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旧型&新車のほうが使い勝手よし!【vol.02 新・旧ジムニー比較編】2児のパパがジムニーに10年乗ってわかったこと ジムニーは新型だけではなく旧型も魅力的 画像:半澤則吉

半澤則吉

更新日: 2024年8月29日

旧型&新車のほうが使い勝手よし!【vol.02 新・旧ジムニー比較編】2児のパパがジムニーに10年乗ってわかったこと

井上さんはスズキ ジムニー歴10年。いわゆる旧型(3代目)ジムニーの最終型を新車で購入し、ファミリカーとして活用中です。

そんな彼は2018年、いわゆる新型ジムニー(4代目)が登場した際には、旧型と比較しどちらが良いのか思い悩んだ経験もあるそう。

連載2回目の今回は、なぜ「旧型」に乗り続けるのか、そして「新車」で購入した理由をうかがいたいと思います。

スペック的な点で、旧型ジムニーには強みがある

僕がジムニーを購入したのは2015年のことでした。なので、当時は「新型ジムニー」はまだ存在しなかったわけですが、2018年に新型が出たときはもちろんチェックしましたね。パンフレットももらってきました。

それぞれに魅力はあるわけですが、3代目ジムニーのメリットを感じています。旧型はボディが1000kgに対し、新型は1040kg(いずれも4ATの場合)と重くなり、最大トルク数も旧型のほうが高いんです。これらのスペックの違いも乗り味につながっていると思います。

そういうこともあり、3代目は乗っていて楽しいと実感しています。軽自動車ながらパワフルで、走りの面で満足感を得られているんです。

2015年に購入した「3代目」ジムニー 画像:半澤則吉

ラゲッジスペースも微妙に変化。3代目のほうが実は広々

さらに、新型ジムニーの後部座席は足元が広い反面、ラゲッジスペースが狭くなってしまったんですよ。つまり旧型の方が後部座席のリクライニングできる余裕もあるということ。おかげで長時間の移動でも快適です。

子供がいて、ラゲッジスペースにベビーカーなど大きなものを積むこともあったので、ラゲッジスペースの広さはファミリーカーとして使う僕にとってなかなか大事なポイントでした。

もちろん、新型には新型の良さがあります。新型ジムニーは昔のジムニーを思わせる角ばったデザインでレトロな雰囲気があり、見た目もステキですよね。燃費も良くなったし、クルーズコントロールなど最新の技術が搭載されているため、安全性や快適性が向上したのは間違いありません。

でも「楽しさ」や「個性」という点では、旧型の方が自分の使い方に合っていると感じています。特に今言ったエンジンのパワーやラゲッジスペースの部分はわかりやすい違いかと思います。

また、僕が購入したのは3代目ジムニーの最終型である10型でした。1から10までの型があり、完成度が高いと言われています。このことは後から知ったんですが、それも新型に買い換えず、今のままで満足できている理由のひとつです。

新型のパンフレットをもらいスペックを比較 画像:半澤則吉

「新車」にこだわり、自分流にゼロから使い込む!

また、「新車」で購入したこともよかったように感じています。2015年当時に「2014年式」を購入、乗り出し(※)でたしか200万円ちょっとくらいだったと思います。なかなか高い買い物ではあったのですが、あくまで「自己資金」での買い物ということでゴリ押ししました!

基本的に中古車には興味がなかったんですよね。これは正直、性格なので説明するのはちょっと難しい(笑)。僕は音楽をやっているのですが、楽器に対しても同じ考え方でした。例えば中古のギターには前の持ち主のクセや使用感が残ってしまったりするんですよね。そういう理由から今まで新品にこだわってきましたね。自分だけのものとしてしっかり「使い込みたい」という気持ちが強かったんです。

ジムニーは人気の車種だから中古車でも状態の良いものがたくさんあると思います。でも、オフロードやアウトドアユースが多い車なので、中古車はどうしても汚れや傷が気になりますよね。

新車であれば汚れなどの心配は絶対にないですからね。自分だけの車として一から使い始めることができるというところに価格以上の魅力を感じました。

発売当初は納車待ち1年以上も当たり前と話題になり、現在も超がつく人気の新型(4代目)ジムニーですが、実は旧型(3代目)のほうにもメリットがあるんですね。井上さんの話からは新車の魅力も伝わってきました。次回は、ファミリーユースという視点でジムニーの魅力を聞きたいと思います!

※車体価格以外も含んだ価格のこと

新車だからこその使い勝手も感じる 画像:半澤則吉

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※掲載の情報は取材時点のものです。お出かけの際は事前に最新の情報をご確認ください。

【筆者】半澤則吉

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1983年生まれ、福島県出身。編集・ライター。印刷会社勤務を経て2013年に独立。雑誌、書籍、ウェブ媒体で執筆。ウェブサイト「さんたつ」に「ライブハウスは家である」を連載する音楽好きとして、各地の野外音楽フェスをわたり歩く。2023年、四半世紀ぶりに雪山復帰、冬はスキーを楽しむ。著書に『東京ビートルズ地図』(交通新聞社、共著)、『町中華名店列伝』(自由国民社、共著)などがある。

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