コールマンに聞く！【寝袋選び vol.01 寝室づくりの基本】4つのアイテムのレイヤードで寝室空間をつくる

キャンプで泊まる際の必需品ともいえるのが「寝袋（スリーピングバッグ）」で、敷き布団や掛け布団の役割を果たします。ただし、テントの中でぐっすり眠るには、それ以外にもいくつかのアイテムが必要です。

「家で寝るときも床の上に直接ではなく、まずカーペットやじゅうたんを敷き、その上にベッドやマットレスを敷いて、そこに布団などの寝具をのせますよね？　テント内に寝室をつくる際も同様に、寝袋の下にいくつかの層を重ねる必要があります。

テント内では家の床よりも地面からの冷気や湿気、凸凹を直に感じやすく、それが安眠を妨げる原因になります。そのため、寝袋の下にそうした要素をできるだけ和らげる緩衝材のようなものを重ね敷き（レイヤード）しておくと、快適に過ごすことができます」

画像：コールマン

それ以外にも、テント選びで注目したいポイントがあります。近年、温暖化による気候変動の影響で、キャンプを行う際の暑さ対策が注目されています。

「コールマンでも暑い環境下で快適なキャンプライフを過ごしてもらえるよう、素材の研究や開発を進め、テントにも遮光性や遮熱性、通気性を向上させた素材を使った商品を順次投入しています。テクノロジーの進化は著しいので、そうした素材の面にも注目して選んでもらえるとうれしいですね」

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「テント内の寝室づくりにあたって、快適さを向上し、安眠を確保するためには、4つのアイテムを重ねることが効果的です。それぞれ睡眠をサポートしてくれる重要なアイテムなので、きちんとそろえておくと安心です」

まず、メインはやはり直接身体を入れる寝袋（スリーピングバッグ、シュラフ）で、敷き布団や掛け布団として機能します。ぐっすりと眠るためには、キャンプ予定地の気温に合ったモデルを選ぶことが基本です。大きく分けると四角い「封筒型」と人型の「マミー型」があり、夏用や冬用、オールシーズン対応のモデルもあります。

次に、敷布団やベッドのマットレスのように、地面の凸凹や冷気の影響をできるだけ受けないようにするための必須アイテムがマットです。圧縮ウレタンフォームが内蔵された自動膨張式の「インフレーターマット」や、電動のポンプなどで空気を入れて設営する「エアマット」などがあります。

また、家におけるじゅうたんや畳のような存在がインナーシートで、地面からの冷気や湿気の侵入を防いでくれます。サイズはテントのインナーサイズに合わせます。

さらに、テントの真下に敷くグランドシートは、地面からの湿気や雨による水の侵入をカバーする役割を果たします。これを敷くことでテントが汚れにくくなり、後片付けがかなりラクになります。サイズはやはりテントのインナーサイズに合わせます。

テント内の寝室づくりにあたっては、寝袋だけでなく、テント内で快適に眠るために必要なレイヤードアイテムも忘れずにセットで考えるようにしましょう。

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