバラ肉を使ったチャーシューも加わり、2種類の味が楽しめます。

おでんはどれも1つ130円

カウンターの横で湯気をあげるおでんも、忘れてはならない名物です。牛すじ・玉子・大根・こんにゃくなど約8種類のおでんは、自分でお皿に取っていただく昔ながらのセルフ式。注文した牛骨ラーメンが運ばれてくる前に、ぜひこちらも味わってくださいね。

■すみれ飲食店(すみれいんしょくてん)
住所:鳥取県東伯郡琴浦町浦安189
電話:0858-52-2817
アクセス:山陰自動車道琴浦東ICから1km
時間:10:00〜15:00(LO14:45)
休日:水曜
駐車場:無料(公民館裏駐車場利用30台)

風情溢れる倉吉の白壁土蔵群を散策【白壁倶楽部】

風情溢れる倉吉の白壁土蔵群を散策【白壁倶楽部】
赤瓦と白壁が連なる倉吉の町並み

琴浦町の「すみれ飲食店」から、日本海沿いの国道9号を東へ、国道313号を南へ向かって、次の目的地である倉吉市の白壁土蔵群へ。赤い石州瓦と白い漆喰壁のコントラストが美しい町並みは、レトロな散策スポットとして人気を集めています。

白壁土蔵群の主な見どころは、玉川沿いを中心とする徒歩10分圏内にあります

白壁土蔵群内には、古い蔵や商家をリノベーションした赤瓦の館が点在しています。赤瓦の館は、一号館から十八号館まであり、それぞれにカフェショップ工房などを営んでいるので、町歩きをしながらぜひ立ち寄ってみましょう。

倉吉のおしゃれカフェ・白壁倶楽部でひと休み

倉吉のおしゃれカフェ・白壁倶楽部でひと休み
外壁は漆喰、腰壁は石張り。窓に鉄格子がはめられています

赤瓦の十三号館は、明治41(1908)年に建てられた旧国立第三銀行倉吉支店を改築し、現在は「白壁倶楽部」というカフェ&レストランとして営業しています。

自家製スイーツセット800円。この日はアプリコットのタルトにアイスとクッキーを添えて

散策途中のカフェタイムには、季節のタルトやガトーショコラなど、手づくりのスイーツがぴったり。秋には栗をクッキー生地で挟んで焼き上げたガトーバスクなど、季節限定のスイーツが登場することもあります。また、昼は地産地消にこだわった洋食ランチ、夜はコース仕立てのディナーを味わうことができます。

木製のテーブルや椅子もレトロなしつらえ

木造の擬洋風建築は、モダン&クラシックな佇まい。柱には明治時代にはめずらしく貴重だったカナダ産のベイマツなどが使われており、国登録有形文化財にも指定されています。

銀行のカウンターや応接室へと続く階段、吹き抜けの格子窓などは、そのほとんどが当時のまま。店内には、銀行時代の看板やモノクロ写真なども飾られているので、ぜひ注目してみてくださいね。

■白壁倶楽部(しらかべくらぶ)
住所:鳥取県倉吉市魚町2540
電話:0858-24-5753
アクセス:北条湯原道路倉吉ICから3km
時間:10:30〜21:00(ランチ11:30〜14:00、ディナー18:00〜21:00。火曜は14:45閉店) ※ディナーは前日までに要予約
休日:水曜、第3火曜
駐車場:無料(11台)

大山山麓のフォトジェニックな映えスポット【旧国鉄倉吉線廃線跡】

大山山麓のフォトジェニックな映えスポット【旧国鉄倉吉線廃線跡】
旧国鉄倉吉線廃線跡の竹林エリア

旅のしめくくりに目指すのは、鳥取屈指の映えスポットとして注目され、日本一美しい廃線跡とも称される「旧国鉄倉吉線廃線跡」です。

旧国鉄倉吉線は、かつて倉吉駅から山守駅まで約20kmを結ぶ路線でしたが、昭和60(1985)年に惜しまれながら廃止。しかし、それから半世紀近く経つ今もなお、レールやホームなどの遺構が残されており、とくに倉吉市の関金周辺では人工物と自然が融合した幻想的な風景を見ることができます。

(左上)せきがね廃線跡観光案内所 (右上)看板を目印に竹林エリアへ (下)のどかな田園風景に溶け込む線路跡

車で訪れる場合は、「せきがね廃線跡観光案内所」の駐車場を利用しましょう。観光案内所は週末のみの開館となっていますが、駐車場とトイレはいつでも利用できます。廃線跡の見どころである竹林エリアへは、ここから約1.2kmの道のり。周囲の風景を眺めながらウォーキングを楽しみましょう。

泰久寺駅跡から先の道は、深い緑に包まれています

観光案内所から竹林エリアへ向かう道中には、「泰久寺(たいきゅうじ)駅跡」があります。かつての名残を感じさせるのは、ホームの跡にぽつんと立つ駅銘板のみ。そしてこの先はいよいよ竹林エリアです。

青々と天に伸びる竹が幻想的

「泰久寺駅跡」から約200m歩けば、竹林エリアに到着!空に向かって真っ直ぐ伸びる竹林と線路跡が織りなす風景は、幻想的かつ美しく、思わず写真を撮りたくなるほどフォトジェニック。線路上に自生する竹もあり、長い時の流れを感じさせます。

鳥取屈指の映えスポットで、素敵な旅の思い出を撮影しましょう

■旧国鉄倉吉線廃線跡(きゅうこくてつくらよしせんはいせんあと)
住所:鳥取県倉吉市関金町泰久寺77-1(せきがね廃線跡観光案内所)
電話:080-7500-0245
アクセス:米子自動車道湯原ICから30km
時間:周辺自由(せきがね廃線跡観光案内所は、金・土・日曜、祝日の10:00〜16:30のみ営業※GWは無休、12〜2月は冬季休業)
駐車場:無料(せきがね廃線跡観光案内所利用25台)

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