更新日: 2024年6月10日 [PR]
木曜ミステリー『遺留捜査』ファン必見! これまでのストーリーにまつわる雑学ネタに迫る!
木曜ミステリー『遺留捜査』。
上川隆也さん演じる刑事・糸村聡が遺留品にこめられた最後のメッセージに耳を傾け、被害者の“想い”と事件の真相に迫る物語です。
2022年7月14日(木)より第7シーズンが放送開始となりました。
風変わりな刑事が繰り広げる感動必至のストーリーから毎週目が離せません!
今回は第7シーズンの放送を記念して、まっぷるトラベルガイドがお届けする記事の第5弾となります。
刑事ドラマには欠かせない、科学捜査。
『遺留捜査』でも科学捜査により事件の謎が解明するシーンが多く登場します。
また、甲本雅裕さん演じる科学捜査研究室所属の村木繁と糸村の掛け合いのシーンは、ドラマに欠かせない一コマでもあります。
それでは気になる雑学ネタを紐解いてまいりましょう。
目次
木曜ミステリー『遺留捜査』最新第7シーズンが2022年7月14日(木)より放送中!
2011年から放送が始まった『遺留捜査』。これまでにスペシャルと合わせると第6シーズンの最終話までになんと66話も放送されています。そのほとんどの回に科学捜査は登場します。
『遺留捜査』における科学捜査といえば、科学捜査研究室所属の村木繁(甲本雅裕さん)。彼はいつも膨大な業務を抱えて、休みなく働いています。そこに突拍子もなく現れ、鑑定を依頼する糸村(上川隆也さん)。糸村は「遺留品には持ち主の心が宿っている」という信念のもと、どんな些細な証拠品でも手を抜くことなく調べ上げます。日々多忙を極め、一旦は依頼を断る村木ですが、そこに糸村は格言めいたものを村木に伝え、無理やり(?)鼓舞して鑑定をお願いします。その際に糸村が発する「…と誰かが言ってましたよ」シリーズを、毎回楽しみにしているドラマファンも多いかもしれません。
例えば、第5シーズンの第1話では、遺留品のハンカチに含まれていた水分の成分を調べるべく、現場の山に糸村が無理やり村木を連れて行こうとするシーンで、「Whyなぜ?ちょっとお待ち、お尋ね申す。ワタクシは科捜研の職員であって、刑事ではございませんよね?」と抵抗する村木。それに対し糸村は、「京都の科捜研は現場に出ることで有名です。それにゆかりさんの足跡をたどるためには村木さんの観察力が必要なんです」と強引に説得します。その後延々2時間、山中を歩く二人。とうとう村木は疲れ果てて座り込みます。そこに発破(追い打ち)をかける糸村。「『限界は決めることではなく、超えるものだ』って誰かが言ってましたよ」と、毎回おなじみの“誰かが言ってましたよ”で乗り切ります。
そんなドラマファンみんなが愛する村木繁も大きく絡んでくる、ドラマに登場する雑学ネタを3つご紹介します。
『遺留捜査』第7シーズンでもどんな雑学ネタが登場するか楽しみですね。
木曜ミステリー『遺留捜査』主演・上川隆也さんからのメッセージ
木曜ミステリー『遺留捜査』への思い、役柄に対する思いを教えてください
刑事ドラマとして事件の解決に向け、物語を進めていくのは当たり前の事ですが、そこからもう一歩先、被害者や御遺族の心情に寄り添い、遺留品に隠された想いを紐解いていくのが『遺留捜査』というドラマが持っている独自性だと思いますし、これまでの11年間、それを大事に造り続けてきました。このような他に類を見ない物語の主人公だからこその特徴を持たせようと試行錯誤を重ねた結果『糸村聡』という、これもまた余り例を見ない個性的な人物が生まれました。
若干勢いが衰えた様に見えても今はまだコロナ禍で、人と人の繋がりに隔たりや差し障りが生じてしまうような時です。だからこそ、『遺留捜査』のような『誰かの想いを繋げていく物語』を真剣に造り、視聴者の皆様に楽しんで頂けたらと思っています。
上川隆也さんに気になる科捜研のシーンについてお尋ねしました
「イトムラキ」は名コンビとして、ドラマファンにも欠かせない要素(毎回のお楽しみ)となっていますが、村木繁研究員とのやり取りで心に残っているシーンを教えてください。
科捜研での掛け合いは、台本通りに進行する事の方が珍しいので、毎回緊張感を伴います。特に甲本氏のエネルギーは凄まじく、常に全力で臨む彼の姿勢に支えられていると云っても過言ではありません。しかし僕らはお届けする側ですので、優劣をつける立場にありません。視聴者の皆様が一つでも印象に残して頂けたなら本望です。
上川隆也さんにこれまでの『遺留捜査』で心に残ったエピソードをお尋ねしました
これまでの放送回で「これはすごい!」と思ったトリックや、逆にアリバイを暴く捜査方法などで驚いたエピソードはありますか?
2018年にお届けしたスペシャル5における、人里離れた山村「つぐは村」を舞台に描いた思い切った展開は、その大胆さに驚いた覚えがあります。
木曜ミステリー『遺留捜査』第7シーズンのドラマの情報はこちらでチェックしよう!
動画配信プラットフォーム「 TELASA (テラサ)」 について
上川さんが教えてくれた、スペシャル5「糸村vs天狗vs天才ハッカー!? 謎の修験道者が殺害された。遺留品の鳥の羽から、糸村は天狗伝説が生きる山村に辿り着くが、そこでさらなる悲劇が!!難事件の衝撃の真相とは…!?」の回…どんな内容なのか、とても気になりますね!!
動画配信プラットフォーム「TELASA (テラサ)」では、『遺留捜査』過去全シーズン&スペシャルドラマを配信中です。是非、「TELASA (テラサ)」でも、お楽しみください。
木曜ミステリー『遺留捜査』にまつわる雑学ネタを3つご紹介します!
古今東西のミステリーや刑事ドラマに共通していえるのが、トリックなどに象徴される「雑学」が人々を魅了する点といえましょう。『遺留捜査』では、そこに糸村や村木のパーソナリティも加わって、多くのドラマファンが毎週の展開を心待ちにしています。
こちらの記事では、なかでもおすすめの3つの雑学をご紹介。知っていると生活に役に立つかもしれません。ぜひご覧ください。
『遺留捜査』×雑学 Part① いざという時役に立つ手旗信号
神戸港にてクルーズを楽しんでいた糸村が、船の爆破事件に遭遇。糸村が、捜査に駆け付け港に居た神崎莉緒(栗山千明さん)に手旗信号で何かを伝えます。莉緒がそれに気づき、スマートフォンで手旗信号の五十音を調べることに…。ドラマの舞台が京都に移った第4シーズンの第1話は、そんなダイナミックな展開のもと始まりました。
手旗信号とは、遠く離れた声の届かない相手にもメッセージを伝えるための信号です。現代においてどんなシーンで必要なのか、その役割に迫りましょう。
日本語の50音すべてを表すことができる手旗信号。最初は明治時代の海軍が考案した船の通信手段でした。その後、1936年に「日本船舶手旗信号法」が定められ、戦後は海上自衛隊や海上保安庁で用いられているようです。現在では通信手段の発達により手旗信号が実際に使用される機会は少なくなりましたが、停電した際に信号機の代わりに警察官が手信号で車両を誘導するように、いざという時に重要なメッセージを伝える手段として受け継がれていく価値のあるものだといえるでしょう。
手旗信号は白と赤の旗を使って行います。左右の手に持ち、「原画形象(げんかくけいしょう)」という、15の形を組み合わせて文字を表します。
実際に手旗でメッセージを伝えるための簡単な講座を海上自衛隊が公開しているので、これを機にマスターしたい方はチェックしてみてくださいね→ https://www.mod.go.jp/msdf/special/flag/
【参考文献】
公益社団法人 日本海洋少年団連盟(平成27年3月8日発行).『海の訓練ワークブック』.株式会社成山堂書店.
『遺留捜査』×雑学 Part② 稀少なレッドアイカブトムシがドラマに登場!
被害者宅で飼育されていたカブトムシに一匹だけ目が赤いカブトムシが混入していることに気が付く糸村。飼育を手伝っていた人物から「こんなカブトムシいなかったのに」と言われ、謎が深みを増します。
さっそく糸村は、そのカブトムシを村木のいる科捜研に持ち込みます。「最先端の技術を擁する科捜研にこのカブトムシのどこをどう調べるのか」と依頼を突っぱねる村木。「でも村木さんなら何かわかるかもしれないじゃないですか」と何かを期待する糸村。鑑定の結果、「レッドアイカブトムシ」の棲息地が判明します。
レッドアイカブトムシの手がかりを探して森を訪れる糸村。森の中では、さらなる事件の展開が待っていました。糸村は、再度、レッドアイカブトムシについて村木に鑑定を依頼します。村木は「何度調べたってこんなカブトムシ、一緒に決まってます!」と一旦は依頼を断ります。そこで、「既成概念に捉われるのは、他人の言葉で生きているのと同じだ」と例の“誰かが言ってました”シリーズで論破する糸村。渋々依頼を受けた村木が気づいた点から、糸村は事件に関わる重要人物へとたどり着きます。
この回の鍵となる「レッドアイカブトムシ」。図鑑で調べても存在していません。どうやら遺伝子の交雑によって赤い目(レッドアイ)になったカブトムシを指すようです。
さてここからが雑学タイムです。日本の北海道~九州の本土にはいったい何種類のカブトムシが居るでしょうか。答えはコカブトとカブトムシの2種類です。クワガタムシが数十種類あるのに対して、驚かれる方も多いのでは。ちなみに立派な角をもつおなじみのカブトムシの学名は「トリュポクシルス・ディコトムス」というそうです。世界にはヘラクレスオオカブトなど、1000を越す種類のカブトムシが生息しているといわれています。
ドラマにもあったカブトムシ採集。日本におけるカブトムシ発生のピークは7月上旬。雑木林の腐葉土や朽木の中を少しずつ掘ると、そこに居るのはレッドアイカブトムシかもしれません…。
【参考文献】
著者・小島渉(2019年7月8日発行).『不思議だらけ カブトムシ図鑑』.株式会社 彩図社
『遺留捜査』×雑学 Part③ 伝統工芸・近江上布を知る!
水泳の選手が何者かによって殺害され、殺害現場であるプールサイドに残っていた遺留品が気になる糸村…。早速科捜研に袋を持ち込みます。村木は、袋の糸の結び目についての博学っぷりを披露し、縁起のよい結び方なのでお守りなどによく使われていることを糸村に伝えます。そこで糸村は、村木を褒め称え、気分を良くしたところでさらなる遺留品の調査を「なるはやで」と伝えて部屋を後にします。村木への依頼の仕方がどんどん進化しています。
鑑定の結果、袋の布が「近江上布」であることが判明。滋賀県の琵琶湖東部地域では古くから麻の織物業が盛んで、近江商人によって近江上布は全国的に知れ渡ったが、戦後の大麻取締法で取り扱いが厳しく制限され、現在では貴重な布となったことを村木は伝えます。また検出された成分が事件の真相へとつながるヒントとなりました。
近江上布は最高級の麻織物とされています。麻糸は乾燥すると切れやすいため、湿度が高い土地が適しており、盆地で高温多湿な近江で発展しました。彦根藩の保護のもと、農家の副業として生産され続け、現在の製造地域は、東近江市、彦根市、愛荘町となっています。近江上布は苧麻(ちょま)の皮からとった糸を染色してから織る絣で、光沢があり、耐久性と耐水性にすぐれた繊維で上質な織物のため「上布」と呼ばれています。麻素材を地機(じばた)で織り上げる「生平(きびら)」と、型紙または櫛押どちらかの技法で糸を先染めする「絣」の2種類があり、夏用の着物地として人気があります。滋賀県の愛荘町にある「ゆめまちテラスえち」にて近江上布の機織り体験ができるので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。
【参考文献】
監修:財団法人 伝統的工芸品産業振興協会(2006年3月発行).『ポプラディア情報館 伝統工芸』.株式会社 ポプラ社
『遺留捜査』で雑学が身に着く!第7シーズンの科捜研のがんばりにもぜひご注目を!
過去のシーズンでは、セミの分布、ネガフィルムの現像、京都将棋、相続、琵琶湖尾高葦、パペットセラピーなど数々の雑学にまつわる内容がドラマを盛り立てました。感動あり、知的好奇心をくすぐる内容あり、ハラハラあり、笑いあり、いろんな要素が『遺留捜査』には詰まっています。
科捜研の村木の活躍にも期待が高まる第7シーズンですが、リアルタイムにドラマが見れなかった!という方は、民放公式ポータル「TVer」でも視聴できますので、ぜひご覧になってくださいね。
木曜ミステリー『遺留捜査』公式Twitterでは貴重な未公開シーンを公開中!
ドラマの中で視聴者が毎回楽しみにしている「糸村×村木」のシーン。過去に放送された彼らの名シーンが、木曜ミステリー『遺留捜査』公式Twitterにて一部公開されているのをご存知でしょうか?ファン必見の「未公開シーン」も!!これは見逃せません!!!
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