トップ >  中国・四国 > 山陽・瀬戸内 > 広島・宮島 > 広島 > 

広島ならではのカフェめぐり+αの観光スポット情報も!広島タウン王道モデルコース

まっぷるトラベルガイド編集部

更新日: 2024年1月10日 [PR]

広島ならではのカフェめぐり+αの観光スポット情報も!広島タウン王道モデルコース

広島県の中心地であり、広島の玄関口でもある広島タウン。
世界遺産の原爆ドームといった見どころをはじめ、ロケーションやメニューが自慢の飲食店、広島みやげが集まるショップなどが充実する広島屈指の観光地です。

今回は数あるスポットの中から、広島ならではのカフェをハシゴするオシャレでおいしいモデルコースをご紹介。
広島生まれのベーカリーで優雅にモーニングを味わったり、平和記念公園を見渡すルーフトップバーでナイトカフェを楽しんだり、カフェの合間にはしっかりと観光したり♪
旅行&カフェめぐりが趣味のインスタグラマー・柴本愛沙さんが実際に旅した体験レポートとともにお届けします!

広島タウンってどんなところ?

広島タウンってどんなところ?
元安川と旧太田川(本川)に囲まれる平和記念公園。写真は、おりづるタワーから見た景色

大阪から新幹線で約1時間30分、東京からは新幹線で約4時間の場所にある広島タウン。世界遺産の原爆ドームをはじめ、多彩な飲食店やショップ、百貨店やホテルなどがコンパクトに集まり、中国・四国地方最大の都市として多くの人で活気づいています。

また、太田川の河口デルタ(三角州)に街が形成され、太田川(放水路)から分流する天満川、旧太田川(本川)、元安川、京橋川、猿猴川の河川が流れることから「水の都」とも呼ばれています。平和記念公園や縮景園など緑豊かなスポットも多く、市街中心地ながら憩いの雰囲気が漂うのも魅力のひとつです。

広島タウンのめぐり方

広島タウンのめぐり方
広島市民の足として親しまれる路面電車

広島タウンの移動は、「広電」の愛称で親しまれる路面電車が便利。JR広島駅を起点に8つの路線が市内中心部をカバーし、その路線網は日本一! 日中は8~10分おきに運行し、広島駅~原爆ドーム前までは路面電車で15分ほど。グルメや観光、ショッピングを楽しむなら、少なくとも1日はみておきましょう。

カフェ&観光スポットめぐりで特別な一日を広島で過ごすコースをご案内

カフェ&観光スポットめぐりで特別な一日を広島で過ごすコースをご案内

広島生まれのベーカリー「広島アンデルセン」でモーニングを楽しんだら、街なかの庭園「縮景園」をじっくり散策。郊外へ足を延ばして太田川を見渡す「川辺の四季」で体思いのランチを味わったら、平和のシンボル「平和記念公園」へ。水辺のカフェ「カフェ ポンテ」や複合商業施設「おりづるタワー」はいずれも平和記念公園のすぐそば。夜になると、おりづるタワーが「ROOF TOP BAR」として一部フロアを開放!朝から夜まで、広島らしさを味わい尽くす素敵な旅にでかけましょう!

広島生まれのベーカリー「広島アンデルセン」で焼きたてパンの朝食を

広島生まれのベーカリー「広島アンデルセン」で焼きたてパンの朝食を
本通商店街の一角に店を構える

まず訪ねたのは、広島県民が愛してやまない「広島アンデルセン」。ここは昭和42(1967)年に開店した広島生まれのベーカリーで、全国展開するアンデルセングループの旗艦店です。被爆に耐えた大正時代の建物を改修し、パンはもちろん、パンを楽しむためのワイン、デリカテッセン、スイーツ、フラワー、ワイン、レストランなどを揃え「パンのある暮らし」を提供しています。

広島生まれのベーカリー「広島アンデルセン」で焼きたてパンの朝食を

日本で初めてデニッシュペストリーを販売

広島生まれのベーカリー「広島アンデルセン」で焼きたてパンの朝食を

フラワーデザイナーが選ぶ季節の花々も並ぶ

こちらを訪ねたら、自家製パンを主役にした朝食をぜひ味わってください。2階レストランでは土・日曜、祝日限定で「エッグベネディクト」や「フレンチトースト」といったバリエーション豊かな6種類のメニューが登場し、朝から幸せな気分にしてくれる優美な一皿をいただけます。

落ち着いた雰囲気の2階レストラン

今回、柴本さんが選んだ「アンデルセンモーニングプレート」は、ソーセージや目玉焼き、サラダやヨーグルトのほか、色々な種類のパンがお好きなだけ楽しめるブレッドバーとドリンク(ホットコーヒーに限りお替り自由)がセットになったもの。ブレッドバーには、パンを楽しむさまざまなジャムやオリーブオイルも充実。北欧の名作家具がさりげなくレイアウトされた空間で、心地よい朝の時間を味わってくださいね。

アンデルセンモーニングプレート1550円

アンデルセンで人気の食事パンがお好きなだけ楽しめるブレッドバー

また、1階のサンドイッチスタンドでは毎日味わえる6種類の朝食がスタンバイ。「たっぷりモーニング」は、イギリスパン1枚+選べるパン1種類、選べるサイドメニュー4品、ドリンクが付いた、その名の通りボリュームたっぷりな朝食です。焼きたてのイギリスパンはパンの厚さ(4~6枚切り)もオーダーでき、トーストすることでカリッと香ばしいクラスト(焼き皮)が際立ちます。木々に囲まれた屋外のヒュッゲパークで味わうのもおすすめです。

たっぷりモーニング1265円

ベンチが設けられたヒュッゲパーク

広島アンデルセン
住所/広島市中区本通7-1
電話/082-247-2403
時間/1階…10:00~19:30(サンドイッチスタンドは7:30~17:00)朝食メニューは7:30~11:00、2階レストラン…ランチ・ティータイム11:00~17:00(16:30L.O.)ディナー18:00~21:00(20:30L.O.)(土・日曜、祝日は7:30~)
休み/不定休
駐車場/なし

一年を通じて絵になる風景が広がる「縮景園」を散策

一年を通じて絵になる風景が広がる「縮景園」を散策
街中にある憩いの庭園。隣接して広島県立美術館が建つ

モーニングを満喫したら、回遊式庭園「縮景園」をめぐりましょう。元和6(1620)年から広島藩主・浅野長晟(ながあきら)が別邸の庭として築いたもので、茶人でもある家老・上田宗箇 (そうこ)によって作庭されました。原爆投下でそのほとんどを焼失しましたが、約30年の歳月をかけて建物や木々を復元。市街中心部にありながら静かな庭園は、憩いの場として親しまれています。

園内には大小の島が浮かぶ池を中心に3つの茶室や橋などが配置され、これらをつなぐ園路によって回遊できるようになっています。春は梅や桜の名所として知られ、秋には萩が可憐な花をつけ、カエデやイチョウが紅葉する美しい景色が広がります。「どこを撮影しても絵になる風景ばかり♪」と柴崎さん。カメラ片手に訪れる人も多く、園内散策を楽しむ人で賑わっています。

一年を通じて絵になる風景が広がる「縮景園」を散策

季節の花々が園内を彩る

一年を通じて絵になる風景が広がる「縮景園」を散策

原爆の爆風にも耐えた跨虹橋(ここうきょう)は縮景園のシンボル

縮景園
住所/広島市中区上幟町2-11
電話/082-221-3620
時間/9:00~18:00(入園は~17:30)、9月中旬~3月中旬は9:00~17:00(入園は~16:30)
休み/12月29日~12月31日
駐車場/1時間400円(以降30分200円)

ロケーションもごちそうな「川辺の四季」で野菜が主役のランチをどうぞ

ロケーションもごちそうな「川辺の四季」で野菜が主役のランチをどうぞ
カワイイ看板が目印

ランチを味わいに訪ねたのは、郊外にあるレストランカフェ「川辺の四季」。太田川に面した川辺に建ち、一面ガラス張りの店内は全席リバービュー。カウンター席やテーブル席、ソファ席があり、川の景色を楽しみながらランチやスイーツが味わえます。

ロケーションもごちそうな「川辺の四季」で野菜が主役のランチをどうぞ

白を基調にした空間に、植物が彩りを添える

こちらでいただけるのは、広島近郊で採れた有機野菜を主役にした料理。「四季の農園御膳」は、旬野菜のおばんざい5種類、日替わりのメイン料理、有機サラダ、味噌汁、玄米ご飯が付いた看板メニューです。オーナーの楠木さんの「野菜を通じてワクワクしてほしい」という思いを体現したもので、ゴボウをスパイスで炊いたり、カラフルな野菜を添えたり、自由な発想と遊び心にあふれた料理にファンも多いです。

植物に包まれる空間はまるで温室のよう!

四季の農園御膳(ドリンク付き)1500円

「規格外の野菜や間引き野菜を料理に活用するのも楽しい」と話すオーナーの楠木さんは、60歳で店を開いたパワフルな人物

スパイスから作る「本日の気まぐれカレー」も人気です。「まるごと根菜カレー」や「有機豆乳カレー」などが日替わりで登場。自家製ジャムのほのかな甘みが隠し味に。野菜もたっぷり添えられた、体思いのヘルシーカレーもぜひチェックしてくださいね。

本日の気まぐれカレー(ドリンク付き)1500円

川辺の四季
住所/広島市西区新庄町4-20
電話/082-555-1180
時間/11:30~15:00(OS14:30)
休み/水曜(祝日の場合は翌日休)
駐車場/無料

世界中から平和を願う人々が集う「平和記念公園」をめぐる

世界中から平和を願う人々が集う「平和記念公園」をめぐる
広島平和記念資料館から見た平和記念公園。建築家・丹下健三が公園設計を手がけた

12.2haに及ぶ広い園内は、平和を願う慰霊碑・記念碑が多く集まっています。忘れてはいけない負の遺産として世界遺産に登録された「原爆ドーム」もそのひとつ。被爆前は県産品などを展示・販売する広島県物産陳列館(のちに広島県産業奨励館と名称変更)で、日本で初めてバウムクーヘンを販売するなど広島の名所として栄えていましたが、爆心地から160mの至近距離で被爆し全焼。爆風が上方からほぼ垂直に吹いたことで奇跡的に倒壊を免れたものの、建物内にいた職員は全員即死。

むき出しの鉄骨、崩れ落ちた外壁、折れ曲がったらせん階段など被爆当時の姿のままで建ち、その悲惨な姿からいつしか「原爆ドーム」と呼ばれるように。戦後70年以上経った今も、核兵器の脅威を世界へ訴えかけています。

世界中から平和を願う人々が集う「平和記念公園」をめぐる

外観のみ見学自由。夜にはライトアップされる

被爆者の遺品や被爆の惨状を示す貴重な資料を展示する「広島平和記念資料館」、世界中から折り鶴が手向けられる「原爆の子の像」、原爆死没者のための鎮魂の場所「原爆死没者慰霊碑(広島平和都市記念碑)」、平和を願い燃え続ける反核の象徴「平和の灯」など、園内周辺には約60基の平和を願う慰霊碑・記念碑が集まっています。見どころが多いので、見学には3時間みておくと安心です。

頂上に折り鶴を捧げるブロンズ像が立つ「原爆の子の像」

「原爆の子の像」では、年間1000万羽もの折り鶴が手向けられる

「原爆死没者慰霊碑(広島平和都市記念碑)」から原爆ドームまで一直線に見渡せる

平和記念公園
住所/広島市中区中島町1、大手町1-10
電話/082-247-6738(広島市観光案内所)
時間/見学自由
駐車場/なし
1 2

中国・四国の新着記事

記事の一覧を見る

記事をシェア

※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。